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夏の猛暑も“モヘア100%”なら乗り切れる

クリスマスが終わり次はお正月。

皆様も用事に追われ、バタバタではないでしょうか。

周りも仕事のラストスパートといった感じです。

当店は年末年始にもご予約をいただき本当に感謝です。

ちなみに昨日はクリスマス、皆様はどう過ごされましたか?

私は昼に用事をすませ少しだけスタバに寄り、ご予約もなかったので事務仕事でした。

そしてクリスマスディナーは・・・焼き鯖とコロッケ※しかも脂がのってなく美味しくない

料理をお願いしている親には感謝ですが、もう少しクリスマスっぽい食事でも・・・。

 

 

 

 

 

取引先と来年の打ち合わせがありましたが、2026年S/Sはモヘアが主役になるかもしれません。

まぁ、毎年モヘアとリネンといってる気がしますが、温暖化で40度近く上がる昨今の夏、使用する素材の機能はかなり重要になるので改めて注目の価値はあると思います。

今回紹介してもらった生地ですが、CALRO BARBERA【カルロ・バルベラ】。

懐かしいですね、昔はイタリア5大ミルと称されかなりの人気が誇っていました。

現在は超高級ブランドを展開するキートン・グループに買収されCALRO BARBERAはキートンのグループ傘下に入っています。

残念ながらかつての「糸を寝かす」という衝撃的でありバルベラらしい独特の風合いの糸ではありません。

工場はピアネッツェからペッティネンゴに移転しています。

しかし勘違いしてはいけないのは、キートンとは最高級ブランドだけあり品質は本当に上質で間違いないということ。

「最高級の素材と最も熟練した職人を使い、最高品質の服を作る」を経営哲学としています。

今回見ていただきたかったモヘアですが、なんとモヘア100%なんです。

モヘア混は多いですが、モヘア100%っていくつかのメーカーのものを知っている程度でほとんどないんですよ。

高価というだけでなく取り扱いの大変さから着る人を選ぶ服地ですから※伸縮性はなく、雨や摩擦に弱く、強くアイロンをかけられない

ただもの驚くほど涼しいんです。

服を風が通に抜ける感じ。

まさに夏に特化した選ばれた人が着るスーツになります。

 

もうひとつはHolland & Sherry【ホーランド・シェリー】。

知る人ぞ知るイタリアの職人に最も好まれた生地でもあります。

仕立て映えする最高峰の実力を持つマーチャント。

かなりお高いですが。

キッドモヘア15%、これくらいがビジネスでは涼しく使いやすいかもしれません。


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夏用スーツは涼しく美しく仕立て映えするモヘアが注目。

個人的にV.B.C.のモヘアもおすすめ。

できる男は季節に合わせ素材を変えるんです。

「見た目涼しく」は自分だけでなく周りへの配慮でもあります。

 

 

 

 

 

 

ラグジュアリースーティング“Premier cru”

今日はクリスマスイブです。

サンタさんにプレゼントをもらいましょう。

私は何ももらえませんが、皆様はぜひスーツなどいかがでしょうか。

クリスマスが終わればもう年末です。

年末年始は12月31日~1月2日までお休みをいただきますが、最近年始はあまりご予約も入らないので長い休みになるかも?

江坂でお店をやっていた時は結構来られていたのですが。

ぜひ遊びにいらしてください。

 

 

 

 

 

お客様の仕上がりましたスーツです。

なんとも美しい色だと思いませんか!

ブラウン系なのですが、ベージュが混じってどこかキャメルっぽさもあります。

動くとほのかに光る光沢もとても上品で高級感があります。

ネイビーもグレーもグレンチェックもすでにたくさんスーツがあるので、この色を選ばれましたがとても気に入ってくださりました。

 

こちらの生地はHARRISONSのPremier cru【プルミエ・クリュ】です。

ハリソンズの中でも三大生地に選ばれる名作。

私も持っている生地の中で間違いなく3本の指に入るほどのお気に入りの生地。

驚くほど仕立て映えします。

Super100’sのファインメリノウールを72番手縦緯双糸で織り上げコシもありながら柔らかく、発色もとにかく美しい。

これ見よがしでなく、もう見たら何かとにかくいいんです。

まさに気品といった感じ。

サヴィルロウの中でもエグゼクティブに愛される間違いのない生地です。

私もPremier cruを着るときテンションが上がりますし背筋が伸びます。

本物の成功者はロゴや派手さでひと目でブランドだと分かるものではなく、シンプルで上質なものを選びます。

そのような方に選ばれる生地です。


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このようなおしゃれな雰囲気のあるスーツはもちろんビジネスでも着れますがプライベートでも着ていただきたいと思っています※今回お客様もビジネスやパーティーに着られるとのことでした

エレガントなスーツを着て、高級レストランに行く、コンサートに行く、カフェに行く、散歩する、ウィンドウショッピングするetc。

その何でもない行為に物語を作り意味を持たせるのが楽しいのではないでしょうか?

