TPO

5月8日に愛知県芸術劇場コンサートホールで公演された「オックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団 with HIMARI」のクラシックコンサートに行ってきました。

はっきり言って最高でした。

これぞプロという極上の音色。

大きなコンサートホールは初めてだったのですが音の響きなどもさすがですね。

まだいけるか分からなかった友人の分までチケットを取っていたのですが、文句も言わず一緒に楽しんでくれる友人にも感謝です(笑)

 

 

規模にもよりますがヨーロッパなどのクラシックコンサートではフォーマルな装いが一般的。

特別なニューイヤーコンサートやオペラなどはタキシードや着物、ドレスなど格式高いフォーマルウェアがマナーです。

クラシック発祥の地という歴史と伝統があり社交の場でもあるので一定の服装規範を守るようなドレスコードが存在します。

日本のコンサートというとカジュアルな服装が多いです。

よっぽどのコンサートでないとフォーマルすぎる服装は逆に浮いてしまいます。

仕事帰りに寄れるような服装も多い印象でしょうか。

ただしカジュアルすぎる格好はNGです。

 

当日の服装はホップサックのネイビージャケット、コットンリネンシャツ、カバートのトラウザーズにレザースニーカー。

スマートカジュアル寄りですね。

長距離移動を踏まえたコーディネート。

軽く折りたたんでもシワになりにくい柔らかなホップサックジャケットに抜群の耐久性を誇るカバートクロスのトラウザーズ。

出張にもおすすめですよ。


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観客の年齢層は小さいお子様連れや若い方も見受けられましたが大半は50~60代の方で占められていたと思います。

服装はというとカジュアルといった方はかなり少なくて、男性はスーツやジャケット、シャツなどで、女性もジャケットやワンピースなどがほとんど。

気軽な感じでかしこまってはいないけどきれいめで清潔感あふれるスタイル。

当然ですがマナー違反なども見受けられませんでした。

流石ですね。

雰囲気というのはその場にいる全員で作るもの。

そして人は同じような雰囲気の場所や人に集まりますので、場違いな格好で行くと恥ずかしい思いをしたり迷惑になることもあります。

TPOはマナー。

よく高級レストランなどで、お金を払っているんだからと場にそぐわない服装や言動でトラブルになる話がありますが、お店や主催者側が出したルールがあるのであればそれを守るべきだと思います。

時、場所、場合を考えた服装を考えることはとても大切なことだと思います。

 

 

 

 

 

 

ヨレシワ感がたまりません

円安厳しいですね。

アメリカの高金利が原因なので来年も円安が続く予想。

本来賃金上昇による高経済のインフレなら嬉しいのですが実質賃金が下がっているので大変になるばかり。

海外の生地が中心なので仕入れ価格がすごい上昇です。

このままやっていけるのか。

国産生地に期待ですが国内のメーカーも結局原材料を輸入しているので大変そうです。

 

 

 

 

 

 

 

ジャケットが活躍の時期ですがこちらはスポーツジャケット。

シワシワでフニャ感がそそりませんか。

アンコンのような仕立てなので背中の裏地も付いておらず肩周りもかなり薄めの芯地のみで柔らかいため着心地は軽く見た目はヨレッとした感じになります。

かっちり見えませんし仕立て映えもしません(笑)

もちろんTPOは考えますが、夏はそれがいいんです。

リネンなど特有の風合い。

暑苦しく見えずさらりと羽織れば清涼感を感じさせます。

襟付きのジャケットなのできっちりは見えますし季節感を選ぶセンスを感じます。


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シワ感って難しく、質によって見え方が180度変わります。

粗悪な生地で適当に仕立てた大量生産のジャケットだと安っぽくなりますが、上質な生地で本場イタリア仕立てになるとこなれた雰囲気に。

逆に作りたくても作れなかったり。

南イタリアのシワ感やヨレ感のあるジャケットはかっこいいものが多い。

暖かみを感じ生きている感じがしませんか?

