変化を楽しむ“コロゾナット”

ゴールデンウィーク最終日はあいにくの雨です。

残念ですが連休最後の休みは家でのんびりされる方も多いと思うので、昨日まで大きな崩れがなかっただけよかったのかもしれませんね。

もうしばらくすると梅雨の時期です。

昔カビの被害にあったことがあるのでたくさんの革靴を直している靴箱も気をつけないと。

傘に塗る防水スプレーも大量に確保しておきます。

そして毎年悩む雨用の靴。

もう1足買い足そうか迷っています。

 

 

 

 

普段愛用しているコロゾナットのブートニエールがいい感じに育ってきました。

コロゾナットとは南米エクアドルに自生するタグア椰子の種子のことで、自然な風合いと艶、染色によりうっすら浮かび上がる木目が特徴的です。

オーダー慣れしている方には定番のアイテムで高級天然釦としてお馴染みですね。

私が愛用しているものは一つ一つ手工程で作成したコロゾナットの中心部に茶蝶貝を施したものになります。

元々種子の状態は乳白色でそこにイタリアの技術を用い染色しており同じ柄が二つとありません。

 

コロゾナットの特徴として経年変化によって徐々に色が濃く変化していくことが挙げられます。

このブートニエールも今より若干ですが明るかったものが深みのある色へ。

濃くなっていくといっても個性差がありますし均一に色が変わるわけではなく、それが温かみのあるナチュラルな雰囲気と変化してくれます。

写真のものはヴィンテージナットですが、他にも赤、青、緑、ピンクetc様々な色に染色されたものがあり、どれも経年変化が起こりますので将来どのような色になるのか楽しみですね。

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コロゾナットにの他に蝶貝、水牛、黒壇、フェルトなどあり服装によって素材を変えると面白いです。

ヴィンテージコロゾナットにはコロニアルカラーのリネンなどのジャケット時に使用していますが、ダーク系のツイードに黒水牛や結婚式に白蝶貝など。

女性なら華やかにラピス・ラズリやタイガーアイなどの宝石鉱物でもいいですね。

 

とても小さいですがインパクトは強いブートニエール。

どれだけ全体に馴染ませることができ活かせるのか、高いセンスが必要なアイテムです。

 

 

 

 

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