スプリングコート

先月数年ぶりに伊勢神宮を参拝しました。

足を運ぶたびに厳かな心持ちになります。

今回前から伺ってみたかった伊勢神宮の資料館である神宮徴古館とせんぐう館に行くことができたのですが本当によかったです。

伊勢神宮の歴史や文化、建物など詳しく知ることができるのですが、意味を知ることによってより一層敬虔な気持ちで参拝することができます。

同じ物事でも知識を得ることによって見える角度が変わります。

価値についてもそうですね。

考え方や行動だって変わります。

面白い施設なので伊勢神宮や式年遷宮を詳しく知りたい方はぜひ寄ってみてください。

 

 

 

 

 

もう3月、暦の上では春ですね。

まだまだ寒いのでがっつり冬コートが多いですが薄手のコートも出番が増えそうです。

春コートで人気はやはりトレンチコート。

軍由来のミリタリーテイストを含みながら端正でスタイリッシュなイメージが強く、エレガントにもクラシカルにも着ることができます。

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トレンチコートをオーダーする最大のメリットはやはり生地ではないでしょうか。

一般的に人気のギャバジンではなく上質なウールを使用すれば圧倒的に上質な雰囲気を醸し出すことができます。

HARRISONSのOVER COATINGやLODEN CLOTHなどで仕立てたら最高級のトレンチになります。

女性だとビビットなカラーでも華やかですね。

デニムでスポーティーに仕立てられた方もいらっしゃいますよ。

スプリングコートだとラグランも人気です。

定番でありながらどこにも見かけない貴方だけの上質なコートをぜひお仕立てください。

 

 

 

 

 

【SPRING COAT】

price : 165000~

 

 

 

HARRIS TWEED COAT

梅田に新たにできたダイソーグループの高級店?Standard Productsに寄ってみたのですが、初めて見るシューケア用のクリームが売っていました。

よく売られている100均の安っぽい感じではなく高級感のあるパッケージ。

価格は330円と激安。

予備のデリケートクリームを買っておこうと思ったのですが品質はどうなんでしょうか?

塗って革を傷めるなんてことはまずないでしょうが安すぎて不安になって棚に戻しました。

でも減りが早いデリケートクリームをこの価格で買えるなら助かるのですが。

誰か知っている人がいたら教えてください。

 

 

 

 

 

この間、暖かかったと思ったら寒い日に逆戻り。

まだまだ冬が続きそうです。

昨日は気温も上がらなかったうえに雨が降りそして風が強かった。

そんな日はHARRIS TWEEDのコートです。

かなり風が強かったのでまともな写真が撮れませんでしたが、ハリスツイードはまさにそんな天候にもピッタリ。

元々漁師達の防寒着だったうえ子や孫の世代まで着続けられたといわれるほどタフな作り。

羊毛には油分が含まれているので多少濡れたところで軽くはたけば気になりません。

分厚い生地は防風能力も高く蒸れにくく秀逸。

その頑丈さからハードにガンガン着用できます。

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ツイードの中でも特に無骨でゴワゴワしてボテッとした表情、それがたまらなく魅力です。

歴史が持つカントリーさを感じ、柔らかく優しい雰囲気を感じます。

大人の男の為のツイードです。

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世界四大ツイードのひとつ、HARRIS TWEED。

英国王室も認めた本物のツイードです。

サステナブルの面からも注目を集めている伝統ある生地ですよ。

 

 

 

 

green coat

今月の25日26日は東京出張です。

ミニトランクショー(笑)

久々に?お客様とお会いできるのがとにかく楽しみです。

2月はやることが多いので一切観光ができないのが残念ですがそのうち東京のお店を周ってみたいと思っています。

東京観光はできませんが先週京都を少し観光しました。

仕事のついでに行ってみたかった場所に寄り道。

この写真でお分かりになるでしょうか。

二条城です。

大政奉還が行われた歴史的な場所。

何度も前は通ったことがあるのですが足を踏み入れたのは初めて。

敷地も含めとにかく広い。

行けてよかった。

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その日はローデンコートを着用。

今冬も出番が多い万能なコートです。

ローデンコートを代表するこのモスグリーンはよく声をかけられるほどの絶妙な色合い。

着るものも合わせやすく欧州でも最もポピュラーなクラシックコートのひとつですね。

 

その日は風もあり結構寒くてほとんどの人がダウンジャケット。

確かに軽くて持ち運びも便利ですが、ロング丈は足からの寒さも防いでくれます。

防風能力の高さも魅力。

シルエットも美しくエレガント。

立ち振る舞いも優雅になります。

 

 

 

 

