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先日某有名セレクトショップのオーナーがイタリア人曰く「日本人は成長しない。同じような品ばかりが売れてとても保守的。と言っている。」的な趣旨の話をされていました。

同じような形で同じような色ばかりが売れて新しいスタイルを試さないという趣旨だった気がします。

日本人、というか中国、韓国も含めたアジア圏ではブランドが大好きでみんなが良いといったものに群がることが多いそうです。

イタリア人もブランド好きな人が多いですが、反面自分の着こなしスタイルを持っている人もとても多いです。

フランスやイギリスなどはブランドというよりは質が良いものを選ぶ人が多いですね。

 

昨日はイタリアのサルトにも詳しいお客様がご来店さってコートのオーダーをいただいたのですが話をしていてもとても楽しかったです。

色々チャンレンジされていますが、かといって奇をてらうわけでもありません。

クラシックな王道アイテムをたくさんお持ちでバランスよく着こなされるので、単品だと日本ではちょっと派手扱いされるようなアイテムでも絶妙に取り入れられています。

落合正勝氏もいっていたように、このようなセンスは実際に経験を繰り返さないと育たないものですから。

 

ちなみに昨日はアルスターコートをオーダーいただきました。

価格は¥150,000+tax。

はっきりいって破格ですよ。

とあるセレクトショップが同じような生地で¥250,000+taxでオーダーしておりましたが全く引けを取らないと自負しております。

オールハンドメイド仕立て。

ハンドメイドと謳っていてもすべてを手で仕立てるところというのはほとんどありません。

副資材にもこだわり、襟も袖も背中も丁寧にクセ取りを行います。

細かなデザインもできる限りご希望にそえるよう努力いたします。

仕上がり時はお客様にお伺いしまたご紹介させていただきますね。

 

そして私も現在コートを開発中です。

チェスターのようで???エレガントを纏うようなコートを。

成功するか知りませんけどね(笑)

とても楽しみです。

 

 

コートは男の勲章

昼頃突然のゲリラ豪雨にあいました。

関大前駅を出ると激しい土砂降りでたった20分くらいで目の前の上の川が氾濫レベル。

道路の排水溝から水が1m近く噴き上げていて驚きました。

さすがに出れないので雨雲レーダーを確認して30分くらい雨宿りしているとやみましたが、線状降水帯などはもっと長い時間降るので本当に危険なことが分かります。

気をつけないと。

そういえば知人が今北海道にバイクで旅に出ているのですが向こうも大雨で雷に追われていると。

大丈夫だといいのですが。

 

 

 

 

新しいパターンオーダーコートをスタートします。

フルオーダーにも負けないハイクオリティでコストパフォーマンスの高いコートを仕立てられないかとずっと思っていました。

オーダーでもコートはありますがパターンオーダーのコートはほとんどといっていい程あまりデザインやディティールを替えられません。

丈を中心としたサイズだけ。

しかしフルオーダーだと価格が高く最低でも28万~30万超えになります。

レディメイドのミドルクオリティの生地でも10万以上で本格的なものは15万以上は普通にしますし、ブランドやセレクトショップのものは20万超えは当たり前です。

コートは冬の主役ではありますが、その割には本当にかっこいいコートを着ている人を見ることはスーツに比べ圧倒的に少ないです。

ひと目見ただけで惹かれるような。

そこで上質な生地を使用し高い技術で仕立てられある程度自由にデザインも選べるようなパターンオーダーコートを税別15万~20万ほどで仕立てられるようにいたしました。

 

写真はBespokeで仕立てたビッグショールカラーのコート。

スペシャルにエレガントなコートです。

こちらのデザインもパターンオーダーでお仕立ていただけます。

フレームドパッチポケットやターンナップも可能。

アルスターコートやチェスターコート、Pコートなど他にも色々な形を選べます。

仕立てはイタリアトップサルトで学んだ職人が指揮を執ります。

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イギリス文化史やファッション史を研究しているエッセイストの中野香織さんは「コートは男の紋章」と述べられています。

18世紀にはコートの原型であるケープをちゃんとまとえてこそ一人前の紳士といわれていたそう。

今の日本ではライバルがほとんどいないので抜きんでることも可能ですよ。

一生物の上質なコートを用意して寒い冬を迎えましょう。

 

 

 

 

 

気兼ねなく着れてエレガント!そんなコートはいかがでしょうか

ポイントの期限が近づいていたのでワインを購入しました。

ハンガリーのトカイワインです。

フランス国王ルイ14世が「王のワインにしてワインの王」と称したという逸話がある世界三大貴腐ワインのひとつ。

もうワインというよりスイーツそのものといった感じ。

蜜を飲んでいるかと思うほど甘いので。

いつか最高峰のシャトー・ディケムを飲んでみたいのですが、このレベルになると味に対しての価格がおかしいレベルなのでそうそう機会はなさそうですが。

五大シャトーとか天国に召される間際なら飲めそうな気がします(笑)

