“NEW & RENEWAL” バンチブック

バイクの右ブレーキが効かなくなりお店に持っていくとブレーキフルードが漏れていました。

部品を取り寄せてもらいましたが3万程の修理費用です。

もう20年乗っていますからね。

あらゆる部分が劣化しすぐにどこかが悪くなる状態。

ちょこちょこと修理するので何だかんだお金がかかります。

もうさすがに新しく乗り換えてもいいのですが、本当にたくさんの思い出があるので修理して乗ってしまう。

エンジンに問題がでるまで乗り続けようかな。とは思っています。

 

 

 

 

新しいバンチブックが到着しました。

Harrisons of Edinburghから2点。

CONCEPTとSEA SHEELです。

 

新たに開発された春から秋に最適なCONCEPT【コンセプト】。

目付け240/250gのツイルという英国生地の中ではめずらしいスペックです。

春夏では平織がメインでは?と思ってしまいそうですが、そこはHarrisonsの高い技術によってメリットの部分だけを取り入れ素晴らしい生地に仕上げています。

通気性がありドライタッチなのに艶と繊細さを感じ、ツイルのメリットである美しさと伸縮性があります。

摩擦や耐久性が気になるところですが、72番手に紡いだ最上級のファインメリノを経緯双糸使いしているので問題ありません。

決して細くない原毛をこれほど美しく織り上げるのはさすがですね。

美しく仕立て映えし、春夏の快適さや強さを兼ね備えた新たなニュースタンダード。

平織である王道のMYSTIQUEと美しさを兼ね備えるツイルのCONCEPT。

この2つがあればかしこまった夏のビジネスの場も快適に過ごすことができそうです。

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もうひとつは1970年代にロンドンで大流行し数年前に復刻、そして今季リニューアルされたSEA SHEEL。

摩耗せず経年劣化しにくく耐久性がある高品質なテレリンに上質なリネンを巻き付けるという特殊な技術が使われています。

リネンでありながらシワになりにくく通気性は抜群という夏に最高のポテンシャルを発揮してくれます。

完全なフォーマルな場には向きませんが、オンオフ問わず使用しやすくリネンなのに防シワ効果が高いので夏のビジネスでも蒸れることなく快適に過ごすことができます。

ウールジャケットやスラックスより汚れにも強いので使いやすさも魅力。

私も愛用していますが本当に使いやすい生地で早速自分用に仕入れました。

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梅も見頃を迎え春の足音が聞こえてきました。

春夏はどんなスーツを仕立てようか、楽しみですね。

 

 

 

S/Sバンチ入荷

革靴のレザーソールにひびが入っていましたので修理に出してきました。

雨の日などでもガンガン履く用の靴なので、ハーフラバーソールを貼り付ける簡易的なもの。

オールソールだと数万ほどかかりますがこれだと5千円以下でできます。

ただ思ったのですがこれくらいの修理だと自分でもできますね。

さすがに10万を超える革靴は怖いのでプロに任せますが、それ以外はこれからは自分で直そうと思います。

それにしても10年クラスで育てた革靴はいい感じに馴染み雰囲気も出て愛着がわきます。

チャールズ国王のように数十年後も履き続けられれば嬉しいですね。

 

 

 

 

 

S/Sのバンチブックが到着しました。

3月後半くらいの仕上がりを考えるとそろそろ本格的に春夏オーダーを考え始める時期です。

オーダー経験豊富なお客様からはすでにS/Sのご予約をいただいております。

英国生地バンチは大体数年以上使用するので既存のものを使用しますが、今季はリネンなど少しリニューアル分が後々追加されます。

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私もすでに春夏スーツを仕立てていますが、追加で何を仕立てようか検討中。

現在リネンスーツをお考えのお客様が2名様程いらっしゃいますがやはり麻素材は夏の本命ですね。

写真は去年お仕立ていただいたお客様のスーツ。

風合いがたまらなくかっこいい。

ここからしわが出て馴染んでいきます。

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通気性の高いトラウザーズも鉄板です。

蒸れは生地にも身体にも大敵ですから。

夏の機能性は重要です。

 

 

 

 

王室が認める最上級の格式 “H.LESSER & SONS”

 

新たなバンチが届きました。

待ちに待ったバンチ。

“H.LESSER & SONS”

英国最上級の格式を持ち、誰もが認める最高品質のみを提供する本物の中の本物です。

 