育っていくんです。

私も若いころにはその意味が分かりませんでしたが経験を積むと段々見えてきます。

それを理解すると雰囲気を持つ大人になっていくのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

グレーシャツの魅力

今読んでいる本が中々面白くて最近当たりに出あう気が多い気がします。

著・橘玲氏の「スピリチュアルズ 「わたし」の謎」という本で、ものすごーくざっくり説明すると人の性格は8つの要素に分類されるというもの。

その組み合わさりが個性になるのですね。

大企業ではすでに販売戦略に取り入れていて、例えばSNSで押した数十のいいね!を分析すると高確率で大体どのような人物かを当てることができるみたいです。

まあ確かに人は誰かのために生きる人もいれば戦争を起こす人もいますが大まかに分類すれば似たり寄ったりなのかもしれません。

十人十色とはいえ人間だって動物なので単純な生き物なんでしょうね。

 

 

 

 

日中は暑い日が続きますね。

この一週間雲ひとつない晴天の中を歩くことが多かったのですが、さすがに日差しが強く帽子が欲しかったくらいです。

先日ジャケットはバイクにおいてシャツとデニムグルカのカジュアルな格好で取引先の人と少しだけ会っておりました。

ビジネスでの王道シャツはホワイトとサックスです。

売れゆきもその2つが圧倒的ですが、毎年一定数売れるさりげない人気を誇るのがグレーシャツ。

私が着ているのはネイビーグレーですがこの色も人気。

シャンブレーっぽいですが普通のポプリンです。

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かしこまった場での相性は良くないですが、ローテーションに1着入れるととても決まるのがグレーシャツ。

知的な印象を与えるので、大人の雰囲気が漂い仕事ができる男に見えます。

濃すぎると使いづらいですが明るめだとオンオフ問わずとても使いやすいです。

いつものスーツもグレーシャツを合わせると今までと違った着こなしに。

シャツ1枚でも様になりますね。

これからはシャツが主役に季節になりますので1枚ローテーションに入れるとセンスを見せられますよ。

 

 

 

麻素材の季節

GW真っただ中、皆様満喫中だと思います。

私も昨日はお休みをいただきウクレレのイベントに足を運びました。

雲ひとつない快晴で木漏れ日も心地よく自然の中でのんびりする時間は最高の贅沢です。

4時間くらい聞いていたと思います(笑)

甲子園と音楽祭の2日程休みましたが気分もリフレッシュし今日から楽しく仕事のスタートです。

 

 

 

GW中は絶好の行楽日和で日差しの中だと暑いくらい。

ただ湿度がそこまでなかったので汗をかく感じでもなく最高の気候だったと思います。

イベントにはErmenegildo Zegnaリネン混ジャケットを選択。

夕方涼しくなってきてからでも調度よく日焼け対策にもなります。

裏地を張らず通気性が高い夏仕様。

ボトムズはジーンを合わせましたが相性が良く使いやすいです。

ホワイトやベージュのパンツでも爽やかでいいですね。


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今年も麻素材の出番になりました。

これからの時期の主役ですから。

ジャケットにシャツにパンツと快適に過ごせますよ。

先日のお客様もコットンリネンシャツをオーダーくださりましたが機能性だけでなく風合いも最高です。

オシャレなお客様にはピュアリネンスーツも人気。

夏が楽しくなる素材です。

 

 

 

 

 

チェックといえば

先日納品したトーマスメイソンのシャツが良かったからとすぐに追加で2枚のご注文をいただきました。

分かります、本当によい生地ですよね。

文句のつけようがないので何も文句はありません(笑)

素材だの織機だの水だの技術だの色々ありますが良いモノは良い!ただそれだけです。

私もざっくりですが、ドレスシャツはロイヤルカリビアンベースであとはトーマスメイソン。

カジュアルシャツはイタリアなどヨーロッパ製がメインでしょうか。

それぞれ強みがあるのでそれを活かして選びます。

今からの季節はリネンシャツがおすすめですよ。

日本のムシムシした暑苦しい夏を3割快適にしてくれます(多分)