ドレッシーなショールカラー

もう2月、早いですね。

2月といえばバレンタインデーですが発祥の地はイタリア。

日本でいう女性から男性へ告白する日(今は古い考えなのかもしれませんが)ではなく、イタリアでは一緒にお祝いする日。

チョコレートを渡す習慣もありませんし、どちらかというと男性から女性へバラをプレゼントすることが多いとか。

かっこいいですね。

日本人はシャイなせいか感謝を伝えることが下手だと噂されますが、勇気を出して感謝を伝えると喜ばれますしきっと幸福度が増しますよ。

かくいう私は人にプレゼントをすることが大好きなので普段から友人知人親へととにかく買いまくります。

じゃまにならないよう消え物を選んだり、会話の中からヒントを見つけ出したり想像して選ぶことが楽しいです。

ちなみに親に何か買っていくと「こんなの使わない」「もったいない」とよくダメ出しされます(笑)

 

 

 

 

 

今日も寒かったですが個人的にすべての季節が好きなのでまだまだ続いてくれて構わないと思っています。

それは今なら当然真冬用の服が着れるからです。

コートやスーツ、手袋、マフラー全身で楽しみます。

冬の主役といえばコートですがドレッシーに合わせたいときはショールカラーのコートをよく着ます。

特にお気に入りの1着。

コートでショールカラーってほとんど見かけないと思いませんか?

カジュアル使いはできませんが、圧倒的なドレス感と気品でいい意味での存在感を見せてくれます。

大事なビジネスでも着用いただければ仕事ができる人間に見え信頼感も増します。

突き抜けるにはうってつけのコートです。

シングルでもダブルでもお仕立て可能です。

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日本人は右に倣えの精神が少しもったいないと思うことがあります。

いい意味での存在感と悪目立ちはまったく別。

“enjoy life”です。

 

 

 

 

ウィンザー公も愛したローデンコート

友人との会話の中でお互いあまりコンビニに行かないという話で盛り上がりました。

普段は水筒にお茶を入れを持ち歩いているとのこと。

外資系の大企業に勤めていてお金がないというわけではありません。

身だしなみもとてもきっちりしていて紺ジャケでタイドアップだとホテルマンに間違えられるほど(笑)

必要なもの、投資となるもの、本当に好きなものや趣味にはお金を使いますが、無駄だと感じることにはとにかく節約する。

お客様の中にも同じような考えの方が多く、尊敬できる方や成功されている方がたくさんいらっしゃいます。

別にコンビニが悪いというわけでなく、必要のない品までついでにと買ってしまいやすいんですよね。

ただコンビニcoffeeは意外に美味しいです。

 

 

 

 

 

 

 

私が着る様々なコートの中でも特に着用率が高いローデンコート。

1枚仕立てなので目付けの割に軽い着心地でとても着やすい。

見た目もスッキリなシルエット。

使用している生地はLeichtfriedの最高級ローデンクロス。

ローデンコート以外にもチェスターやアルスターにもよく使用されています。

伝統的なコートでヨーロッパでは頻繁に見かけるほどポピュラー。

かのウインザー公も愛したことで有名です。

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先日ローデンクロスをフランネルと同じようなものだと思われていた方がいらっしゃったのですが全然違うものです。

パッと見の毛足は似てるような気もしますがローデンクロスは本来の1/3~2/3程度まで縮絨していますので圧縮した感じで耐久性も高いです。

目が詰まっているので防風性が高く、原毛の油分も残しているので撥水性もあり、毛の間に空気の層を取り込み断熱性を確保します。

一方フランネルはローデンクロスほど縮絨させていないので柔らかく保温性に長けています。

フランネルスーツで体を保温し、ローデンクロスで冷たい風を防ぐイメージですね。

また目付を減らし柔らかさを増したスーツに着用できるローデンクロスもあるので耐久性も欲しい方はそちらもおすすめです。

 

 

 

本物の100年コート

コーヒー専門店ではないコンセプトのあるカフェに行ったときあまりにコーヒーが美味しかったのでお店の人に尋ねてみると豆、焙煎、淹れ方とすべてこだわっておられました。

コーヒーではなく他のコンセプトが目当てのお客様が中心のお店ですが、来ていただく以上美味しいものを提供したいという店主の思い。

これこそ商売の基本ですよね。

ドリップパックを買って帰ったのですが、ペーパーフィルターとは別にコーヒー豆をフィルム包装するSEPAREX製法でした。

香りや鮮度が保たれる利点がありますが手間も費用もかかるので高級店でも専門店でもほとんどやってないんですよね。

どこまでも手を抜かない。

さすがです。

 

 

 

