20年後も現役のスーツ

本当に心地よい陽気ですね。

仕事で江坂までバイク通勤だったのですが自然と鼻歌を口ずさんでしまうほど。

ピクニックにも最高の一日になりそうです。

江坂公園が20日よりリニューアルされるのですが、すでに遊具などは解放されていて毎日子供たちでいっぱい。

今日も楽しそうな声が響いていました。

カフェもオープンするようでますます人気のスポットになりそうですね。

私が頻繁に利用している江坂図書館も20日にやっと再開されるので楽しみ。

江坂は住みやすくて大好きな街です。

いづれはまた江坂に店舗を出せたらいいなぁと思っています。

 

 

 

 

 

 

一般的に世間ではスーツの寿命は3年くらいといわれているみたいです。

もちろん使い方や頻度、着数などによりますがSPiCAのお客様はもっと長く着用してくださる方が多いですね。

私は着数も多く仕事柄ハードに使用しませんので10年は当たり前に持ちます。

 

先日ご来店下さったお客様が着用されていた数年前にBespokeでお仕立てくださったジャケットを撮影させていただきました。

生地はFOX JOURNEY。

ハイツイストで耐久性・回復力が高くしっかりとした生地。

FOX JOURNEYはどの柄もあるようでない抜群のセンスで目を引きますね。

弾力があり馴染むのに時間がかかる生地ですがフロントも反り返ってきていい感じになってきました。

それにしても大切に着てくださっていることが分かります。

馴染み始めているのに嫌なシワがなく型崩れもしていない。

丁寧に着てくださっている証拠。

本当によいスーツは20年後に着てもかっこいいものなんです。

馴染み切ったスーツは高級ワインと同じように熟成され、何とも言い表せない極上の雰囲気を纏うのだと思います。

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上質なスーツは本当に何十年でも持ちます。

生地と技術、そして着る人の心があれば。

人が住まない家は傷むのと一緒で、高価だからとめったに着ないのは湿気や雑菌などにより逆に生地をダメにしてしまうかもしれません。

SUPER150’s以上のように着る場所を選ぶような頻繁に着るものではない繊細な生地は注意が必要ですが、しっかりした生地であれば適度に着てあげてください。

そしてきちんとケアすることが大事。

いつかお客様に「このスーツは20年前に仕立てたものだよ」といっていただくのが私の夢です。

 

 

 

 

春夏は明るめの生地で

田坂広志氏の著書「運気を磨く」の中で、ただ単にポジティブに思っているだけではいけない。というものがありました。

無理にポジティブに思おうとすると深層心理では逆にも捉えてしまうからというもの。

なんとなく分かるような気もします。

ではどうするのかというと、そのひとつはめちゃくちゃざっくりですが自然を思い切り感じること。

ただ自然を楽しむというわけではないのですが、これもなんとなく分かるような気もします。

自然と人はある意味一部のようなものですから。

そして、ずっと延期になっていたキャンプを計画をしたのですがまた雨のマークが。

ちなみに去年から4回連続雨天中止になっています。

これは雨を全身で受け止めろという天からのサインなでしょうか?

いや風邪をひきますし、なにより雨の中での設営撤収は心が折れるのでできればやりたくないです。

 

 

 

 

Ermenegildo ZegnaのTraveller。

お客様のご注文の生地ですが人気だけあっていい生地ですね。

トラベラーという名のとおり旅行や出張にも最適なシワになりにくい復元性の高い生地。

英国生地と同じ双糸で織られているので高い耐久性が魅力です。

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今季一押しのシャークスキン。

2色の糸を使用しているため無地なのに奥行きがあります。

そしてこの優美な光沢。

シャークスキンの特徴でもありますが、繊細な生地を扱わせたら世界でもトップクラスのゼニアの技術だからこその精密な織りからなる表情。

美しいですね。

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Travellerのシャークスキンのミディアムグレーとこのライトグレーで迷われていました。

一般的にグレーの中ではミディアムグレーを選ばれる方が多いです。

もちろんどの色も間違いなく素晴らしいスーツに仕上がります。

しかし、シャークスキンといえば明るめのグレーが真っ先に思い浮かびます。

暑い日本の夏で涼しげで清涼感も抜群。

昔はライトグレーの生地は「年寄りっぽい」「膨張色」などと避けられる方も多かったです。

いやいや、洗練された男こそが着るクラシカルなスーツではないでしょうか。

私も持っているグレーはライトなカラーが中心。

これからの季節こそ実力を発揮できますよ。

 

 

 

 

夏の最強リネンスーツ

4月9日(日曜日)は統一地方選挙です。

私も朝一番に投票に行きます。

大阪の景気を復活させるために頑張ってください!

実は当店のお客様に他の地域ではありますが市議会議員のお客様がいらっしゃいます。

ご家族皆様とも優しくいつも気を使ってくださり、当店の事を気にかけてくださります。

お話しをお伺いするととにかく忙しい。

朝だろうが夜だろうが仕事があり、オーダーにお伺いした時でさえ合間の本当に少しの時間しかありませんでした。

イメージと違い山の中や田んぼまで足を運び、泥だらけになって問題の解決に取り組みます。

頭の下がる思いです。

それに引き換え何倍もの報酬を貰いろくに仕事もせず国会で居眠りしている一部の国会議員の方。

ちゃんと仕事をしてくれ!といいたいですね。

 

 

 

 

 

 