 

 

 

 

 

本場の着こなしを見ていると何年もの積み重ねから滲みでる自然な色気を感じます。

特に最近はチェック柄が目を惹いているのですが、色々ある柄の中でやはり避けて通れないのはグレンチェックでしょうか。

私が生まれてはじめてオーダーしたスーツもグレンチェック。

伝統を感じるクラシックなチェックですが色も幅も様々なものがありどれを選ぶかで雰囲気が大きく変わります。

王道はグレーのプリンスオブウェールズ。

以前お仕立ていただいたスミスウールンズのレディーススーツですが特に人気の生地です。


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フロンティアのグレンチェック。

やはり英国製の生地が人気ですね。

コシがありしっかりとした質感で仕立て映えもする。

1年通して使える安定のクオリティです。


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グレンチェックはだれが着ても着こなしやすい柄だと思っています。

ジャケパンでも着れますし着回ししやすい。

ただ生地の選び方や小物のセレクトによっては結構モダンになります。

ショップの店員さん達が着ているのを見ると雰囲気が軽く見えてしまうというか。

あくまで個人的な主観ですがクラシックに着こなせた場合は何倍もかっこよく見える気がします。

これが意外に難しくここはセンス。

グレンチェックのスーツだけで数着お持ちのお客様がいらっしゃるのですが、生地感と靴やネクタイなど小物との合わせ方も完璧で英国紳士にも負けない着こなし。

ここまでくると格式や威厳を感じるほどでかなりの上級者レベルだと思います。

 

定番の生地ですが着こなしによって大きく変わる。

皆様もチャレンジしてみませんか?

 

 

 

 

 

 

夏の宝石“MOHAIR”

お休みを取れる方はすでに長いGWがスタートしていると思いますが、私も昨日休日を満喫させていただきました。

甲子園の年間シートのチケットが余っているからと友人が誘ってくれたので28日の阪神vsヤクルト戦を観に行ってきました。

甲子園に行くのは小学生以来。

阪神の応援は一つのプレーで地鳴りのような大盛り上がり。

やはりTVとは臨場感が違いますね。

久々でとても楽しかったです。

余談ですが友人と友人の中学生の長男の3人で行ったのですが、帰るときにその息子さんが誰に言われるでもなくゴミを完ぺきに分類して捨てていたのに感動しました。

ペットボトルはラペルを外しキャップも分けて指定のゴミ箱に捨てる。

すごい数の人がいっせいに帰るのですが見ていてもほとんどの人が適当にゴミ箱にゴミを投げ入れ分別している人はほとんどいませんでした。

これが育ちですね。

お祭りやキャンプなどに行ってもその辺にポイ捨てする。

誰かがゴミを置いていれば一緒になってそこに置いて持ち帰りもしない。

見習ってほしいものです。

 

 

 

 

 

 

GWはすでに数日はご予約と用事で埋まっていますがまだ空きがありますのでぜひ皆様のご連絡お待ちしております。

GW企画・・・というわけではないのですが、2点のみ特別価格でご提供させていただこうと思います。

VBCのMOHAIRTWILL。

夏の高級生地と称されるモヘアはまさにこれからの時期にピッタリ。

VBCではモヘア混のMOHAIR QUATTROが毎夏大人気ですが、MOHAIRTWILLはキッドモヘア(生後3ヶ月内のアンゴラ山羊の毛)を使用した上位互換にあたる高級生地。

とても美しい光沢を放っています。

艶感があり涼しくシワになりにくいのでパリッと見える。

暑苦しい夏に清涼感を与えてくれるので、夏でもスーツを着られるアッパークラスの方に大人気です。

春から秋まで長く着ることができるのも魅力です。


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通常、マシンメイド¥100,000、ハンドメイド¥160,000、ハンドメイド(仮縫い有)¥200,000ですが、¥10,000引きでご提供できます。

