High twist

とある海外ブランドの工場がとてつもなく美しい。

建物は近未来的で屋内は明るくとても清潔で美しく、工具からその工具を置く台までまるでアートのよう。

サステナビリティは最高水準でありこれこそ真のブランドではないでしょうか。

美しい環境からは美しいものが生まれ、快適な環境からは素晴らしいアイデアが生まれやすいといいます。

GoogleやAmazon、Microsoftなど世界トップ企業では働くための空間が徹底的に洗練されていることで有名ですがイノベーションを生み出す企業は美に対する意識に妥協しません。

着る服も自由ですがカジュアルでもきれいめでおしゃれな格好をしている人が多い。

内面は外見に出るもの。

つまり外見が内面に影響を与えるということでもあるのですね。

 

 

 

 

 

 

High twistで織られた春夏用スラックスをオーダーいただきました。

グレー、ライトグレー、ブラウンと色違いでまとめて3本。

2PLYの強撚糸でナチュラルストレッチというまさに夏のスラックスに最適な生地になります。

夏の暑さ対策の中で蒸れを逃がすことが重要ですが通気性が高く汗が蒸発しやすいです。

目付け290gの強撚糸で織られ耐久性も抜群。

織りによる自然なストレッチで履き心地もよく値段もお手頃なので、クールビズ用のスラックスに私も毎年おすすめしています。

もちろんスーツで仕立てても快適に着ることができますよ。

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夏はジャケットを脱いでパンツとシャツだけの着こなしが多くなります。

シンプルな分ごまかすのが難しい。

パンツは着こなしの土台といわれるほど大切なアイテムですが適当に選ばれる方も多く見受けられます。

シャツも同じで体のラインをどう美しく出せるかが大事。

大体春から夏の着こなしが上手な方はセンスが高い方が多いですね。

ある意味とても楽しい季節です。

 

 

 

 

 

 

ワイドパンツ

最近2万本?の毛がついた極細毛歯ブラシを買ったのですがこれは効果があるのでしょうか?

確かに表面はピカピカになりそうですが隙間や大きな歯以外は毛先が当たっていないような。

結局電動歯ブラシで磨いて通常歯ブラシで磨いて極細毛歯ブラシで磨き、と1回で3本使って磨いていますが効果があるような無いような。

表面は今まででもきれいに磨けているのでやはり歯茎や歯の隙間をきれいにすることが重要。

多分次は買わないかなぁ。

でも歯ブラシで実は色々な形があって意外と面白いんですよ。

 

 

 

 

 

 

グルカパンツのお受け取りに来られたので写真を撮らせていただきました。

交換をお願いされていたメタル釦もいい感じです。

ゆとりがある分とても楽に履けてストレスになりません。

股上が深くホールド感があり帯幅も太いのでカジュアルなのにどこかクラシック感があるのできれいなシルエットで履くことができます。

ディティールもかっこいいですね。

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最近はワイドパンツが人気でビッグシルエットの着こなしもよく見かけます。

ミリタリー人気も高くヴィンテージアイテムを好まれる方も多いです。

ただそのまま着るとダボダボでバランスも何もなくオーバーサイズを着ているだけに見られるかもしれません。

いくらワイドが好きだからといってあり過ぎるゆとりはだらしなく見えますし動きやすさが増すわけでもありません。

裾を地面に擦るくらいの長さで履かれている人もいますが、やはり丈は短めにした方がワイドシルエットとのバランスがいいです。

ゆとりがあるのにスッキリと見える。

この場合靴や靴下など小物のチョイスが効いてきますね。

イタリアでもワイドパンツは人気ですが、丈は短くテーパード気味でとてもスマートな着こなし。

シャツだけでも様になりますしジャケットとの相性も悪くありません。

ワイドパンツは肌との接地面が少なく通気性もある為、これからの季節もとても人気なのでバランスを考えて合わせてみてください。

 

 

 

 

 

トラウザーズのディティールも大切に

久々に梅田のセレクトショップをまわってみました。

最近はほとんど行かなくなりましたが勉強にもなるので10店舗以上をチェック。

数年前はどこに行っても同じブランドしか置いていなくてまったく面白くなかったのですが、ショップのカラーを打ち出しているところが増えてきたような。

円安で仕方ありませんが恐ろしく価格が上がっていますね。

西梅田の高級セレクトショップではニットで普通に30万とかも。

素材や縫製をチェックしましたがちょっと高いような。

でも裕福層がターゲットのブランドと考えると妥当か。

コートで50万超えはイタリアのブランドとはいえさすがにBespokeの方がよい仕上がりだなぁとは思いましたがこの手のブランドは現地よりもアジアで人気なので売れてるそうです。