ただ単に生きていたって人生はすぎて行くだけです。

だから自分で意味を作って楽しみます。

スーツをバシッと着こなして自己満足100%で街を歩きますが、私はエリート紳士になりきっていますよ。

紳士はマナーを守り、思いやりを持ち、所作は美しく、優雅に歩く。

サプールも同じような生き方を楽しんでましたよね。

誰も何とも思っていないでしょうが、自分が楽しければそれでオッケー。

そういうスーツを持ちたいですね。

 

 

 

 

 

 

品格をまとう スーツ

週末は20度近くまで上がるほど暖かかったのに今日は10度。

気温差が激しすぎます。

体調を崩さないようにしないと。

今朝は寒かったのでフランネルスーツにローデンクロスのチェスターコートと真冬対応の着こなしです。

駅で電車を待っているときに手が悴んでいたので、ちゃんとレザーグローブも用意して正解でした。

これでマフラーがあれば氷点下でも大丈夫ですね。

 

 

 

 

 

日曜日にNHKで放映されている「美の壺」という番組で、スーツが題材の回がありました。

2023年の再放送なのですが、業界人として当然見なければいけません。

タイトルは、

「品格をまとう スーツ」

 

派手なトレンドや高級ブランドを語るのではなく、スーツという衣服がもつ「静かな美しさ」や「人となりの表れ」に焦点を当てたとても印象的な内容でした。

伝えたかったであろうことを、自分なりにとらえて少し書いてみようと思います。

 

 

「スーツは“主張しない美”である」

番組の中で語られていたのは、スーツは自己主張のためだけの服ではないという考え方です。

色や形で目立つのではなく、着る人の立ち居振る舞いや言葉を、そっと引き立てる存在。

・前に出すぎない
・しかし、確かに品格を感じさせる

その“控えめさ”こそが、スーツの美であると紹介されていました。

 

「サイズが合うことは、礼儀である」

番組では、体に合ったスーツの重要性にも触れられていました。

肩のライン
袖の長さ
背中のゆとり

それらが整っているだけで、人は自然と「きちんとしている」「信頼できそう」という印象を受けます。

逆に言えば、サイズが合っていないスーツは、どんな高級生地でも美しく見えません。

スーツは自分のためであり、同時に相手への配慮でもある。
そんな視点が、とても日本的で印象的でした。

 

「時間が、スーツを育てる」

新品のスーツよりも、着込まれ、手入れされてきたスーツにこそ美が宿る。

番組では、長年同じスーツを大切に着続けている人の姿も紹介されていました。

・ブラッシング
・アイロン
・繕い

そうした積み重ねが、生地に表情を与え、その人だけの一着になっていく。

スーツは消耗品ではなく、時間と共に完成していく衣服なのだと感じさせられました。

 

 

そこから見える、スーツの本当の魅力

この回を通して改めて感じたのは、スーツの魅力は「かっこよさ」や「成功の象徴」ではない、ということかもしれません。

■ スーツは“人を語る服”

・どう生きてきたか
・どう人と向き合ってきたか
・どんな姿勢で仕事をしているか

そうした内側の在り方が、自然と滲み出てしまう服です。

だからこそ、
派手さよりも、誠実さ
流行よりも、調和
新しさよりも、似合っていること

が大切になるのだと思います。

 

■ 品格とは、静かに伝わるもの

番組のタイトルにもあった「品格」。

それは声高にアピールするものではなく、「なんとなく感じる」「理由はないけれど安心する」そんな形で伝わるものです。

きちんとしたサイズ
整えられた生地
清潔感のある着こなし

それらが合わさったとき、スーツは“鎧”ではなく、信頼をまとう衣服になります。

 

「美の壺」のこの回は、スーツを着る意味を、静かに問い直してくれる内容だったと思います。

スーツは、誰かより目立つためのものではなく、自分自身を整え、相手を尊重するための装い。

だからこそ、流行が変わっても時代が変わってもスーツは残り続けるのだと思います。

もしクローゼットにある一着を、少し丁寧にブラッシングしてみたくなったなら、それこそがこの番組が伝えたかった「美」なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

圧巻の貫禄と美しさ。100年切れるポロコート。

AI需要でメモリーが足りずPCの価格が驚くほど上がるそうです。

本当に待ったなしの状態だそう。

毎日世界経済をチェックしているので感じていましたが、これからはあらゆるものが想像以上に上がると思います。

資源が世界中で不足していて各国が囲い込みに入っているフェーズ。

PCに関しては2026年1月から価格が間違いなく反映されるとのことなので、新しく購入をお考えの方は早めに検討した方がいいと思います。

私は今年新しくしたばかりなのでしばらくは大丈夫そうでよかった※8年は持ってくれよ

 

 

 

 

 

