外見と自己意識の科学

よく行くジムやカフェなどで先輩が新人を教えている姿をよく見かけます。

初めてのバイトなのかぎこちなさもあって微笑ましくフレッシュさを感じます。

昔はこんな時もあったのですね。

4月になり新生活もスタート・・・ですが私は何も変わっておりません。

毎日のように時の流れるのは早いなぁ。などと年寄りじみたことを言っているだけです。

ただ仕事は常に新しいことにチャレンジ。

今年もシャツやスーツの改良で試作を作っています。

どこにもないような高品質な製品をお求めやすくをモットーにしていますので。

失敗も多いですが少しずつ成果が出ていますよ。

 

 

 

 

 

昨日みていた科学の番組で「顔に関する科学」がやっていたのですが身だしなみや服装と関わる部分がありとても面白い内容でした。

最新の脳科学の研究から、仮想空間の中で自分に自信がない人が魅力的な見た目のアバターを作成すると異性に対し自己開示的になったり積極的になったりすることが分かっています。

研究者の方曰く「外見が変わると自己意識が変わり行動が変わる」ということです。

それを活かせば人見知りも治りやすいらしいですよ。

昔から言われ続けている「服で人生(意識)が変わる」と同じです。

身だしなみを整え服を着こなすことで自分に自信が出てきます。

自信がつくことによって新しいことにチャレンジしたり、失敗してもへこたれず挑むことができます。

野球でも打者が「三振するかも」と思うか「絶対に打てる」と思うかで後者の方が打率がいいという研究結果からも、自信がある人の方がうまくいきやすいのは当然のことです。

 

また外見のイメージは深層心理に植え付けられ内面はそれに引き寄せられるので身だしなみを見ればどのような人か分かります。

ドレススタイルでもプロから見ればどこに力を入れていてどこの手を抜いているか一目瞭然。

「スーツは高級だけどシャツは安物だな」とか「靴のケアをしていないな」などすぐに分かります。

逆にいつお会いしても細部まで気を使われているお客様は、こちらも本音でお話しできますし本当の掘り出し物をご案内できることもあります。

上質な生地がお得に入荷しても長く大切に着て下さる方にご紹介したいですからね。

 

 

世界22か国で行った仕事の意識などの調査で(2020年調べ)、日本は7項目中5つの項目で最下位で合計でもダントツの最下位でした。

欧米人に比べ自己肯定感もとても低い。

実力は世界有数なことも分かっているのですが、自己肯定感が低いので生きにくい世の中と感じてしまうのです。

もっと身だしなみやファションを楽しめれば自信が付き、もっといい国になるんじゃないかと思うのですが。