色々な方とお話ししていると、極々たまにですが「相当に頭のキレる方だな。」と思える方に会うことがあります。
ひとつの事柄について、広く深く全体像が見えていて大袈裟にいえば核心や本質を理解されているような。
友人知人と話しているときとは内容の中身が違う。
そんなときはとても楽しく私もものすごく勉強になりますし成長するきっかけになることも多いです。
ご贔屓にしていただいているお客様にそのような方がいらっしゃるのですが、私がギフテッドの事を思い出したずねてみるとなんとそのお客様のiQは140以上でした!
140といえば200人に1人の天才レベルです。
驚愕と納得でもう感心するしかありません。
どのように世界が見えているのでしょうか。
私は絶対に間違いなく平凡な成績でしょう。
地道に努力していくのみです。
取引先に伺ったときに面白いバンチを見せていただきました。
HARRISONS OF EDINBURGHの“UNIVERSAL”
この目付を見てください。
なんと最大580g。
あのOYSTERを超えるハリソンズの中でも最もヘビーなスーツ生地。
コートでも余裕で使えるでしょう。
直径約22ミクロンの太い原毛を使用し昔ながらのウェイトで織り込んだ、まさにヴィンテージ顔負けのファブリックです。
今のご時世ここまで必要なのでしょうか!?
いや、クラシックな生地を愛する人は世界中にいるのです。
かつての紳士に思いを馳せ、何十年、一生かけて馴染ませていく。
馴染むかどうかは知りませんが。
触った感じは想像どおりにガチゴワの生地です。
もちろん普通に着れますしFINE CLASSICSに似た質感でしょうか。
職人も仕立てがいがありそう。
冬は間違いなく暖かくかなり丈夫なので、着る度に好きになっていくことでしょう。
実はこのUNIVERSALはOYSTERと同じく元はLEAR BROWNE&DUNSFORDから出ていた生地です。
バンチリニューアルにともないHARRISONSに一本化していくみたいですね。
ここまでヘビーウェイトのスーツを着たことがある人は少ないとおもいますがこれが中々いいものなんです。
はじめはゴワツキ感がある。
体型によっては中々体にそってくれない。
しかしクラシックな表情と着ると感じる安心感は一度手にすると手放せない相棒のような存在になっていきます。
昔ながらの生地も手に入りにくくなっていますが、昔ながらのよさは体験してはじめて理解できるもの。
冬のスーツをお考えであればぜひ1着仕立ててみてはいかがでしょうか。