風格

お客様と靴のケアについて話していたのですがおすすめのリムーバーを教えていただきました。

コードバンのケアをするときリムーバーは使うべきなのか、プロの方でも意見が分かれます。

私も一番有名であろうモゥブレイのリムーバーを使用していますが、そもそも水に弱いコードバンに水性のリムーバーはどうなのだろう?と極々たまにしか使用しませんでした。

お客様に教えていただいたサフィールのリムーバーは水性ではなく中性なのでコードバンとも相性がいいとのこと。

調べてみると、なるほどこれはよさそうですね。

今までサフィールは使用していなかったのでこんなアイテムがあったとは盲点です。

大切にすれば何十年でも履けますから大切にケアしたいです。

 

 

 

 

本日納品いたしましたスーツです。

生地は英国をはじめとする世界中の王室からも絶大な信頼を受ける英国最高峰のH.LESSER & SONS。

どのような場面でも間違いのない王道のミッドナイトブルーですが歴史と品質からにじみ出る風格が漂っていますね。

華やかさや艶やかさを求めず英国紳士が求める本物のベーシックを追求。

「上質な1着」に相応しい本物のスーツです。

春夏から合い物として使いやすい目付で柔らかさの中にもしっかりとしたコシがあります。

アイロンの効きも素晴らしく仕立て映えするまさに仕立ての為の生地だと思います。

99

 

ご謙遜から「あまり高級に見えない生地」というワードも出ていましたが、いえいえそんなことはありません。

イタリアの細番手の生地に多い艶感と比べられるのであればまさにその通りです。

しかし英国的な究極のベーシックにある佇まいや風合いでは特筆すべきものがあります。

また室内では芯があるマット感といった雰囲気ですが日に当たれば奥光りする重厚な光沢が見え隠れしとても美しいです。

「あのスーツかっこいいな」ではなく「あの人の着こなしや雰囲気がいいな」と思わせるスーツだと思います。

着る人を高めてくれる。

本物の紳士が求めるものとはそのようなことではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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