 

お客様のコートが仕上がりました。

グレーヘリンボーンのチェスターコート。

美しい佇まい。

上品で洗練されたイメージです。

生地はHARRISONSのOVER COATING。

目付け600gというゴリゴリのドクラシックな生地ですがこれが本当にいい。

私も愛用していますが一目で分かるほどに上質で好きな人にはたまらないことでしょう。

世界最高峰を目指す職人軍団の技術と極上の生地で一生物のコートとなってくれると思います。

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ポケットはフレームドパッチ、通称ポストポケット。

メールポケットなどとも言いますね。

ポロコートなどに使用されスポーティーさがいい感じに雰囲気を和らげてくれます。

市販のスーツではあまり見かけないかもしれませんがオーダーの世界では定番です。

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後ろのバックバンドは腰が引き締まって見える効果でスタイリッシュに。

ベントはシンプルにセンターベントにされました。

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基本はスーツの上に着用されますがオフでもニットの上から着られるように若干ゆとりを減らしています。

ゆとりを入れてとにかく大きめに仕立てようとされる方もいらっしゃりますが、ローデンコートのようなAラインならともかくチェスターコートは程よいゆとり位の方がかっこいいと思います。

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技術を詰め込んだ仕立てと上質な生地で、レディメイドあるいは他で仕立てれば間違いなく20万円を軽く越える価格帯のクオリティですがSPiCAでは20万以下でお仕立ていたしました。

無駄と利益を減らしできるだけお求めやすいようギリギリの価格でご提供。

品質は間違いありません。

あるメーカーさんの世代を超えて着られることを目指して命名された「100年コート」という商品がありますが、今回お仕立ていただいたチェスターコートは普通に100年持つと思います。

まさに一生物である本物の100年コート。

人生を共にする長い長い付き合いになりそうですね。

 

 

 

 

 

アルスターコート+フランネルは超極暖

とても博学な方とお話をさせていただいたのですが本当に勉強になります。

専門的なことも含め本では得られない知識など教えてくださり知的好奇心が刺激されます。

私は基本ひとりでいることが多いのでこのような機会は本当に重要です。

そしてやはりたくさんの本を読んでいらっしゃる。

私も本が大好きです。

どんなジャンルでも読むのでおすすめの本があればぜひ教えてください。

 

 

 

 

 

先日ブログにあげたアルスターコートを着用しました。

のぼりのラインが美しく首に吸い付くように乗るので目付けがあってもかなり軽い着心地。

気持ちハイウエストで腰回りが強調されとてもスタイリッシュに見せます。

もう少しロングにするか悩みましたが使い勝手が悪くなるので膝下くらいでちょうどいいですね。

キャメルの生地でも欲しいです。

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スーツはVBCの3ピースフランネルです。

はっきり言って恐ろしく暖かい。

というか暑い(笑)

夜外に出たのですが寒さはまったく感じずちょっとの駆け足で汗をかきました。

氷点下でも問題なく外に出られますよ。

ただでさえ暖かい3ピースフランネルにカシミヤ混コートの組み合わせはまさに最強。

週末から寒波の予報ですしこれからの極寒の季節を向かい打ちます。

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ビジネスなどで着るドレスの印象が強いアルスターコートですが生地や素材を選べばスマートカジュアルに着こなせます。

ジャケットの上からでなくサイズダウンで仕立ててニットの上からスマートに着てもOK。

冬のセンスはコートを見れば分かります。

 

 

 

 

オリジナル アルスターコート

自分用にオーダーしていたオリジナルのアルスターコートが仕上がりました。

実は他にオリジナルデザインのコートの開発を進めていたのですがそちらはまだ時間がかかりそうなので、まずは前から欲しかったアルスターコートに変更しました。

アルスター特有の大きなラペルはやはりゴージャスですね。

生地はMTRのウールカシミヤ。

以前お客様も同じ生地でアルスターコートをお仕立てくださったのですがこれがかなり良い感じでした。

目付けはありますがとにかく着心地が軽い。

私はロングが好みなので軽く着られるのは助かります。

ラグジュアリーブランドも絶賛する極上のウールカシミヤはふわりとした手触りで暖かく保温性も抜群です。

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ディティールはターンナップカフにポストポケット。

背中はバックベルトにインバーテッドプリーツです。

シンプルなフラップポケットやストラップカフスなどもおすすめですね。

試してみたいデザインがあればお気軽にお尋ねください。

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イタリアの世界的サルトで修業した職人率いる高い技術を持つ工房で上質なコートをお仕立ていたします。