 

 

 

 

 

明後日から9月、暦上では秋の始まりですね。

9月も35度まで上がるらしくまだまだ猛暑が続きそうですが。

そんな暑い日が続いていますがコートのお問い合わせも増えてきています。

2か月前には用意を始めたいのでいい時期だと思います。

今は夏から一気に冬に変わるような感じですからね。

そんなコート地におすすめな生地が入荷しております。

MTRのウールカシミヤ。

ウールにカシミアを混ぜた極上のコート地。

この生地は本当に価格以上のクオリティですよ。

世界一のラグジュアリーメゾンに提供されていたMTRカシミヤの品質は折り紙付き。

そんな上質なカシミアを15%ブレンドしているのですが、ピュアカシミヤに匹敵するほどの美しさを誇っています。

ドレープに浮かび上がる繊細な光沢。

更にウールがベースなのでピュアカシミヤに比べ扱いやすい。

耐久性などを踏まえてもビジネスマンにもおすすめできます。

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MTR    440~480g

Wool 85%  Cashmere 15%

Dark navy

 

 

雰囲気抜群ですね。

ピュアウールに比べてエレガントさが違います。

目付けも十分。

本物のジェントルマンはこのくらいのコートは持っておかなければ。

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しかもこのクオリティでコストパフォーマンスが圧倒的です。

TROFEOと同じくらいでFOX BROTHERSよりお求めやすいくらいですから。

チェスターとの相性がよさそうですが、レディースでいうポンチョコートやケープコートなどもよさそう。

ゆったりとして揺らぐドレープから光沢が生み出される感じ。

冬の主役であるコート。

 

極上のコートに仕上がりますよ。

 

 

 

トレンチコートの出番です

最近ちょっとしたきっかけから折りたたみ自転車を手に入れました。

20年以上前に買ったロードレーサーを持っていますがタイヤもボロボロでメンテナンスしないと乗れない状態なのでちょうどよかったです。

健康の為江坂まで歩いて行くことも多いですが自転車も悪くないですね。

最近は日があると日中は心地よい陽気の日も多いので風を切って快適に乗れそう。

折りたたみは初めてですが車に乗っけて現地でサイクリングというのも楽しそうですね。

まぁ車を持っていないのですが。

 

 

 

 

先日は帝国ホテルで仕事でした。

雨が降っていたのでトレンチコートをチョイス。

自撮りしてみました。

ダブルでベルトは後ろで縛っています。

トレンチコートに使われる生地はギャバジンが多いです。

耐久性もあり雨にも強い。

冬は暖かく春は適温で快適に着られるのでスプリングコートとして定番。

特に春や秋は日中は日が照って暑いけど夕方から寒くなり寒暖差が激しいのでとても重宝します。

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トレンチコートはオーダーでお仕立ていただけます。

パターンオーダー、フルオーダーどちらでも対応していますのでお気軽にお声掛けください。

ウールのカバートクロスで仕立てても面白いですよ。

実は実際にカバートのトレンチコートを見たのですがウールの光沢や質感の高級感にほんのりミリタリーテイストが組み合わさり最高にかっこいい。

他にも冬限定ですがカシミヤやキャメル、ブークレで仕立ててもラグジュアリーになります。

オーダーならではの楽しみですね。

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一度仕立てれば何十年と活躍してくれるコートに一切の妥協はできません。

最高の一着を手に入れましょう。

 

 

 

 

Warm Biz

革の鞄が好きなのですが最近はめっきりと重い鞄が苦手になってきました。

持って歩いているとそれだけでしんどい。

歳をとったなぁなんて思っているとお客様からファッショニスタでもあり有名セレクトショップのクリエイティブディレクターが同じことを言っていたという話を聞き少し安心しました(笑)

疲れたら意味がないんです。

しかし、デザイン、素材、使い勝手、軽さとこだわりを捨てられないので中々気に入ったカバンが見つからない。

妥協は無しです。

お客様が軽くてかっこいいトートをお持ちだったので私も買おうか迷っています。

 

 

 

 

 

まだまだ寒いです。

いつも選ぶのはツイードスーツやフランネルスーツなどの厚手の生地のものが中心。

やはり暖かさは全然違いますのでついつい手が伸びてしまいます。

表情もかっこいいですね。

お客様のローデンコートとフランネルスラックスが仕上がりました。

こちらもまさにウォームビズ。

明日からガンガンご着用できますよ。

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ライヒットフリードのローデンクロスとVBCのフランネル。

