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季節の素材を選ぶのはファッションのセオリーですが、今からの季節だと起毛素材が中心です。
セレクトショップでもほぼほぼ並んでいるのはツイードやフラノなどばかり。
よくよく考えると私が持っている秋冬のジャケットはすべてツイードかカシミヤでした。
やはり素材感のある生地に惹かれますね。
ただ、秋真っただ中の今のような時期は昼はツイードなどでは暑く季節感が合いませんし夜は夏ジャケットやアウター無しでは肌寒い。
中途半端な季節です。
最近は春と秋が短くこのような時期は何を着るか悩んでしまいます。
そんな中重宝するのが定番のホップサックジャケット。
3シーズン着用できますし様々な素材のボトムスとも相性がいいのでまさに万能選手といったところ。
使える時期が少ない春秋ジャケットに着数をかけられないのであればとりあえずホップサックジャケットを持っていれば何とかなるのではないでしょうか。
お客様からオーダーいただきました、Ermenegildo Zegna -ISLAND FLEECE-のネイビーホップサック。
先日サンプルが入荷した時もご紹介いたしましたが、現物をみて確信に変わりました。
間違いなくいい生地ですね。
色も織りも絶妙。
上質な原毛しか使用しないゼニアだけあり素材の良さやラグジュアリー感が溢れています。
しかも、いつもの繊細さを前面に出すのではなくゼニアの中でも特に太番手かつ双糸という英国的な織り。
使用されている原毛はフォークランド諸島のコリデール種100%のもので農薬や化学肥料を使用しない牧草を食べて大切に育てられたものです。
南極に近いフォークランド諸島は1年通して非常に寒く強風が吹き、そこで育った羊毛はとても丈夫だといわれています。
個人的な意見ではありますがここ最近のホップサックの中でも美しさと耐久性を兼ね備えた一番おすすめな生地だと思いました。
仕上がりが楽しみです。
1着は持っておきたい万能なホップサックジャケット。
いざという時に頼りになりますよ。