オーダーいただきましたポロコートが完成しました。

生地良し仕立て良しで過去最高にいい感じに仕上がっていると思います。

圧倒的な貫禄が感じられますね。

私がコート地の中で一番好きなHRRISONSのOVERCOATINGで目付は600gもあり、かなり重く硬くがっしりとした生地。

しかし、着ると目付ほど重く感じず(重いのは重いですが)、なにより本当にシルエットがきれいなんです。

シンプルでありながら威厳が感じられる立ち姿。

ポロコートはやはりがっちりとした重い生地こそ本来の姿を表現できるのだと思います。

後ろはボタン付きのインバーテッドプリーツで、お客様に着用していただいたときの後ろ姿が段違いにかっこよかったです。

写真では分かりませんが(撮影し忘れました汗)、英国の古いポロコートをイメージして上下別れているインバーテッドプリーツを採用しかなり手間をかけています。

分かる人であれば後ろ姿でそのコートの上質さ、そして着る人の気品を感じ取れるレベルです。

はじめは重くとも着るほどに味わいが出て生地も馴染み、デザインにおいても耐久性においても100年着ることができます。

完成形のシルエットで構造美が極まっているコートだといえるのではないでしょうか。


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生地の強さや重厚さを感じながらどこか柔らかな雰囲気を感じられると思いませんか?

こちらMTMでありながらなんとCADCAMを使用せず熟練の職人がハンドメイドで型をひいています。

だからこそ細かな調整ができ、手の優しさを感じることが出るのです。

有名テーラーやショップがどの工場を使用しているかなどある程度把握していますが、当たり前ですがほぼすべての工場はCADCAMを使用します。

シルエットや雰囲気というのは、このようなところに違いとして大きく出てくるんです。

 

 

こちらのコート、同クオリティで他で仕立てれば間違いなく30万以上します※決して大げさではありません

SPiCAでは今現在20万以下でお仕立ていただけます※来年からまた工賃・生地代の高騰により値上げせざるえませんが

他店と違い商品の価格帯が高くなっても利益率をほとんど変えていないからです。

本物商品を本物を欲しいと思ってくださるお客様の為に採算度外視で提供できるようこれからも努力です。

 

 

 

 

太いからいいんです

最近は金、銀、銅、プラチナ、リチウムとAIや車など産業に必要な資源が高騰しています。

家に眠っている貴金属はお宝ですね。

ずっと前に亡くなった私の祖父も当時から金製品が好きで、文字盤が10金で作られたセイコーの時計は形見として私が使用しています※高価ではないですがとても上品です

私がしている18金の指輪も、資産云々ではなくパワーが集まりそうで購入したもの。

反対の手にもう一つ欲しかったですが、値段が上がりすぎて今では手が出ないですが。

そういえば、先日お客様がしていたロレックスはなんと金無垢。

ホワイトゴールドなのでまったくいやらしさがなく輝きがスーパーエレガントでした。

付けるだけでとてつもないパワーが集まりそう。

世界征服できるかもしれません(笑)

 

 

 

 

先日オーダーいただきましたシャツは、VINTAGE OXFORD【ヴィンテージ オックスフォード】。

名前のとおり50~60年代のオックスフォードシャツ地を再現したものです。

私はアメトラやアイビーにそこまで詳しくないのですが、昔からこの生地の仕上がりがとても気に入っていて個人的おすすめ生地として紹介することが多いです。

先月もオーダーいただいたところですが、やはりいい仕上がりでした。


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最近、オーダーシャツの世界では「細番手が良い」「なめらかで軽い方が上質」そんな空気を強く感じます。

確かに、100番手、120番手のブロードやツイルは美しい。

肌触りも良く、見た目も洗練されています。

ですがVINTAGE OXFORDは40/1×20/2。

ゴリゴリに太めの糸で織られている昔ながらのオックスフォード。

でも仕上がりを見ると「ああ、これでいい。むしろ、これがいい」と思えます。

 

アメリカのアイビーファッションを振り返ると、シャツは決して繊細なものではありませんでした。

オックスフォードは厚みがあり、少しゴワつき、洗うほどに柔らかくなる。

新品の完成度よりも、着続けた先の表情が大切にされていた生地です。

40/1×20/2のオックスフォードは、まさにその思想を体現しています。

最初はハリがあり、体に馴染むまで少し時間がかかる。でも、その過程こそが味になる。

シワも、アタリも、その人の生活の一部として刻まれていく。

アイビーがそうであったように、実用から生まれ、日常の中で育っていく服には、数字では測れない魅力があります。

太い生地だって、いい。

むしろ、今だからこそ、その良さが静かに光る気がしています。

洗いざらしで着るという着こなし方も楽でいいですよね(笑)

 

決して細番手が悪いというわけではありません。

ドレスシャツであれば100番手~120番手が一番好きですし最適です。

ただ、細番手=高級=上質ではないということ。

ちゃんと着こなし方に合った生地を選んでこそファッションは完成へと近づきます。