一気に冷え込みが厳しくなりましたね。
昨日は夜から仕事だったのですが合い物を着る予定が直前にツイードスーツに変更しました。
今日も出掛ける際にはスウィングトップに薄手のセーター、モールスキンパンツで風を通さない素材を選び着ぶくれしない着こなしに。
もうそこまで冬の足音が聞こえています。
そろそろオーダーしていたコートが仕上がる予定なので楽しみ。
ダブルにしたのですがシングルも調整したくて生地で迷っているところ。
一番混む時期に入ってきているのでコートのお仕立ても1か月以上はかかることを考えればそろそろオーダーしないと着る時期が少なくなってしまいます。
善は急げです。
スーツのお引き渡しがありました。
シンプルなシングルスーツで生地はネイビーのトロフェオ。
奇をてらわず自然なのにただ着て歩いているだけで圧倒的なオーラを放ちます。
もっと光沢のある生地、もっと繊細な生地もありますがトロフェオの仕上がりはどのスーツよりも美しいですね。
さて、前回オリジナルの刺繍を裏地背部分に入れられ評判が良かったため、今回は左側身頃の裏地部分に入れることに。
黒の裏地に黒糸での刺繍。
同色で見えないのでは?と思いそうですがこれが立体的で想像以上にかっこいい。
刺繍なので高級感がありますし派手に見えないので威圧感もない。
パッと見は上質なスーツに身を包んだ紳士なのに裏地がちらりと見えると何だろうと気になるデザインが表れます。
話しに花が咲きますよ。
阪神ファンは虎の刺繍を入れても面白いですね(笑)
刺繍を入れるのは想像以上に手間のかかる作業です。
オリジナルのデザインなので職人が目視でデザインを確認しながら手を動かしミシンで縫っていきます。
巷に出回っている刺繍はコンピューターにあらかじめ入力されたデザインを機械が自動で縫ってくれますが、オリジナルの場合は熟練の技術がないと簡単にはできません。
刺繍は枠にはめて縫うのですが裏地の幅が足りない為生地を継ぎ足さなければいけませんでした。
裏地をスーツに縫い合わせる時には台場部分を再度作り替えることになります。
時間も手間もお金もかかりますがそれでもやってみたいとおっしゃるのであればなんとかできる方法を探します。
チャレンジしなければ成長は止まってしまいますし失敗しても必ず経験になるものです。
私自身はシンプルな着こなしが好きですがその他大勢と同じような着こなしをしたいとは思っていません。
ただのネイビーソリッドスーツでも何か他とは違うと思わせたいと。
出る杭は打たれると言いますが、それは周りの空気を読めず迷惑をかける人、奇をてらい過ぎている人のこと。
実際に成功する人は自身があり目立っている人が多いことはデータにも表れています。
モテる男性も同じで顔やスタイルは関係ありません。
自分が着たいスーツはこんな生地だけど派手かもしれないからと妥協される場面に多々遭遇いたしますができれば気にせず堂々と着ていただきたいですね。
そうやってセンスを磨いて輝いていただきたいです。
服ってもっと自由に着ていいものですから。