ちなみに日本が誇る世界的ファストファッションの店舗を通ったら中々いいセーターが安く販売されていて足を止めました。

カラーも絶妙で良し悪しが分かりやすい首廻りなどもうまくできてて5000円以下。

やるなぁと思いタグを見ると7割以上が化繊でした。

このブランドは安いけど天然素材をウリにしてたのでは?と勝手に思ってたのですがさすがに今のご時世では無理か。

あまりに安いと必ず下請けにシワ寄せがいくので仕方ありません。

 

 

 

 

 

先日お納めしたカントリーツイードスーツですがジャケットだけでなくもちろんパンツもこだわっています。

曲線によるS字ラインに力を入れていますがディティールだって重要な部分。

シルエットや履き心地が大切ですがかっこよくなければ意味がありません。

パンツは土台になるので気を抜けない。

人気のベルトレスはスッキリもクラシックな趣に。

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サイド尾錠はピストル型にしました。

日本を代表するパンタロナイオもよく使用するデザインですね。

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ちなみに腰帯がない帯無しというデザインがあります。

昔はベルトではなくサスペンダーで吊っていたのでその時代のクラシックなスタイルで帯がない分耐久性は劣りますが柔らかくさらにスッキリとした印象です。

また半帯といって前半分だけ帯が付き後ろ半分は帯がないデザインもあります。

昔イタリアで流行ったことがあるのですがその場合はサイドの尾錠が帯の分かれ目に付いていてそこで調整します※まぁ実際は飾りですが

中々エレガントです。

premium lineでお仕立てできますのでご興味ある方はぜひ。

 

 

 

S字クセ取りの極上トラウザーズ

お客様のPremium line(ハンドメイド)のトラウザーズが仕上がりました。

VBCのフランネル。

業界の人間であれば必ずは持っているであろう間違いのない品質です。

 

Bespokeと変わりない技術を詰めこみ、こだわりまくったトラウザーズ。

本当にスーツが好きな方ならお分かりでしょうがパンツこそアイロンワークが存分に活きてきます。

履き心地を向上させストレスを半減させる大切な技術。

S字に生地を曲げ立体的に仕上げているため平面に置いてもきれいになりませんがそれこそアイロンワークの極意。

お尻の上部分はしっかりとホールドさせ、太ももの前側大腿部は前方にカーブするようにクセ取りしています。

そして膝から下はふくらはぎに向かい後方へクセ取り。

人が歩く時に膝から前に出る動きを考えてS字にクセ取りを行っているのでこの動きやすさを実現でき足長効果も期待できます。

腰裏1周などもハンドメイドで仕上げ、履き心地を格段にアップ。

細かなところも一切妥協していません。

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一流といわれるサルトはトラウザーズの仕上がりも一級品。

基本は分担制なのでイタリアでもパンツのほとんどは外注ですが、名を轟かしているトップクラスのパンタロナイオに依頼しています。

私が敬愛するイタリアのサルトもジャケットこそ目を惹くシルエットなのですが、実はパンツの履き心地が驚くほど極上です。

当たり前ではありますが一流のスーツとはジャケットもトラウザーズもどちらも合わせて最高レベルの技術が詰め込まれてこそ。

奥が深いです。

 

 

 

こだわりのトラウザーズ

今日は送り火でお盆休みも最終日ですね。

台風で交通機関もマヒしていましたが皆様はトラブルもなくゆっくりできましたでしょうか。

昨日の台風はかなり雨風が強かったので、庭の木も折れそうなほどゆれ、仕事で使用している古民家はトタンも壊れそうでヒヤヒヤしました。

雨戸も半分閉めてずっと本を読んでいましたがこういう時間もゆっくりできていいですね。

ちなみに今読んでいる本は「コンテナ物語」というコンテナの発明(流通)が世界を変えたという内容(笑)

面白いので興味のある方はぜひ。

 

 

 

 

 

 

時期的なものをありますがこだわりのパンツが大人気です。

夏は軽装になるのでパンツの存在感が大きいですね。

ファッショニスタもイタリアの伊達男もイギリスの紳士もSNSやスナップでもオーダーやブランドのパンツをビシッと着こなしています。

身体のラインが出やすい夏はシルエットのバランスが何より大事ですからアイテム選びを含めセンスの見せ所といった感じでしょうか。

人気のデザインは適度にゆとりを入れ、ベルトレスで帯幅は広め、持ち出しの長いタイプ。

このパターンが多いです。

 