チャールズ国王や世界各国の王室、貴族の大半に愛用されるといわれるH.レッサー。

サヴィルロウにおいてもVIPやアッパークラスのセレブリティに人気が高く、英国最高峰の生地のひとつとして認められています。

バンチにも限りがあり、少数の限られた一流のテーラーのみで展開される為、英国ではテーラーの格を表すアイコンと称されるほどです。

創業以来、最高の品質を追い求めることにすべてを注ぎ、宣伝や広告を打たなかった為日本ではそれほど知名度はありませんが、知る人ぞ知る生地ブランドとして現在の格や地位を手に入れました。

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最高級の原毛を手に入れるためにはどれだけ時間や手間がかかろうとも一切の妥協をせず、徹底的に検査・管理された原毛はイギリストップクラスのミルで織り上げられていきます。

その仕立て映えと着心地のよさは別格と評判で、仕上がったスーツは他のどの高級英国生地よりも気品が満ち溢れているともいわれています。

生地に詳しくないとパッと見はそこまで素晴らしいものなのか分からないかもしれません。

しっかりと織られた英国的な織りで上質なのは分かるが極々平凡に見える。

煌びやかさや華美な雰囲気がほとんどない。

それこそ英国を代表するH.LESSER & SONSが求めるものでもあり、ベーシックでシンプルの最上級こそ英国紳士に相応しいという考えがあるのだと思います。

実際に仕上がったスーツはそのスーツそのものが美しいというよりは、それを着ている人自身の品位が漂い崇高に見えるともいわれます。

その人のポテンシャルを最大限、あるいは何倍も引き出してくれているのではないでしょうか。

分かる人だけには分かる品質ということでしょう。

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現在はLBDグループのH.LESSER & SONSですが、そこのスタッフ曰くH.LESSER & SONSを「英国の誇りや歴史、すべてが詰まった生地である」と敬意をもって扱っていることが分かります。

“本物”を知りたい方にはぜひ手に取っていただきたい逸品です。

 

 

 

 

 

紳士の到達地点 “FOX BROTHERS”

まだ冬も始まったばかりですが寒い日が続きますね。

早く帰宅できる日はツイードやフランネルスーツで行けますが夜遅いとコートは必須です。

ちなみにオフ用のコートでおすすめしたいのはPコート。

着丈が短いので乗り物に乗っても邪魔にならず使いやすい。

もちろんオーダーでお仕立ていただけますよ。

オーダーで使用するコート地は本当に質が良くて市販のモノとは雲泥の差があります。

カシミヤかウールか、そこが問題です。

 

 

 

 

24年のS/Sのサンプルを見てきました。

特に目新しいバンチはありませんでしたが、やはりFOX BROTHERSだけは目を惹いてしまいますね。

フォックスはクラシックなイメージを持つ方が多いですが、毎年のようにモダンでビビットな柄を入れてきます。

もちろんクラシカルな柄も多いですが遊び心がありつつどこか懐かしいような柄を。

センスが素晴らしくFOX JOURNEYなどはバンチの中のどの生地を選んでもかっこいいといわれていますね。

春夏はFOX AIRなどが人気です。

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S/Sを見に行ったのですが私用にずっとA/Wをチェックしていました。

世界一といわれるフランネルは当然なんですがフォックスはカシミヤもいいんですよ。

もうひと目見て違いが分かり触って確信するように。

シンプルなのになぜにこうも素晴らしいのでしょうか。

センスと歴史と門外不出の技術が詰まっているからでしょう。

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とある雑誌に「紳士はフォックスブラザーズに辿り着く」という名言が見出しが使われていたのですが信に然り。

世界のBespokeでは当たり前のように最高峰に君臨し続け必ずFOX BROTHERSに行きつきます。

紳士の到達地点。

なぜかと言われても分かりませんが歴史上に名を遺す名だたる人物がFOXを愛し続けてきたことを考えればこれ以上の説明はいらないのかもしれません。

200年以上変わらない製法で作られているというのが驚きです。

どれだけ技術が発達しても機械にすべてを任せず職人が糸を調整しながら織り上げるので唯一無二の生地となるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