立体的な仕立てにこだわる職人チーム以外に専門知識を持つデザイナーチームも組織されていて、技術だけでなく『美』へのこだわりも高いです。

通常なら最低でも25万以上はするであろうクオリティですがSPiCAでは20万を切る価格帯から。

無駄を削減しお店の利益を減らしてお求めやすい価格でご提供していますが一切の妥協はいたしません。

価格以上のクオリティを誇るコートをお試しください。

 

 

 

 

アルスターコート納品

日本の食料自給率に関する番組を見ていたのですが、カロリーベースで38パーセント。

相当下がっていて農家の平均年齢が70代でこれから一気に減ることを考えるとまったなしのかなり危険な水準らしいです。

世界的に食料の奪いあいが起きている昨今、円安や食糧不足で簡単には輸入できなくなるとかなり大変なことになります。

それにしてもパン食などが増えたとはいえそこまでご飯を食べなくなったのでしょうか。

私も昼は週3回程度、夜は1週間100%ご飯を食べます。

白米大好き人間です。

周りに聞いても大差ないような気がするのですが。

朝食べなくなったのが問題?

海外では国民の力(政策)で食料自給率を回復させた国もあるそうなので日本もみんなで国内農家を応援して立ち直ることができると信じています。

 

 

 

 

 

先日ご紹介させていただいたハンドメイドで仕立てたアルスターコートの納品です。

スーツの上から着用するコートなのでゆとりがないと窮屈ですが、かといってありすぎると現代にそぐわず野暮ったく見えます。

ただでさえアルスターコートに使われるような生地は目付のあるがっちりした生地が多いのでバランスが大事。

ゆとりは入れてスッキリ見えるように仕立てています。

キレイに着こなされていますね。

アルスター特有の襟型も美しい仕上がり。

襟幅は14cmと大きめに設定しましたが違和感もなく格式をも感じさせます。

非常にエレガントです。

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今回はビジネスメインの為、上質なカシミヤをブレンドしたネイビー無地をお選びいただきエレガントかつシックな仕上がりになりました。

エグゼクティブやアッパークラスのスタンダードのような洗練された印象を受けます。

逆に大柄のヘリンボーンやヘビーツイードを選べばハードさを感じられて、そんな男らしい無骨な雰囲気もまた魅力的だと思います。

できる男のコートは一味も二味も違いが出ます。

 

 

 

 

 

貴族にも愛されたアルスターコート

日本酒、ワインに続きウイスキーを覚えようと色々試しているところにサントリーウイスキー値上げのニュース。

しかもヴィンテージによっては150%の値上げとか。

需要と供給とはいえいくら何でも値上げしすぎでは?と思ってしまいます。

響30年は16万が20万アップの36万とかもはや手が出ませんね。

サントリー曰くブランド化させたいとの話だったので世界的に人気がある以上仕方ありません。

プレミアムウイスキーをメインで扱う近くの酒屋さんお話ししていたのですが、全体的な値上げは仕方ありませんがそこまで値上げせず美味しいウイスキーはたくさんあるのでそちらを飲めばいいかなと。

まさにその通りですね。

というわけで色々買ってきました。

中でもおすすめを聞いて紹介された“YUZA シングルモルト サードエディション”

複雑なのにまろやかな香りだったので楽しみです。

 

 

 

 

 

 

本日ご来店のお客様はガンクラブチェックのジャケットにローデンコートの出で立ち。

渋い!

お見送りの際は私も迷わずローデンコートを羽織りました。

ローデングリーンのコートを着た紳士が2人並んで歩いている姿など日本ではそうは見かけないでしょう。

早朝夕方はもはやコート必須です。

 

そんなピッタリの時期にお客様のコートが仕上がりました。

大きな襟が特徴的なクラシックなアルスターコート。

原型は馬車での旅行用に売り出されたコートで、当時は旅行自体が一般的でなかった為そのコートを持つこと自体がステータスでした。

数多くの貴族に愛されその落ち着き優雅な雰囲気は現代にも受け継がれています。

チェスターよりも更に威厳を感じさせます。

目付け440gですが襟や肩をクセ取りし胸は立体的に体に沿うようにハンドで仕立て、またカシミヤの独特の着心地もありかなり軽く感じられます。

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ターンナップカフにポストポケットを採用。

バックスタイルはバックベルトにインバーテッドプリーツでディティールはポロコートですね。

まぁ元は同じルーツなのでどちらでも同じでしょう。

それにしてもこのポケット最高じゃないでしょうか。

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貴族にも愛されたアルスターコート。

チャールズ国王なども愛用しています。

とてもシンプルなのにエレガントで堂々とした佇まい。

紳士の冬の主役になること間違いなしです。