写真は以前Bespokeでオーダーいただいたお客様のパンツ。

デザインもすべてお客様のご指示です。

センスがありますね。

セットアップでのご注文でしたがパンツとシャツだけでも存在感が全然違います。

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パンツは着こなしの土台。

昔はパンタロナイオ(パンツ職人)の地位は低く職人の中でも下に見られる存在でしたが、現在では脚光を浴びパンツ1本15万以上する職人のモノも。

こだわりのパンツを履けばまた一段上のステージへと進めますよ。

 

 

 

 

Warm Biz

革の鞄が好きなのですが最近はめっきりと重い鞄が苦手になってきました。

持って歩いているとそれだけでしんどい。

歳をとったなぁなんて思っているとお客様からファッショニスタでもあり有名セレクトショップのクリエイティブディレクターが同じことを言っていたという話を聞き少し安心しました(笑)

疲れたら意味がないんです。

しかし、デザイン、素材、使い勝手、軽さとこだわりを捨てられないので中々気に入ったカバンが見つからない。

妥協は無しです。

お客様が軽くてかっこいいトートをお持ちだったので私も買おうか迷っています。

 

 

 

 

 

まだまだ寒いです。

いつも選ぶのはツイードスーツやフランネルスーツなどの厚手の生地のものが中心。

やはり暖かさは全然違いますのでついつい手が伸びてしまいます。

表情もかっこいいですね。

お客様のローデンコートとフランネルスラックスが仕上がりました。

こちらもまさにウォームビズ。

明日からガンガンご着用できますよ。

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ライヒットフリードのローデンクロスとVBCのフランネル。

間違いありませんね。

ローデンクロスは油分の多いしっかりと目の詰まった生地で風を通さず毛並みも美しい。

フランネルは肉厚で空気の層を含みかつ柔らかく肌触りがいい。

本当に上質でいい生地です。

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紳士であればやはり四季に合わせたスーツを着るべき。

残暑が残る秋にはローデンクロスやフランネルなどの生地で仕立てて冬に備えたいところ。

今からは春夏用の生地の出番です。

 

 

 

シンプル×定番×上質=最強

よく行く綾部牧場には薪ストーブがあります。

薪ストーブっていいですよね。

ストーブの前で揺らめく火を見ながらチェアーに座ってのんびりコーヒー片手に読書。

憧れます。

薪とかを用意する手間がかかりますがそれを含めて楽しみの一つだと思います。

エアコンもなくては困りますがアナログの中に本当の癒しがあるのかも。

当店のお客様で外資系の高級インテリアの会社にお勤めのお客様も薪ストーブを取り扱っておられます。

今かなりの人気だそう。

本当によいものは何十年何百年経っても求められるものなんですね。

 

 

 

 

 

毎日朝が寒い。

まぁどれだけ寒かろうと冬も大好きなんですが。

ということで全身起毛コーデで暖かくして出勤。

ちなみに明後日の方を見ているのは色々撮った写真で一番マシなのがこのふいに撮った写真だからなだけ。

私も私の周りも撮影が下手なのでうまくなりたい(涙)

 

チェスターコートはLeichtfriedのローデンクロス。

トラウザーズはBrisbane mossのモールスキン。

どちらもやはり本当にいい生地です。

気に入ったアイテムは毎年出番が多いヘビーローテ要員。

シンプル×定番×上質=最強でとりあえず用意しておけば間違いないといった感じです。

クセのあるものを購入したものの中々出番がないなんてことをお聞きすることが多いですが、シンプルなアイテムがあるからこそそのようなアイテムが活きてきます。

ネイビーのチェスターやベージュのパンツなどまさに王道。

だからこそサイズを合わせ上質な生地で仕立てると驚くほど活躍してくれます。

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モールスキンのパンツは本当におすすめ。

今の時期にバイクにインナースパッツなしで乗ってますが目が詰まり風を通さないので寒くありません。

起毛した生地は肌触りが気持ちよく冬はコーデュロイと二分しますね。

かなり丈夫なのでガンガン普段使いできます。

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本当に価値のあるものを買う。

それもサステナブルのひとつです。

 

 

 

MTM COAT :  Leichtfried

MTM TROUSERS :  Brisbane moss

SCARF  :  COLOMBO

GLOVES  :   SOUTHCOMBE

SOCKS  :  HALISON

 

ブラックパンツでモノトーンコーデ

大晦日に街歩きをしました。

今回のスタートは難波八阪神社。

電車で向かいそこから梅田に向かってただ歩くだけ。

知らないお店を見つけたり運動不足解消の為に歩くんです。

思ったよりあっという間についてしまって天王寺くらいからスタートすればよかったかな。

また春に歩こうと思います。

 

 