A/Wバンチ出揃いました! ラストはErmenegildo Zegna

もう9月末、季節の移り変わりの気配が感じられます。

まだまだ30度を超える残暑日が続いていますが朝晩は過ごしやすくなってきました。

暗くなるのも早くなりましたね。

今日は仕事着のジャケパンにカバートのパンツをチョイスです。

目付けがっちりのA/W生地なので暑いのでは?と思いきや全く問題なく快適に過ごせました。

真夏以外履ける万能カバートということもありますが、湿度が低いのか?暑さも特に感じず。

街を見ればクールビズの着こなしが中心ですが秋はすぐそこまで来ていそうです。

 

 

 

 

Ermenegildo Zegnaの生地サンプルが届きました。

いつもは9月中旬には届いているので少し時間がかかりましたが、これでA/Wがすべて揃ったことになります。

 

そのErmenegildo Zegnaですが今季はかなりいい生地が入っていますね。

フラッグシップのTROFEOに一番人気のTRAVELLARはもちろんですが、新作のISLAND FLEECE(アイランド フリース)がかなり優秀な感じで目を惹きました。

ISLAND FLEECEはオーストラリアなどと並び羊毛で有名な南極に近いフォークランド諸島の厳選した原毛を使用し織り上げた今季完全新作。

Zegnaといえばイタリアンラグジュアリーの最高峰を思い浮かべますが、このISLAND FLEECEは英国の雰囲気を感じる仕上がりになっています。

 

まずはポップサック。

この織り感、絶妙だと思いませんか!

他のバンチにあったホップサックは最近は目が細かなものが多い気がして、それが悪いというわけではないのですが個人的には少しカジュアル感のある凸凹さを感じられるTHE JACKET感があるものが王道な気がしていまして。

ISLAND FLEECEのホップサックはまさにといった印象。

最強の王道ジャケットが仕立てられますよ。

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そしてもう一つ、ウィップコードのようなこちら。

かなりハリとコシがありVBCのカバートのようです。

VBCのカバートとの違いは340g/mとちょうどいい目付であり繊細さもを感じられること。

VBCのカバートは個人的にも特に大好きな生地ですが、あまりに重くかたく野暮ったさを感じ馴染ませるのに時間がかかりそうなのでトラウザーズが中心です。

しかしISLAND FLEECEは丈夫で仕立て映えしながらも重苦しい感じがしません。

セットアップでもジャケットやパンツ単品でもいい仕上がりになります。

イタリアとイギリスを融合させたようなさすがZegnaといったところでしょうか。

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生地も技術も年々進化していて毎年素晴らしい生地が誕生しますね。

ちなみに上の2つはすでに気に入ったので自分用にと仕入れました。

今年の冬はどんな着こなしをしようか。

楽しみです。

 

 

 

『REGENCY』

9月はA/Wのオーダーラッシュで毎日忙しい日が続いています。

本当にありがたいことです。

お客様とお話ししていると本当に楽しく有意義な時間を過ごさせていただいています。

皆様おしゃれでマナーがよくセンスがあり、共感できる部分や参考・勉強になることがとても多いです。

とある米ビジネススクール教授の著書を読んでいるのですが、その中で身近な人よりも知ってはいるがしばらく会っていなかった人々と連絡を取ると新しい発見があるという内容がありました。

簡単に訳すと、知っていることで信頼性があり合っていなかった時期に相手が体験していた経験が参考になることが多い。ということなのですが分かる気がします。

お客様のお話を聞いて刺激を受けたりやる気になることが多いです。

接客業は素晴らしい仕事かもしれません。

そういえば昔読んだ「ユダヤ人大富豪の教え」ではセールスが最強の仕事と言っていたのもうなずけます。

 

 

 

 

 

新しいバンチが到着しました。

HARRISONS OF EDINBURGHの『REGENCY』。

リニューアルです。

FRONTIERと並びサヴィルロウでも絶対定番の人気を誇り、某スパイ映画をはじめあらゆる英国映画のスーツ地に選ばれる文句なしの品質。

適度なコシがあり仕立て映えし、且つ気品としなやかさもあるブリティッシュモダン。

夏以外の3シーズン着用可能で使いやすさでも評価が高いです。

同業者の間でも人気の生地ですね。

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今年は遅れている生地もありまだすべてではありませんがほぼほぼすべてのバンチが揃いました。

現在のお仕立てで10月末(生地や仕立てによって変わりますが)なので今年の長引く残暑予想も考えると仕上がり頃にちょうど秋スーツの出番になるのではないでしょうか。

まさにREGENCYの出番です。

他にもカントリーツイードジャケットなどもおすすめなのでぜひご検討ください。

 

