愛されるネイビースーツ

明日からまた気温が一気に下がるそうです。

最近カウチンニットが欲しいと思い色々調べていたのですがヴィンテージのものに惹かれますね。

デザインや色の出方とかハンドメイドの風合いとか。

でも中々すべての好みに一致したものが見つからず、また状態も大切なので一期一会のような気がします。

このようなものは慌てて買わず何年もかけてゆっくり探すことにします。

カウチンニットにウールスラックスの組み合わせなんてゆとりを感じさせる大人の着こなしでしょう。

 

 

 

 

 

 

お客様のスーツが仕上がりました。

英国生地を使用したシンプルなネイビーソリッドスーツ。

ディティールも極々オーソドックス。

シンプルですがアイロンの効きもよくいい感じです。

まさにスーツの王道ですね。

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今回こちらのスーツ以外にも違う生地でネイビーソリッドスーツを同時にお仕立ていただきました。

オープン当初よりご贔屓いただいているお客様ですが、今まで20着近くオーダーいただきそのうち9割近くがネイビーの無地です。

経営者というお立場もありますがネイビーが好きという理由でもあります。

とても気持ちが分かります。

私もスーツのみでいえば半分が紺無地。

シーツを愛する多数の方もまずは上質な紺のスーツをお仕立てするのではないでしょうか。

一番良し悪しが分かりやすい。

ほんの少しの色の違い、光沢、表情で変わりますので何着も揃えたくなるものです。

私も毎シーズン新たな紺無地の誘惑と闘い続けています。

 

 

 

 

Mr.Flannel

アンティークに惹かれます。

よく行く綾部牧場には薪ストーブが設置されているのですが空間が落ち着いていてとてもいい雰囲気。

お客様が海外製の高級暖炉を取り扱うお仕事をされているのですが、世界中で大人気で供給が間に合わないほどだそうです。

私もさすがに今の古い家には設置できませんが仕事部屋にレトロに小型の火鉢なんか欲しいなぁと。

換気とか炭とか手間はかかりますが落ち着きそう。

ちなみに今も冬は石油ストーブを使用しています。

エアコンより費用対効果は悪いですが、停電になったときにも使えますし加湿効果もあるのでいざという時の為に。

便利になることはいいことですが手間をかけること、物事をシンプルにしていくことで見えてくることもあると思います。

 

 

 

 

冬らしく毎日寒いですね。

平年よりはましな気もしますが寒いものは寒い。

今日もスーツはフランネル着用。

暖かくてかっこいいですよ。

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フランネルといえばFOX BROTHERS。

そしてFOX BROTHERS社のCEOでありファッショニスタでもあるDouglas Cordeaux氏。

やっぱりチェック柄はいいですね。

なんとエレガントなんでしょう。

シンプルですが風格が違う。

 

フランネルスーツにツイードやオーバーコーティングのウールコート。

空間を支配しますよ。

無敵です。

動きやすいジャージスーツに軽くて暖かいダウンもいいけど、人生を格上げしてくれるスーツやコートは見える景色を変えてくれます。

足を踏み入れた人間にしか分からない世界です。

 

 

 

 

暖かさと美しさのフランネルスーツ

最近数学が面白いと感じています。

といっても私が数学を解いたりするわけではありません。

どちらかというと苦手な分野で聞かれても何も分かりませんのであしからず。

たまたま「フェルマーの定理」や「量子力学」の素人向けの番組や本を読んで、その中でも「ABC予想」についての背景や物語が面白かったんです。

方程式などに関してはチンプンカンプンですが、数学で宇宙や世界のたくさんのモノ・コトを証明できるってスケールが大きすぎませんか。

今文明を謳歌できているのも数学者たちのおかげでもあります。

ちなみに世界一美しい数式は「eiπ=-1」だそうです。

・・・・・・・・・・・・・なるほど。。。

 

 

 

 

 

仕上がったお客様のフランネルスーツ。

選ばれたのはFox Brothersと並びフランネルの代名詞として真っ先に名が上がるVitale Barberis Canonico。

もちろん私も愛用していますが文句のつけどころがない完成された生地だと思います。

冬はフランネルを着ないでどうするんだ!と叫びたくなるほどです。

起毛系の素材は耐久性が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが肉厚でしっかりと織られていて長くお召いただけるほど丈夫です。

暖かさは合い物に比べ段違いなので一度手にすると冬は手放せなくなりますよ。

表情もいいですね。

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暖かさのイメージが先行するフランネルですがその美しさも特筆すべきものがあります。