ウォーキング時の着こなしはモノトーンコーデでモダンに決めました。

黒を使った着こなしはイタリアでもかなり流行っていますね。

普段はロングコートが多いですが動きが多いときは丈が短いPコートが鉄板。

あらゆるコートをBespokeでお仕立てできますよ。

足元はガンガン歩くので白のレザースニーカー。

そして今回おススメしたいモールスキンのブラックパンツです。

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生地はモールスキンの代表格・名門Brisbane moss。

COTTON 100%。

モールスキンとは“モグラの肌”という意味ですが毛足の短いスエードのような、あるいはまだ毛が開いていない上質なカシミヤのような肌触りでとても滑らかで気持ちいいです。

目が詰まり肉厚で暖かく真冬でもインナーはいりません。

元々はワークパンツに使用されていたほどでかなりの耐久性があり、カジュアルながらもその表情から高級感も感じられます。

一度手にすれば冬に欠かせない存在となります。

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表情のある生地は黒でも使いやすいです。

また黒は収縮色なので体を細く見せる効果があり足長効果が期待できます。

ただ上下ともすべて真っ黒にすると重苦しいうえにメリハリがなく逆に体のラインを浮かび上がらせ着痩せして見えないので注意が必要。

若干トーンを変えるのがおすすめです。

黒を使ってシックで洗練された大人の着こなしを楽しみましょう。

他にもベージュやカーキ、ネイビーの生地がありどれも使い勝手抜群ですよ。

 

 

 

 

Brisbane moss  モールスキンパンツ

COTTON 100%

MTM PANTS : 38500

Bespoke PANTS : 77000

 

 

 

cargo × flannel

先日ずっと行きたかった大阪企業家ミュージアムに行ってきました。

明治以降に大阪で活躍した起業家たちの資料や展示があります。

今では日本を代表する大企業ばかり。

創業者の熱い思いと情熱が日本の発展にどれだけ貢献してきたかが分かりました。

そして大阪が日本の発展にとっていかに大事の場所であったか。

大阪無くして日本の近代化はなかったといっても過言ではないでしょう。

とても心に響いた言葉があります。

「場が人を育て、人が場を作る」

いかに場所が大事であるか。

成長したいのであれば今の環境を変えてみることも大事です。

会社を辞めるという話ではなく、普段の過ごし方や行くお店、趣味などでも違う環境に身を置くことで新しい発見があるかもしれません。

 

 

 

 

 

お客様のパンツが仕上がりました。

VBCのフランネル・・・をカーゴパンツ仕様にしました。

ドレスとカジュアルの融合です。

カーゴポケットは使用できますが飾りという立ち位置ですね。

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大きなポケットはアクセントとしてインパクト十分。

ウールで仕立てるとミリタリーやワークスタイルに使われるようなカジュアルさはダウンしてきれいに履くことができますね。

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仕上がり後お客様からかなり使いやすく気に入っているとお喜びの声をいただきました。

セーターやシャツなどシンプルなトップスと合わせたときにカーゴポケットがアクセントになりいい感じだそうです。

ドレスダウンしすぎずちょうどいい塩梅。

もちろん綿素材でカーゴパンツも王道です。

既製ではダボっとしたサイズ感が多いのですっきりとしたサイズ感でオーダーすれば威圧感もなく合わせやすいですよ。

 

 

 

グレスラ

木曜日に心斎橋で仕事だったのですが駅を出るとものすごい人混み。

夕方に仕事を終えビルを出るとまさにちょうどダウンタウンが車に乗ってパレードしているところでした。

時間がなかったので即駅に向かいましたがやはり凄いオーラでした。

知らなかったのですがオリックスバファローズの優勝パレードだったんですね。

日本シリーズでは大逆転での優勝。

素晴らしかったですね。

これで大阪の景気の勢いも乗っていくはずです。

 

 

 

 

ジャケパンでのスラックスや単品スラックスの圧倒的人気はグレーです。

王道のグレスラ。

ですが意外に紺ジャケとの組み合わせばかりというお話を聞くことも多いです。

実際はグレスラは黒や茶、白やデニムまでテクニックがあれば汎用性が高くかなり合わせやすいアイテムです。

お客様のご来店時の着こなしを撮らせていただきましたがブラウンを基調としたコーデにグレスラをきれいに取り入れられています。

おじさんぽくならず上品な大人スタイルに。

オンオフ問わず大活躍しています。

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私もグレスラにセーター、上はコートだけという着こなしもよくします。

ビジネスでスーツを着ない人でもひとつ持っておけばかなり役立ちますよ。

 

他にも今からの季節におすすめのパンツとして個人的にカバート、モールスキン、コーデュロイを激推ししています。

毎年違うカラーを増やしている際中(笑)

パンツは着こなしの土台です。