 

 

 

A/W続々

本当に暑いですね。

日中炎天下の中1時間放置したバイクに卵を落とすと大げさでなく目玉焼きができるほどです。

腰を下ろした瞬間火傷するかと思ったくらい。

最近はよく図書館にいます。

駐輪場に隣接されているのでちょっと時間があると寄れるので。

涼しい部屋で本が読めます。

お盆も営業はしていますが1年の中でも特に予約が少なく暇になりそうなので仕事がないときは図書館に入り浸ろうかと考えています。

本当は海とか川とかプールとかに行きたいんですがね。

皆様もお盆休みは熱中症に気をつけてお楽しみください。

もちろんご予約も大歓迎ですよ。

 

 

 

 

 

 

A/Wのバンチブックが届きました。

今回届いたのは国産のバンチとラグジュアリーな生地が揃うバンチです。

DORMEUILなんか相変わらずいいなぁと思いながら見ていますが、E-THOMAS【エルネスト・トーマス】の無地、これはいい感じですね。

ネイビーとチャコールグレーの2種類だけですが、高級生地の中でも上級階級が持つような華やかさを全体に漂わせています。

E-THOMASは日本ではまだそれほど知られていない感じでジャケット生地の方が有名かもしれませんが、100年の歴史を誇るイタリアの老舗高級生地メーカー。

SUPER150’sにCASHMEREを5%ブレンドしたハイクオリティな生地で、上品な光沢としなやかさがありつつ質感もしっかりしています。

SUPER150’sくらいの超細番手になると耐久性は重要ですので。

アッパークラスの方にお勧めしたい生地ですね。

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他にも個人的に大好きなイギリスの老舗高級生地メーカーが生産しているEnglish Silvernもおすすめです。

英国らしさを残しつつゴリゴリではないので使いやすい。

 

2023A/Wのバンチもかなり揃ってきましたがあとはLBDグループのものが何点か到着すればすべて揃います。

まだまだ厳しい酷暑が続いていますがオーダーでは早めに来季のスーツを仕立て始めるのが鉄則です。

国産のVintage tweedなどは毎年12月に入った頃には大体売り切れていますので。

そろそろ秋冬をのスーツも考え始めましょう。

 

 

 

 

ヴィンテージ顔負け!ヘビーウェイトファブリック

色々な方とお話ししていると、極々たまにですが「相当に頭のキレる方だな。」と思える方に会うことがあります。

ひとつの事柄について、広く深く全体像が見えていて大袈裟にいえば核心や本質を理解されているような。

友人知人と話しているときとは内容の中身が違う。

そんなときはとても楽しく私もものすごく勉強になりますし成長するきっかけになることも多いです。

ご贔屓にしていただいているお客様にそのような方がいらっしゃるのですが、私がギフテッドの事を思い出したずねてみるとなんとそのお客様のiQは140以上でした!

140といえば200人に1人の天才レベルです。

驚愕と納得でもう感心するしかありません。

どのように世界が見えているのでしょうか。

私は絶対に間違いなく平凡な成績でしょう。

地道に努力していくのみです。

 

 

 

 

 

取引先に伺ったときに面白いバンチを見せていただきました。

HARRISONS OF EDINBURGHの“UNIVERSAL”

この目付を見てください。

なんと最大580g。

あのOYSTERを超えるハリソンズの中でも最もヘビーなスーツ生地。

コートでも余裕で使えるでしょう。

直径約22ミクロンの太い原毛を使用し昔ながらのウェイトで織り込んだ、まさにヴィンテージ顔負けのファブリックです。

今のご時世ここまで必要なのでしょうか!?

いや、クラシックな生地を愛する人は世界中にいるのです。

かつての紳士に思いを馳せ、何十年、一生かけて馴染ませていく。

馴染むかどうかは知りませんが。

触った感じは想像どおりにガチゴワの生地です。

もちろん普通に着れますしFINE CLASSICSに似た質感でしょうか。

職人も仕立てがいがありそう。

冬は間違いなく暖かくかなり丈夫なので、着る度に好きになっていくことでしょう。

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実はこのUNIVERSALはOYSTERと同じく元はLEAR BROWNE&DUNSFORDから出ていた生地です。