曲線やラインのナチュラルさが本当に美しい。

コシがありアイロンワークも効くのでとても仕立て映えします。

落ち着いていて優しいイメージに見えるのも特徴です。

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冬スーツの代表格。

グレーフランネル。

紳士のマストアイテムです。

 

 

 

伝統のピンストライプ

オープン当初からずっとご贔屓にしてくださったお客様が本社に転勤が決まったとご連絡くださいました。

抜群のセンスで一緒にイタリアのサルトやブランドの話までできる知識をお持ちのお客様だったので寂しい気持ちでいっぱいでしたが、これは栄転ですからおめでたいことですね。

それに今までも遠くに引っ越しされてからもご連絡くださるお客様が多くて、どのような状況でも上質なサービスをお届けできるように型にはまらず努力し続けようと思います。

当店のお客様はステップアップし上昇していかれる方が多いのが特徴なのでプラスに捉えていかなければ。

以前とある方に「えびすという名前はえべっさん(七福神)と同じ名前で縁起がいいんだからお店の名前を変えたら(笑)」といわれましたが、まさにオーダーいただいたすべての服にパワーをお入れしておりますので(笑)

うちの床の間には大きな木彫りのえべっさんの像があり“開運の神”の力が満ち溢れていますから。

 

 

 

 

 

 

今季仕上がったスーツをはじめて着用しました。

ニューヨークの象徴、栄光のピンストライプ・・・ではなく伝統のピンストライプです。

持っているスーツの半分近くは紺無地で紺のピンストライプは久々に仕立てました。

個人的にピンストは大好きな柄でクラシック感がたまりません。

力強さの中にスマートさを感じるまさにトラディショナルスタイルです。

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ピンストライプといってもたくさんの色柄がありイメージも様々。

幅や濃さ、間隔、色によって全く別物になってしまう。

逆にドンピシャで好みのピンストライプを見つけることの方が難しい。

自分も納得の生地を見つけるのに数年かかりました。

だからこそ見つかれば本当にお気に入りの1着になります。

 

 

 

 

 

シワの変化を楽しむ

アメリカンファッションに関してはあまり詳しくないのですがお客様のお話を聞いていると面白いですね。

特にジーンズ。

芸能人が数百万もするヴィンテージのジーンズを所有しているなどの話くらいは聞いたことがありますが、色の抜け方?なども大事だとか。

キレイな濃淡を出す為に一度洗ったジーンズにまた糊をつけるとかまったく知りませんでした。

完成された着こなしをするためには細かな努力の積み重ねが大切なのはどれも一緒なのですね。

そういえば確か20年以上前に買ったジーンズの膝が破れました。

これもヴィンテージということには・・・なりませんよね。

 

 

 

 

仕上がりましたお客様のコットンスーツ。

コットンスーツ、いいですね。

想像以上に使いやすく一度手にするとその使い勝手に驚きます。

化繊入りのものが流行っていますがこちらはBrisbane mossのコットン100%。

英国的なしっかりとした生地。

伸縮性はありませんし馴染むのに時間はかかりますが、化繊のように劣化で着れなくなることもありませんし経年変化の風合いが抜群です。

ウールと違いアイロンワークも効きませんが着こむたびに柔らかくなり特有のシワにも惹かれますね。

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ステッチもハンドメイド。

ステッチ部分に徐々に表れるパッカリングが待ち遠しい。

不揃いでありその豊かな表情が温かく感じられ無機質ではなく生き物のように感じさせてくれます。

スーツの価値を何段階もあげてくれます。

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単体でも使えますがどうせならセットアップで着たい。

カジュアルフライデーにもいいですよ。

 

 

 

 

 

美しきソラーロスーツ

腕時計のメンテナンスを一気に行いました。

ずっと大切に保管している星座の時計の電池交換。

祖父の形見であるSEIKOの時計は、リザード革のベルトが裂け始めたので同じくリザード革のベルトに替えました。

20年近く使用しているRADOはオーバーホールに。

他の時計はまだメンテナンスの必要はなさそうでホッとしました。

使ってこそという考えなので必要以上に数は増やしたくないのですが最近かなり気になる時計があります。

結構な値段なので簡単には手が出せませんが・・・あの角形は魅力的すぎる。

ビッグボーナスでも入ったら考えるとしましょう。

 

 

 