間違いありませんね。

ローデンクロスは油分の多いしっかりと目の詰まった生地で風を通さず毛並みも美しい。

フランネルは肉厚で空気の層を含みかつ柔らかく肌触りがいい。

本当に上質でいい生地です。

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紳士であればやはり四季に合わせたスーツを着るべき。

残暑が残る秋にはローデンクロスやフランネルなどの生地で仕立てて冬に備えたいところ。

今からは春夏用の生地の出番です。

 

 

 

温かみと伝統のハリスツイード

工賃や仕入れの値上げがとまりません。

1年のうちにいったい何度目の値上げでしょうか。

原料費、光熱費、輸送費etcあらゆるものの値段が上がっているので価格の上昇は仕方のないこと。

企業努力も限界で今ままでの日本の考え方が長期のデフレの要因でもあるので。

ただ1ヶ月に2回とか1年で10回近くとか頻繁すぎる。

当店は製品に対していくつかの工場工房を分けて使用していますが見直さないといけないと思っています。

 

 

 

 

 

リーガロイヤルホテル大阪が海外ファンドに売却されました。

大規模改装と聞きましたがいつになるのでしょう?

以前宿泊した時のポーター、ベルガールの方もとても素晴らしい接客でした。

ここの1Fのメインラウンジは天井は高く床には人口の川が流れていて窓の外に滝が見えます。

広くて席の間隔もありゆったりとしてとても落ち着くのでよく利用しています。

久々に地下にある小さなカフェの方に行ってみようと階段を降りるとお目当てのカフェがない。

スタッフさんに尋ねてみると今は閉店して新しいカフェになったとのこと。

残念、もう一度行きたかった。

 

今日のコートはハリスツイードです。

世界4大ツイードのひとつで日本では一番有名なツイードかもしれませんね。

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ハリス地方の有機飼料で育てられた羊のピュアバージンウールを使用し今でも島民が昔ながらの織機を使って人の手によって織られている最高級のツイードです。

ゴワゴワして肉厚、かつては狩猟や漁師にも使われていただけあり相当に頑丈。

その分中々馴染みませんが(笑)

無骨で土着的、それが本当にいい表情になっています。

ハリスツイードの生地はハリス島の自然の色を表現しているともいわれています。

だからこそ温かみを感じられ人々を引きつけるのかもしれません。

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ツイードといえばヘリンボーンやハウンドトゥース、ガンクラブチェックなどが人気ですがどのような色柄でもとても自然でかっこよく仕上がります。

赤でも青でも緑でも。

恐ろしく頑丈なので大げさでなく一生物になりえます。

20代の頃に仕立ておじいちゃんになって孫に譲るなんて憧れますね。

時代を超えて受け継がれるツイード。

男のロマンです。

 

 

 

 

シングルかダブルか

先日お会いしたお客様がダブルのチェスターコートでご来店。

とてもお似合いでした。

チェスターコートはダブルしか持っていないとのことで次はシングルのチェスターを手に入れるかどうかお考えだそうです。

確かにシングルとダブルでは雰囲気もガラリと変わりますのでその時の気分で着こなしを楽しみたいですね。

私もどちらも愛用していますがダブルチェスターコートの方が若干着用頻度は多いくらい。

ちなみに本日もです。

ダークトーンコーデ。

毎日寒いので暖かさも大事なポイントになります。

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エレガンスに見えやすいダブル、スタイリッシュな雰囲気ならシングルが多いでしょうか。

よりクラシックならば上衿をベルベットにしたりフロントを比翼にするのもいいかもしれません。

生地を変えても面白くてローデンクロス、ブークレ、カシミヤ、キャメルとどれも欲しい。

とりあえずシングルもダブルも両デザイン持っておきたい定番のコートです。

 

 

 

シンプル×定番×上質=最強

よく行く綾部牧場には薪ストーブがあります。

薪ストーブっていいですよね。

ストーブの前で揺らめく火を見ながらチェアーに座ってのんびりコーヒー片手に読書。

憧れます。

薪とかを用意する手間がかかりますがそれを含めて楽しみの一つだと思います。

エアコンもなくては困りますがアナログの中に本当の癒しがあるのかも。

当店のお客様で外資系の高級インテリアの会社にお勤めのお客様も薪ストーブを取り扱っておられます。

今かなりの人気だそう。

本当によいものは何十年何百年経っても求められるものなんですね。

 

 

 

 

 

毎日朝が寒い。

まぁどれだけ寒かろうと冬も大好きなんですが。

ということで全身起毛コーデで暖かくして出勤。

ちなみに明後日の方を見ているのは色々撮った写真で一番マシなのがこのふいに撮った写真だからなだけ。

私も私の周りも撮影が下手なのでうまくなりたい(涙)