バンチリニューアルにともないHARRISONSに一本化していくみたいですね。

ここまでヘビーウェイトのスーツを着たことがある人は少ないとおもいますがこれが中々いいものなんです。

はじめはゴワツキ感がある。

体型によっては中々体にそってくれない。

しかしクラシックな表情と着ると感じる安心感は一度手にすると手放せない相棒のような存在になっていきます。

昔ながらの生地も手に入りにくくなっていますが、昔ながらのよさは体験してはじめて理解できるもの。

冬のスーツをお考えであればぜひ1着仕立ててみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

PURE COTTONS

本日はご新規のお客様からコットンスーツのオーダーをいただきました。

たくさん用意した生地の中からバンチを見て即座に選ばれたのはBrisbane moss。

かなりオーダー慣れされているお客様ですが、Brisbane mossを選ばれるあたり分かっていらっしゃるなと(笑)

ここ10年前くらいからイタリアを中心としたストレッチ系のコットンが大人気です。

もちろんイタリアの繊細さがあり色気のある生地も素晴らしいですし私も何着も持っているのですが、クラシカルでありながら古くさくなくどこかカントリーチックな雰囲気を持つ英国の生地は昔から玄人の方に好まれることが多い間違いのない生地ですので。

コストパフォーマンスの高さも魅力ですね。

Brisbane mossはコーデュロイやモールスキンなど含めコットン素材に関しては信頼の厚い老舗メーカーなので間違いなく素晴らしいスーツに仕上がると思います。

他にもW.BillやMERSOLAIRもおすすめですよ。

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着こなしのセンスを高めるには色々なファッションを楽しむことだと思います。

今回お客様とお話しさせていただいて、ドレスだけでなくミリタリー、カジュアル、アメトラetc様々なファッションを、しかもプロ顔負けレベルに楽しまれていました。

ひとつの着こなしにこだわるのもいいのですが、全く違うファッションを経験することで新たな感性が生まれたり着こなしの幅が広がって、より一層服を楽しむことができます。

私も現在はドレス系が7割ですがもちろんブルゾンやパーカー、デニムetcカジュアルも普通に楽しんでいます。

学生の頃はストリート系もハイブランドも経験しましたがそれも今になって活きているのだと思います。

スーツも同じで当たり障りなく同じ雰囲気のものを選ぶのもいいですが、ちょっといつもと違った嗜好を取り入れてもいいですね。

新鮮な気持ちになりますよ。

 

 

 

ラグジュアリーの最高峰 “Ermenegildo Zegna”

稲盛和夫氏の本を読んでいるのですが経営者の鏡といえる素晴らしい方ですね。

京セラ、KDDIを設立しJALを再建した凄腕。

無駄遣いを嫌いチャレンジ精神に富み相手を思いやる利他の心を大切にする。

そうすることで長期的には必ず報われるとおっしゃっています。

そんな稲盛氏の話で身だしなみに関する記述がありました。

「身だしなみは人のため」と説き秘書に対しても身だしなみやマナーにとても厳しかったそうです。

来るべき日のために身だしなみを整え、教養を身につけ、礼儀や言葉遣いにも気を配る。

チャンスがきたときにそのチャンスを逃さないように努力を怠らないことの大切さを説いています。

働き方改革でビジネスでの服装も自由になりました。

それはそれでいいのですが手を抜いた着こなしではチャンスも逃すかもしれません。

自分を高めることは相手の為にもなりまた自分に返ってくる。

いつの時代も本質は変わらないものですね。

 

 

 

 

 

Ermenegildo ZegnaのA/Wが入荷しました。

イタリアが誇るラグジュアリーの最高峰。

相変わらず圧倒的のクオリティです。

フラッグシップであり毎年売り切れ続出のTROFEOと仕立て映えし美しさも兼ね備えるELECTAは個人的にも特におすすめな生地です。

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取引先の担当者がちょうどTROFEOのグレースーツを着ていました。

写真では分かりづらいですが気品あふれる美しい光沢で一目で上質なスーツということが分かります。

仕立てはうちではありませんが有名な工場仕立て。

若くてイケメンなのに超クラッシック仕様好きとおじさんが好みそうなスタイルです(笑)

私的にもミディアムグレーとライトグレーが好み。

渋い感じのグレーを着こなすってそれはもうセンスなんですよ。

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ご存じのとおりErmenegildo Zegnaは最高級の原料のみを使用しています。

上質な原毛の厳選したもの以外は使用しない徹底ぶり。

エグゼクティブに愛される所以です。

人生で一度は仕立てるべき最高級の生地ですよ。