 

 

お客様のスーツが仕上がりました。

本当に美しいソラーロスーツです。

生地はVBCのBEAUSOLEIL。

もはや定番となった21マイクロン。

ミュールジングされていない太番手の原毛を使用し、超強撚糸に紡ぎ更に双糸で織り上げた、抜群の耐久性と回復力、防シワ性を持った英国顔負けの生地です。

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ソラーロの魅力といえば玉虫色とよばれる光沢。

経糸と緯糸の色が違い裏側の色が表に出ることによって虹色のように輝きます。

見る位置の光の加減で見え方が変わるので、こちらのスーツの場合普通に見れば奥行きのあるベージュのスーツ。

しかし動きがあるとうっすら青っぽい光沢が浮かび上がります。

写真では分かりづらいですが裏の青が見えていますね。

あくまでさり気ないのでいやらしさもありません。

ソラーロスーツは結構上級者向けなのですが、BEAUSOLEILはヘリンボーン柄や質感をうまく使っていて初心者でも着やすいです。

それでも抵抗がありましたらブラウンだと更に着やすくてビジネスでも人気。

VBCはこの辺のセンスが本当に素晴らしいですよね。

私もソラーロスーツを持っていますが、特にVBCとSMITH WOOLLENSがおすすめです。

パットやタレ綿を抜いた仕立てですが生地にコシがあるのでしっかりした印象。

ちなみにステッチもAMFではなくオールハンドで仕上げています。

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BEAUSOLEILは百貨店やブランドともコラボするほどの人気があります。

ソラーロが好きな方も興味がない方もきっと気に入っていただけるスーツに仕上がると思いますよ。

 

 

 

 

カントリーツイードの世界をビジネスでも

阪神タイガースが38年ぶり日本一に輝きました。

オリックスvs阪神という夢の関西ダービー。

最終戦までもつれ込み第6戦時点で合計得点23-23とお互い一歩も譲らぬ接戦。

毎日ヒリヒリする熱戦でどちらが勝ってもおかしくない本当に素晴らしい試合でした。

来年も関西ダービーを期待しています。

今日は仕事で梅田にいましたが阪神電車の改札階段上の日本一記念の看板の写真を撮影しようとものすごい人だかりが。

阪神百貨店では日本一セールで長蛇の列。

大阪はしばらくにぎやかになりそうです。

 

 

 

 

 

残暑もあるせいか街で見かけるビジネスマンはまだノータイの方しか見かけませんね。

私はネクタイ大好き人間なので夏でも当たり前にしていますが、先日お会いしたお客様もとてもきれいな配色のレジメンタルタイをされていました。

明るい色が入っていてもバランスが良くキメキメ感がないのはさすが。

紺ブレとうまく合わせられていてノットもきれいです。

ただ高価なネクタイをすればいいというわけではありませんし特にセンスが出る部分。

色柄はたくさんありますが、妥協せず時間をかけてこれだと思えるものを買った方がいいです。

Vゾーンを彩る大切なピースですから。

 

そのお客様のスーツが完成しました。

生地はPORTER & HARDINGのGLORIOUS TWELFTH。

カントリースーツの代名詞的生地。

これが本当にいい生地なんですよ。

カントリーツイードの世界をビジネスでもシティユースでも楽しめるように開発されたGLORIOUS TWELFTH。

格式あるロイヤルオートモービルクラブのメンバー用オリジナルジャケットにも採用されるクオリティですからね。

フィニッシュの技術ではなく素材と織りからくるような上品な光沢があり品位を感じます。

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雰囲気が抜群ですね。

伝統的なパブやバーが似合うような世界観を感じます。

セットアップだけでなくジーンズにも合わせられますしニッカポッカでザ・カントリースタイルだって。

このような生地は着れば着るほど味が出てくる気がしますね。

耐久性も抜群ですし人生を豊かにしてくれる1着になりそう。

 

毎日食べるものがその人の体を作るんですよ。

だったら毎日着るものがその人意識を作るのかもしれません。

 

 

 

最強着回し力 “紺ブレ”

セレクトショップで売れてるor展開しているスーツの生地を見ると両極端に振れてるものが多い気がします。

ものすごく繊細だったりめちゃくちゃがっちりだったり。

日本ではブームなのでしょうか。

推していたすごい強撚糸のスーツは、私が以前作ったものを見た時かなりの目付だったので生地自体の重さで全体に垂れ下がっていましたしパンツも常に生地が重力に引っ張られていたので足を前に出し辛くここまでじゃなくていいなぁと感じました。

もちろんツイードのように素材や織り方によっては5、600g以上でもいいんですけどね。

超繊細な生地も好きですが耐久性を考えても持っていてもここぞというときに着るあくまで全体の一部かな。

 

 

 

 

お客様スーツが仕上がりました。

絶対定番の紺ブレです。

アメトラ好きの方は100%お持ちでしょう。

金のメタル釦はもはやシンボル!

