本物の100年コート

コーヒー専門店ではないコンセプトのあるカフェに行ったときあまりにコーヒーが美味しかったのでお店の人に尋ねてみると豆、焙煎、淹れ方とすべてこだわっておられました。

コーヒーではなく他のコンセプトが目当てのお客様が中心のお店ですが、来ていただく以上美味しいものを提供したいという店主の思い。

これこそ商売の基本ですよね。

ドリップパックを買って帰ったのですが、ペーパーフィルターとは別にコーヒー豆をフィルム包装するSEPAREX製法でした。

香りや鮮度が保たれる利点がありますが手間も費用もかかるので高級店でも専門店でもほとんどやってないんですよね。

どこまでも手を抜かない。

さすがです。

 

 

 

 

お客様のコートが仕上がりました。

グレーヘリンボーンのチェスターコート。

美しい佇まい。

上品で洗練されたイメージです。

生地はHARRISONSのOVER COATING。

目付け600gというゴリゴリのドクラシックな生地ですがこれが本当にいい。

私も愛用していますが一目で分かるほどに上質で好きな人にはたまらないことでしょう。

世界最高峰を目指す職人軍団の技術と極上の生地で一生物のコートとなってくれると思います。

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ポケットはフレームドパッチ、通称ポストポケット。

メールポケットなどとも言いますね。

ポロコートなどに使用されスポーティーさがいい感じに雰囲気を和らげてくれます。

市販のスーツではあまり見かけないかもしれませんがオーダーの世界では定番です。

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後ろのバックバンドは腰が引き締まって見える効果でスタイリッシュに。

ベントはシンプルにセンターベントにされました。

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基本はスーツの上に着用されますがオフでもニットの上から着られるように若干ゆとりを減らしています。

ゆとりを入れてとにかく大きめに仕立てようとされる方もいらっしゃりますが、ローデンコートのようなAラインならともかくチェスターコートは程よいゆとり位の方がかっこいいと思います。

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技術を詰め込んだ仕立てと上質な生地で、レディメイドあるいは他で仕立てれば間違いなく20万円を軽く越える価格帯のクオリティですがSPiCAでは20万以下でお仕立ていたしました。

無駄と利益を減らしできるだけお求めやすいようギリギリの価格でご提供。

品質は間違いありません。

あるメーカーさんの世代を超えて着られることを目指して命名された「100年コート」という商品がありますが、今回お仕立ていただいたチェスターコートは普通に100年持つと思います。

まさに一生物である本物の100年コート。

人生を共にする長い長い付き合いになりそうですね。

 

 

 

 

 

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