お客様のBespoke suitの仮縫いが届きました。

生地はW.Billのアイリッシュリネン。

ジャケットは完全に夏に特化したシャツジャケットスタイルです。

リネンスーツ、本当にかっこいいですね。

まさに夏の最強スーツ。

パリッと見えるのに暑苦しさを感じさせません。

シワが出て生地が馴染むことによって上質なリネンの独特の風合いを楽しむことができます。

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今回のシャツジャケットスタイル。

これが夏には本当におすすめです。

広見返しで背に裏地は付けず副資材も極力省いていきます。

私も夏はシャツジャケットを多用していますが、とにかく軽く通気性が高く雰囲気も着心地も柔らかい。

もちろん通常のBespoke仕様にくらべきっちり感や重厚感はありませんし多少は耐久性も劣りますが、夏はかっちりしすぎず見た目も軽い方が快適で使いやすいと思います。

価格もBespokeの250000+tax~より50000ほど安くリーズナブルなのも魅力ですね。

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季節を考えた生地と仕立て。

まさに着こなしの本質部分のひとつではないでしょうか。

見た目だけなく着心地も大切です。

こちらのお客様はコットンリネンのドレスシャツや軽い着こなしにピッタリのセッテピエゲもたくさんお持ちなので完全な夏スタイルを楽しまれると思います。

業界などでもファッショニスタとよばれる方達は、細かな部分も考えてそれをさり気なく着こなしています。

細部が集まって本質となり全体の雰囲気へと繋がるのでしょうね。

夏しか着れないリネンスーツ、おすすめですよ。

 

 

 

 

春らしい爽やかなシャツ

お仕事で東南アジアからお戻りになられたばかりのお客様とお話をしていたのですが、向こうではあまりスーツなどは着ないんですね。

暑い国なので当たり前ではありますが。

まったく着ないわけではなく日本でいうクールビズ的な格好の企業も多いとか。

昔何かの番組で見た高級リゾートホテルのスタッフの制服もアロハだったような気がします。

しかしコンゴのサプールは暑くてもスーツを着てお洒落を楽しむんです。

サプールかっこいいなぁ。

ちなみにコンゴ民主共和国は1年通して同じような気温ですが、平均最高気温は30度前後。

夏の日本とあまりかわらないのか。

だったら自分もサプールに負けていないな。

 

 

 

 

 

お客様のシャツが仕上がりました。

春らしさを感じさせるなんとも爽やかなシャツ。

あまりにきれいなので写真を撮らせていただきました。

淡いエメラルドグリーンと細かなストライプの入ったネイビーのシャツ。

写真ではうまく色を出せなかったのですが絶妙なカラーです。

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グリーンがアメリカンシーアイランドコットン、ネイビーがロイヤルカリビアンコットン ゴールド。

上質な生地は違いますね。

シンプルだからこそ品質が滲み出ています。

発色、質感、光沢と文句なしのクオリティ。

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シャツは特にセンスが出ると思います。

普段からシャツにこだわりを持たれている方はご理解いただけるかと思いますが、どれだけスーツにお金をかけてもシャツを適当に選ぶとすぐに分かってしまいます。

目につくVゾーンですから本当に一目で分かる。

別にお金をかけなくてもいいので自分の着こなしに合ったものを。

キーワードは襟とサイズです。

 

 

 

 

春は?ブラウンスーツ

先週、取引先の方とハービスにあるリストランテ ル・ミディ ひらまつでランチを楽しみました。

中之島のフレンチ、ラ・フェット ひらまつの系列店です。

リストランテ ル・ミディ ひらまつはイタリアンですがフレンチを取り入れた雰囲気のある料理を味わえます。

こちらの支配人の方は、話し方に落ち着きがあり言葉に優しさを含んだ丁寧な言葉づかいでとても良い印象を持つことができました。

ソムリエの資格を持っていらっしゃったのでワインの好みを伝えるとさすがのセレクトで信頼と安心感も抜群です。

そして気になったのがきちんとした着こなし。

特にネクタイはきれいなくびれのあるノットから花のように広がりとてもきれいな結び方。

間違いなくこだわりを持たれています。

仕事柄どこに行っても自然と人の服装を見てしまいます。

高級レストランや高級ホテルでウェイターやコンシュルジュの着こなしを見ても、意外にシャツやネクタイには気を使っていない方がほとんどです。

だからといって悪いというわけではなく雰囲気を壊さない服装であれば問題ないと思うのですが、逆に細かなところまで完璧な人を見ると「素晴らしいな」と尊敬の念を抱いてしまいます。

そして実際に細かな配慮ができる方が多い気がします。

 

 

 

 

レストランにはブラウンのスーツを選択。

ブラウンはアースカラーに分類され落ち着いた雰囲気を感じさせます。

イタリアではネイビーと並び定番の色ですね。

秋のスーツとしてのイメージがありますがもちろん1年通して着ることができます。

最近では若い方にも人気があります。

ジャケパンでも上級者の方がよく取り入れている印象です。

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先月ブログでアップした生地ですが、LANVINのネイビーとVBCのライトネイビーは売り切れましたがLANVINのブラウンが残っています。

ブラウンといっても暗い部屋ではグレーっぽく見える濃いめの色なのではじめての方でもとても使いやすい色。

230g~250gの合い物ですが、光沢があり柔らかくも仕立て映えしそうなしっかりとした織り。

織元はイタリアですがフランスらしい雰囲気で織らせていて気品があるスーツに仕上がります。

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私的には明るいブラウンも好きですが、使いやすいのはこげ茶のような濃いブラウン。

1週間のローテーションに1着入れると着こなしの幅も広がります。

コットンスーツでもかなりいい感じですよ。