フラップ付きのパッチポケットもまさに。

こちらのお客様はダブルの紺ブレもお持ちです。

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定番ではありますが数年前からメンズレディース共に紺ブレブームが再燃しています。

とにかく使いやすいですからね。

金メタルの紺ブレは制服のようで苦手という方も多いですが(まぁ元は制服ですし)着回し力がすごいです。

イタリアの伊達男たちは様々な色の綿パンやミリタリー、デニムなどと合わせてドレスダウンして着ていることも多いです。

もちろん普通にグレーパンツのジャケパンでドレス寄りでも。

センスがある方には一生にわたり強力な戦力ですね。

 

私もベロアの紺ブレを仕立てようと考えています。

メタル釦も色々あるので迷い中ですが。

 

 

 

 

夏でもダブルブレステッド

スマートフォンのキャリア乗り換えと機種の買い替えを行いました。

親にスマホを渡しているので親の分も合わせて。

データ移行など本当に楽になりましたね。

今はアプリを使うと電話番号や写真だけでなく配置までそっくりそのまま以前使用していた状態まで戻せます。

ほんの数年前までは1日かけて設定を入れ直していたものですが1~2時間で完了。

スマートフォンを使いこなせていないだろう自分的には本当にありがたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

7月も8月もほぼすべての日で30度超えで大半が35度以上。

まともにお天道様の下にはいられませんね。

ただ暑いのは暑いですが若干慣れてきたような、いや絶対慣れてはいませんが※どっちでしょう

私も今までは夏のダブルブレステッドは暑いのでシングルブレストが中心。なんて言っていましたが最近は関係がないような気がして気にしなくなりました。

近年の夏素材はかなり涼しいですしお客様の前以外では前を空けて着ることが多いので。

イタリアでもリネンのダブルブレステッドなど前を開けて着ている人が多いです。

もちろんそのスタイルにも合うようなシルエットでボタンを外す着こなし自体を楽しんでいます。

だらしないと怒られそうですがTPOはきちんと守りますよ。

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ステッチのシワもいい感じに入ってきました。

それにしても紺無地のダブルだけで何着あるだろう。

思い浮かべるだけで4着。

まだまだネイビーも欲しいですがベージュもグレーも追加したい。

街ではほとんど見かけることのない夏のダブルブレステッドを存分に楽しみます。

 

 

 

ベリードラペル

世界でもトップクラスのお金持ち国家モナコ。

お客様が昔モンテカルロに旅行に行かれたそうなのですがセレブが集まる素敵な街ですよね。

一度行ってみたい。

感性というのは磨かれるものなので魅力的な街で過ごせばきっとセンスも磨かれるはず。

モナコの街をただのんびり過ごすだけでも心に余裕が生まれてきそう。

どのような格好でどのように過ごしているかだけでも潜在意識が変わってきます。

だらけた格好ばかりせず背筋が伸びる場所へ向かうことも大切。

夏真っただ中、遠出は厳しいですがどこに行こうかな。

 

 

 

 

 

お客様の仕上がりスーツですが最近ではめずらしいべリードラペルです。

ラペルが丸みを帯びて弧を描いているのが分かりますね。

あまり見かけなくなりましたが1970年代にイタリアで流行り日本でも70~80年代は時代によって雰囲気は違えど丸みがあるデザインが取り入れていたのでべリードラペルもよく見かけられた形です。

ワイドなものが多く男らしい印象ですが曲線が柔らかさを出し同時に流行ったロープドショルダーと共に仕上げるとエレガントさも感じられます。

実際にフォーマルスーツにも取り入れられているものもありますね。

お客様のスーツはラペル幅9cmですが私が持っているものは12cmはあります。

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時代は繰り返すのでまた流行るかもしれません。

70年代はメリハリのある若干派手なスーツが流行りましたがそのまま真似るわけではなく今の時代を反映してのリバイバルなのでかっこよく仕上がりますよ。