拡張自我

たまたま見たTVで面白い話をしていました。

人というのはまわりにあるものを自分の一部だと認識する心理があります。

これを『拡張自我』といいます。

家や車、職業、人間関係に関してもそう。

何より分かりやすいのが服装です。

服、鞄、時計、靴etc身につけているものを自分の一部と認識する為、自分は今の服装に相応しい人間なんだと深層心理に刻まれていきます。

昔から言い続けている、服装によって意識を変えることができ人生をも変えることができるというのもこの心理の一部ですね。

 

明治維新で新政府軍が町を治める時、民間出身や位のない自分達に民は従ってくれるのだろうかと不安になる軍人達に対し上官が「立派な服を着せて馬に乗せ町をまわらせよ」と指示したところ、軍人は自分はその役に相応しい人物と思い込み行動し、町人もこんな立派な人達ならと素直に従ったという話があります。

これも服装による意識の変化ですが、自分だけでなく周りの人にも影響を与えていることが伺えます。

 

服装を見ればどのような人か分かるというのもこの心理に関係しています。

ド派手なファッションや 大きなアクセサリーを好む人は自分を大きくみせたい人が多いといわれています。

マスクを愛用したり地味目な服を好む人は自信がない人が多いといわれています。

またそのような服を着ることにより拡張自我による心理が働き、ますますその服装に見合った性格になっていくといいます。

心理学者も自信をもつために上質なものを持つことは効果的といっていますね。

逆にだらしない格好をしていると自分はだらしない人間であることを深層心理に刻んでいきそれに近い行動をとりがちになるのでやはり服装には気をつけたいものです。

 

 

 

私がドレススタイルを好むようになったのも、歴史や本に出てくるマナーや礼儀を重んじる紳士に憧れていたからだと思います。

自分自身そうでなかったので身だしなみを気をつけ持ち物をケアし大切に使い所作を気をつけることで、自然と意識づいてきたと実感します。

自分のなりたい姿を想像し服を選ぶ。

皆様はどのような服を着ていますか?

 

 

 

 

 

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