 

チェスターコートはLeichtfriedのローデンクロス。

トラウザーズはBrisbane mossのモールスキン。

どちらもやはり本当にいい生地です。

気に入ったアイテムは毎年出番が多いヘビーローテ要員。

シンプル×定番×上質=最強でとりあえず用意しておけば間違いないといった感じです。

クセのあるものを購入したものの中々出番がないなんてことをお聞きすることが多いですが、シンプルなアイテムがあるからこそそのようなアイテムが活きてきます。

ネイビーのチェスターやベージュのパンツなどまさに王道。

だからこそサイズを合わせ上質な生地で仕立てると驚くほど活躍してくれます。

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モールスキンのパンツは本当におすすめ。

今の時期にバイクにインナースパッツなしで乗ってますが目が詰まり風を通さないので寒くありません。

起毛した生地は肌触りが気持ちよく冬はコーデュロイと二分しますね。

かなり丈夫なのでガンガン普段使いできます。

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本当に価値のあるものを買う。

それもサステナブルのひとつです。

 

 

 

MTM COAT :  Leichtfried

MTM TROUSERS :  Brisbane moss

SCARF  :  COLOMBO

GLOVES  :   SOUTHCOMBE

SOCKS  :  HALISON

 

ドレスアイテムを取り入れる

COLOMBOのピュアカシミヤマフラーがあと2点のみ。

残りわずかです。

ライトグレーとグリーンの2色。

ロロ・ピアーナ、アニオナと並ぶ最高級天然生地メーカーと称され、世界屈指のカシミヤといわれるその圧倒的クオリティとコストパフォーマンス。

美しく艶々しい光沢は見るものを虜に。

シンプルだからこそその上質さが際立っています。

長年にわたりセレブ愛されている理由がそこにはあります。

長さ約180cm(フリンジ含まず)×幅36cmと大きめのサイズなので巻き方にも幅が出ますよ。

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オフでもよく着用するチェスターコート。

上はニットが多くコットンパンツなどよくドレスダウンして合わせます。

ジーンズに革靴などの着こなしも人気。

王道であり定番の使いやすいアイテムですね。

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日本人はもっとドレス寄りの着こなしを増やすべきだと思います。

欧米人に比べ日本人の顔は童顔になるため、カジュアルに着こなすことで更に子供っぽい雰囲気になりやすいです。

海外で成人の日本人が未成年に見られることが多いですが着こなしにも問題があるんですね。

ヨーロッパに比べ服装に気を遣う人の割合が低く、なんとなく選んだ気楽に着られるカジュアルな服装が多い。

 

服は浪費?

成功者の考えは「服装は投資」です。

カジュアルでもドレスなアイテムを取り入れドレスライクな着こなしがおすすめです。

きれい目な着こなしの方が信用を得やすくチャンスが舞い込みやすい。

そしてモテます。

人は驚くほど見た目の印象に左右されていることが数多くの実験で証明されています。

ビジネス用のコートやジャケットをうまく使えばいいわけなので購入するときは色々な着こなし方を考えて。

あとはセンスを磨くのみです。

 

 

 

 

エレガンスを纏う

たまたま見つけた話でこんなものがありました。

『日本の親は「人に迷惑をかけてはいけない」と教えるけど、

インドの親は「お前は人に迷惑をかけて生きているのだから、人の事も許してあげなさい」って教えるらしい』

深いですね。

許すことは人生をうまくいかせる秘訣のような気がします。

すべてに寛容になることは難しいかもしれませんが大切なことですね。

 

 

 

 

 

かっちりとしたスーツスタイルによく合わせるコートはチェスター、トレンチ、ローデンが多いでしょうか。

その中でも場所柄もあり今日は最もエレガントなショールカラーのチェスターです。

意外に派手ではなくとても着やすいのですが全体的に圧倒的な雰囲気を醸し出しています。

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冬の主役であるコート。

その割に街を歩いていてもそれほどコートにこだわりを持つような人が見られない?

人より何かひとつでも抜けた印象を持つことはどのようなビジネスでも有利に働きやすいことが心理学でも知られています。

もったいないですよ。

高級レストランやホテルで上着(コート)を預けることも多いと思いますが意外と見られています。

着こなしとは相手への礼儀でもあります。

マナーや礼節を重んじ洗練された着こなしでいると、初対面でも記憶に残りやすく受けるサービスの質も上がるというデータも。

何でもカジュアル化が進む今の世の中だからこそドレススタイルに力を入れれば周りよりも有利になることも多いです。

TPOを考えビジネスもエレガントにスマートにいきましょう。