お客様がジャガールクルトのレベルソをされていました。
私が憧れていた時計。
シンプルなのにオーラが違う。
かっこいい。
あまりごついのは苦手なので昔からIWCとかカルティエとかが好きでしたね。
時計は祖父の形見であるセイコーとオメガ、あと自分で購入したRADO、シチズンを愛用しています。
高級時計は最近は高すぎですし使ってなんぼなので現状で満足していますが。
面白いのは好きな時計でお客様のタイプがなんとなく分かること。
ジャガールクルトをされていたお客様とは考え方とか他の部分でも似たところが多いです。
時計占いでもしようかな(笑)
自分用にオーダーしていたMTMスーツが仕上がりました。
このピンストライプ、いいですねぇ。
幅も太さも色も求めていたものとドンピシャ。
まさにクラシックな柄です。
生地は適度なコシと柔らかさのある『REGENCY』。
仕立て映えするいい生地です。
6×2のダブルをベースに上の飾りの釦を取り4×2にしてスッキリと。
10cmを超えるワイドラペルに美しく裾までロールさせています。
曲線こそイタリア仕立ての象徴です。
打合いも広く取りボタンを留めると締まった印象になるようにしています。
クラシックに憧れ、遥か昔のスーツを仕立てにそのまま取り入れ着られる方も多いです。
もちろん何も問題もなく全然かまわないのですが、今の時代と合わない着こなしやサイズ感だとコスプレのように見えてしまう危険性もあります。
ナポリの一流サルトだって跡を継ぐ息子の代には形が少なからず変化していますよね。
体験してきたクラシックをベースに新しい時代の風を取り入れ新たなクラシックとなる。
その為には歴史も知らなければいけませんが。
モダンクラシックで更に進化させていきたいと思います。