色はネイビーとライトネイビーの2色です。

 

 

大半の方は夏はクールビズでジャケットを着ないと思いますが、ご職業であったりお立場のある方やオシャレな方は夏にスーツを着る方も結構いらっしゃいます。

できるだけ暑苦しく見えず涼しそうな生地を選ぶのも相手への思いやりのひとつ。

実際に身だしなみを整えられている方は季節感を大切にさせる方ばかりです。

モヘアは夏スーツのマストアイテムです。

 

 

 

大人のマナー

作法やマナーの本を読むことが多いのですが、最近読んだマナースクールを経営されている諏内えみ氏の本がとても読みやすかったです。

育ちの良さについて書いていますが、「育ちがいい」とはお金持ちの家に生まれたということではなくいかにマナーを知っているかということ。

そしてマナーとは相手に対する気配りや思いやりということです。

相手の立場に立って物事を考えられれば当然信頼も得られ人間関係もうまくいきやすいですよね。

自分も基本的なマナーはできていましたが日本の作法に関しては知らないことばかりでした。

冠婚葬祭などありますしもっと勉強しないといけません。

本の中身のごくごく一部ですが抜粋してみました。

 

「ちょっとそこまで。も気を抜かない」

先日のブログで大谷選手の奥様である真美子さんが寮生活の時近くのコンビニでさえもきちんと着替えてから出かけると書きましたが、諏内えみ氏の著書でも書かれていました。

もちろんばっちりキメキメに着替える必要はありませんが、偶然誰かと会っても恥ずかしく無い格好ではいたいですね。

 

「髪やスキンケアに手を抜かない」

髪も肌も一朝一夕できれいになるわけではありません。

積み重ねることで結果が出てきます。

普段から気をつけることで睡眠や食生活も乱れないように意識できると思います。

以前英国王室のキャサリン妃について書かれた本を読んだ時、キャサリン妃はどんな時でも必ず髪だけはきれいにセットすることを徹底されていたそうです。

髪型は相手があなたを理解する重要な要素となるので気をつけなければいけません。

 

「目につきにくいところも美しく」

本の中ではメイクもファッションも完璧で一部の隙もない女性がサンダルからちらりと見えたかかとがガザガザケアされておらず残念に見えたという内容でしたがこれはよくあります。

この業界にいると無意識に全身のコーディネートが見えてしまいます。

いいスーツを着ているのにシャツが合っていない。

靴がケアされておらず傷だらけ。

ネクタイが安物。

靴下に穴が開いている。etc

基本的に自分がこだわっていると相手のその部分も自然と見えてしまうのでそれで相手のセンスやこだわりの強さが分かってしまいます。

 

「ビニール傘は残念」

これもあるあるですね。

ちなみにビニール傘はリサイクルできず環境問題に大きな影響を与えています※日本は特にひどいことで有名

スーツを着こなしている人でもビニール傘を持っている方がほとんど。

急に雨が降ってきた場合はその限りではありませんが、大人であればちゃんとした傘を最低1本は持っておきたいところ。

めったに見かけませんが上質な傘をきれいにまるめて颯爽と歩いている人は風格を感じます。

お客様の中でも上質な傘を修理しながら何年も使用し、スーツの色に合わせて濃い色と明るい色を分けられている方がいらっしゃいますが本当にかっこいいです。

 

「季節感を大切にする」

季節にあった装いはファッショナブルなだけではなく、美しい四季や自然へのリスペクトが感じられます。

イタリアなども地域によってその土地の風土が服に出ていますよね。

これは洋服だけでなく和装でも古来より取り入れられ続けてきたことです。

季節感を大切にできる方は丁寧な暮らしを送っている印象を与えます。

 

