アメリカンファッションに関してはあまり詳しくないのですがお客様のお話を聞いていると面白いですね。
特にジーンズ。
芸能人が数百万もするヴィンテージのジーンズを所有しているなどの話くらいは聞いたことがありますが、色の抜け方?なども大事だとか。
キレイな濃淡を出す為に一度洗ったジーンズにまた糊をつけるとかまったく知りませんでした。
完成された着こなしをするためには細かな努力の積み重ねが大切なのはどれも一緒なのですね。
そういえば確か20年以上前に買ったジーンズの膝が破れました。
これもヴィンテージということには・・・なりませんよね。
仕上がりましたお客様のコットンスーツ。
コットンスーツ、いいですね。
想像以上に使いやすく一度手にするとその使い勝手に驚きます。
化繊入りのものが流行っていますがこちらはBrisbane mossのコットン100%。
英国的なしっかりとした生地。
伸縮性はありませんし馴染むのに時間はかかりますが、化繊のように劣化で着れなくなることもありませんし経年変化の風合いが抜群です。
ウールと違いアイロンワークも効きませんが着こむたびに柔らかくなり特有のシワにも惹かれますね。
ステッチもハンドメイド。
ステッチ部分に徐々に表れるパッカリングが待ち遠しい。
不揃いでありその豊かな表情が温かく感じられ無機質ではなく生き物のように感じさせてくれます。
スーツの価値を何段階もあげてくれます。
単体でも使えますがどうせならセットアップで着たい。
カジュアルフライデーにもいいですよ。