「ブラックフォーマルはマストアイテム」

欧米では黒のスーツはフォーマルな場など特別な機会でしか着ません。

日本では就活生が黒のスーツを着て集団で歩いているので海外の人から不思議に見られていることは有名ですが。

ただ弔事などの場では日本の礼装として黒のフォーマルスーツは必要です。

TPOをわきまえた服装ができるかどうか。

フォーマルブラックはブラックスーツと生地が違うので並ぶと分かってしまいます。

 

 

 

何百何千とあるマナーで正直細かく気にし過ぎる必要はないと思います。

相手が喜んでくれるか、相手に迷惑をかけていないか、場にあっているか、を気にすることが必要なのではないでしょうか。

最近自分勝手が招く事件やトラブルが多いですが、マナーを大切にできる人が増えるともっと笑顔あふれる世の中になるのだと思います。

 

 

 

 

 

春夏シャツを着こなす

大谷選手絶好調ですね。

活躍を見ると勇気をもらえます。

学生時代からブレない信念と圧倒的努力の賜物ですから心から尊敬します。

そんな大谷選手の奥様の記事が掲載されていてやはり素晴らしい方なんだなという印象を持ちました。

真美子夫人は人柄がよく同僚やチームメートなど誰からも愛されていたことで有名ですが、学生時代寮の近くのコンビニに行く際、まわりはみんなジャージなのに真美子さんはきちんと着替えて出かけていたそうです。

着替えられないときもパーカの紐をハート柄に結んだり必ずアレンジして着こなしていたそうです。

ほんの近所のコンビニに行くだけなのに普通は適当な格好になる人がほとんどだと思います。

結局めんどくさくてもするかしないか。

スーツなんてめんどくさい、オシャレなんてめんどくさい。なんて思っているとまわりからの評価もそのようになってしまいます。

身だしなみが整っている人、持ち物をケアしている人が信頼されやすいのは当たり前のことですよね。

成功を掴みやすくするのは日々の積み重ねです。

 

 

 

 

 

春の陽気で過ごしやすい日が続いております。

春らしいスーツに加えシャツの需要が特に増える時期です。

ちょうど友人のシャツが仕上がったところ。

ブルーのストライプとサックスの無地。

クールビズはシャツ1枚での着こなしが増えることからどうやって着こなすかがセンスの見せ所です。

爽やかで涼し気なブルーとストライプは特に人気ですね。

ローテーションに1つ2つは入れておきたいところ。

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ディティールで魅せるギャザーもおすすめ。

分かる人には分かるエレガントな雰囲気。

ナポリの風が見えませんか?

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ちなみに腕のまわりに縦シワが入る時がありますがこれは必要なもの。

腕を動かす際のゆとりです。

ジャケットを着た時のことを考えスーツに比べ全体的に若干細身が仕立てるのがベター。

ピチピチダボダボはやめましょう。

 

 

 

イタリアでもナポリではシャツを着る人の数が日本とは比べ物にならないほど多いです。

流石ファッションの国、生活に溶け込んでいます。

しかも少しでもこだわる人はみんなオーダーし刺繍を入れている。

以前知人が働いていた某有名セレクトショップのオーナーがナポリに行った際、驚くほどみんなシャツにネーム刺繍を入れていて何となく恥ずかしくなったという話をしていましたね(笑)

シンプルなものだからこそ奥が深い。

シャツの着こなしで人生観が垣間見えているのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

できる男のスーツ

先月江坂にお店を構えているときからご贔屓いただいていたお客様からオーダーをいただきました。

はじめてご来店の時は確かまだ20代だったはず。

当時から身だしなみを整えられ普段着もお洒落でとても礼儀正しく大企業ですしエリートコースですねなんて笑いあっていたのですが、今回ヘッドハンティングされ大出世されていました。

やはり仕事ができる人間をまわりは放っておきません。

オーダーいただいたのはイタリア製生地で仕立てたネイビーソリッドの3P。

ベストがあると貫録も出て益々仕事に身が入りますね。

 

 

 

 

そして本日納品させていただいたお客様もお若くして大成功されている実業家のお客様。

今まではスーツを着ないお仕事だったのですが、会合などいざという時のスーツや普段着のジャケット、シャツなどをたくさんオーダーくださっていました。

最近新たな事業を始められるとのことで仕事に必要なスーツのオーダーです。

選ばれたのはH.LESSER & SONSのネイビーソリッド。

一流のお客様を相手にするお仕事とのことで、まさに格式と風格を持つスーツは今回のお仕事にふさわしいものだと思います。

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やはり一流の男というのは必ず上質なネイビーのスーツを用意します。

傷みはじめたら必ず早い段階で用意しクローゼットには必ずかかっている。

お客様によってはネイビーの無地だけで数着お持ちの方もいらっしゃいます。

シンプルがゆえに質が分かりやすくごまかしが効かず着る人を最大限引き出してくれる。

できる男が選ぶスーツの王道です。

 

 

 

 

 

 

 

最高級ハンドメイドオーダーシャツ

来月のGWは基本休みませんが1日だけウクレレを聴きに行こうかと思っております。

公園で行う無料の小さなイベントです。

特段ウクレレに興味があるわけではありませんが自然の中でのんびりするのにうってつけです。

人混みの中は苦手なので癒されそうと。

自然を感じインスピレーションを高め仕事へと繋げていきます。

 

 

 

 

 

現在当店で取り扱っているオーダーシャツは一流テーラーやブランドにも選ばれているほどクオリティも高く大変満足しているのですが、更に上を目指し本場にも負けない本格的なシャツを作れないかと考えていました。

そして今回遂に完成しました。

熟練の職人によるハンドメイドを取り入れた最高級のシャツです。

袖付けや襟カット、釦ホール、ステッチなどをハンドメイドで行い、耐久性が必要な脇線やカフス取り付けなどはマシンメイドで行っています。

素材はシワになりくい加工を施したピュアリネンです。

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特に重要な袖付けをハンドメイドで。

もちろん高級シャツの代名詞オフセットスリーブです。

前振りの袖の為腕が動かしやすく着心地も向上し快適さを感じます。

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細かな部分ですが釦ホールも素朴な感じでいいですね。

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背中のこの色気。

雰囲気がエレガントすぎませんか。

ギャザー仕様ですと肩、カフス、背中にギャザーが入ります。

もちろん通常パターンでのお仕立ても可能。

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ハンドメイドの特徴とはなんでしょうか。

しなりや着心地の良さ?

もちろんそれもあります。

ただイタリアを代表する超高級シャツメーカーのレディメイドシャツは平均7万以上の価格にもかかわらずマシンメイドです。

日本で一番有名なカミチェリアのオーダーシャツもマシンメイドですね。

しかし着心地は文句なく素晴らしい。

現在は技術も発達してマシンメイドでも素晴らしいクオリティのシャツが仕立てられる為、わざわざ手間のかかるハンドメイドのシャツを作らないのです。

 

ではハンドメイドでシャツを仕立てる意味は?

イタリアにハンドメイドでシャツを仕立てる創業70年近くになる老舗シャツメーカーがあります。

そのCEOの「ハンドメイドの衣服には独特の味があります」という言葉がすべてを物語っているように感じます。

今回仕上がったシャツもハンドで襟をカットしているため近くでよく見るときれいな直線ではありません。

これが間違いなく良い。

全体的に温かみがあり柔らかく味のある雰囲気こそハンドメイドシャツの醍醐味だと思います。

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第二の皮膚といわれるシャツ。

だからこそ本物を着たい。

誰にも気づかれないかもしれませんが、本物を選んでいる人はこのような部分にこそこだわりを持ちます。

 

 

 

今はまだ本格的にスタートしていないので白無地しか用意しておりませんが生地も増やしていきたいと思っています。

価格は¥33000~と破格。

シャツにこそこだわりを持つ本物の紳士にぜひともおすすめしたい逸品です。