10周年を迎えることができ皆様に感謝!今年も1年ありがとうございました

年末年始は12月31日~1月2日までお休みをいただきます。

明後日は大晦日、今年も無事1年を過ごすことができました。

オープンして10周年を迎えることができたのは、私にとって本当に大きなことです。

 

コロナで江坂のお店を閉めてから、分かってはいたもののお客様の数はかなり減っています。

働き方改革、そして立て続けの止まらない値上げでスーツ離れもあり、この業界も衰退が続いています。

ただその分お客様と深い関係が築けていることはありがたいこと。

昔務めていたお店では1着売るのに40分以内で収めるようにといわれていましたが、今は完全予約制にして時間をほとんど気にせず接客することができますし仕事は本当に楽しいです。

オープン当初からのお客様も未だにご贔屓くださり、ご連絡のたびに感謝の気持ちが溢れます。

9年前から毎シーズン必ずオーダーくださっていたお客様が遠くに転勤で最後のオーダーにご来店くださいました。

その時の会話で、「10年続けれたことは凄いこと。そして、大体10年で次の大きな変化が来るんだよ。」という言葉がとても印象的でした。

今の仕事の仕方もかなり特殊ではあるかもしれませんが、何か新しいことを始めたい、そんな時期ではないかとぼんやり思っていたので。

オーダーの仕事を続けながらスーツを通じた何かをできないかと考えています。

まだ何も浮かんでませんが(笑)

 

これからもお客様との時間を大切にしながら、より良い一着をお届けできるよう努めてまいります。

引き続きご贔屓いただければ幸いです。

来年もお客様とお会いできることを楽しみにしております。

今年も1年、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

夏の猛暑も“モヘア100%”なら乗り切れる

クリスマスが終わり次はお正月。

皆様も用事に追われ、バタバタではないでしょうか。

周りも仕事のラストスパートといった感じです。

当店は年末年始にもご予約をいただき本当に感謝です。

ちなみに昨日はクリスマス、皆様はどう過ごされましたか?

私は昼に用事をすませ少しだけスタバに寄り、ご予約もなかったので事務仕事でした。

そしてクリスマスディナーは・・・焼き鯖とコロッケ※しかも脂がのってなく美味しくない

料理をお願いしている親には感謝ですが、もう少しクリスマスっぽい食事でも・・・。

 

 

 

 

 

取引先と来年の打ち合わせがありましたが、2026年S/Sはモヘアが主役になるかもしれません。

まぁ、毎年モヘアとリネンといってる気がしますが、温暖化で40度近く上がる昨今の夏、使用する素材の機能はかなり重要になるので改めて注目の価値はあると思います。

今回紹介してもらった生地ですが、CALRO BARBERA【カルロ・バルベラ】。

懐かしいですね、昔はイタリア5大ミルと称されかなりの人気が誇っていました。

現在は超高級ブランドを展開するキートン・グループに買収されCALRO BARBERAはキートンのグループ傘下に入っています。

残念ながらかつての「糸を寝かす」という衝撃的でありバルベラらしい独特の風合いの糸ではありません。

工場はピアネッツェからペッティネンゴに移転しています。

しかし勘違いしてはいけないのは、キートンとは最高級ブランドだけあり品質は本当に上質で間違いないということ。

「最高級の素材と最も熟練した職人を使い、最高品質の服を作る」を経営哲学としています。

今回見ていただきたかったモヘアですが、なんとモヘア100%なんです。

モヘア混は多いですが、モヘア100%っていくつかのメーカーのものを知っている程度でほとんどないんですよ。

高価というだけでなく取り扱いの大変さから着る人を選ぶ服地ですから※伸縮性はなく、雨や摩擦に弱く、強くアイロンをかけられない

ただもの驚くほど涼しいんです。

服を風が通に抜ける感じ。

まさに夏に特化した選ばれた人が着るスーツになります。

 

もうひとつはHolland & Sherry【ホーランド・シェリー】。

知る人ぞ知るイタリアの職人に最も好まれた生地でもあります。

仕立て映えする最高峰の実力を持つマーチャント。

かなりお高いですが。

キッドモヘア15%、これくらいがビジネスでは涼しく使いやすいかもしれません。


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夏用スーツは涼しく美しく仕立て映えするモヘアが注目。

個人的にV.B.C.のモヘアもおすすめ。

できる男は季節に合わせ素材を変えるんです。

「見た目涼しく」は自分だけでなく周りへの配慮でもあります。

 

 

 

 

 

 

ラグジュアリースーティング“Premier cru”

今日はクリスマスイブです。

サンタさんにプレゼントをもらいましょう。

私は何ももらえませんが、皆様はぜひスーツなどいかがでしょうか。

クリスマスが終わればもう年末です。

年末年始は12月31日~1月2日までお休みをいただきますが、最近年始はあまりご予約も入らないので長い休みになるかも?

江坂でお店をやっていた時は結構来られていたのですが。

ぜひ遊びにいらしてください。

 

 

 

 

 

お客様の仕上がりましたスーツです。

なんとも美しい色だと思いませんか!

ブラウン系なのですが、ベージュが混じってどこかキャメルっぽさもあります。

動くとほのかに光る光沢もとても上品で高級感があります。

ネイビーもグレーもグレンチェックもすでにたくさんスーツがあるので、この色を選ばれましたがとても気に入ってくださりました。

 

こちらの生地はHARRISONSのPremier cru【プルミエ・クリュ】です。

ハリソンズの中でも三大生地に選ばれる名作。

私も持っている生地の中で間違いなく3本の指に入るほどのお気に入りの生地。

驚くほど仕立て映えします。

Super100’sのファインメリノウールを72番手縦緯双糸で織り上げコシもありながら柔らかく、発色もとにかく美しい。

これ見よがしでなく、もう見たら何かとにかくいいんです。

まさに気品といった感じ。

サヴィルロウの中でもエグゼクティブに愛される間違いのない生地です。

私もPremier cruを着るときテンションが上がりますし背筋が伸びます。

本物の成功者はロゴや派手さでひと目でブランドだと分かるものではなく、シンプルで上質なものを選びます。

そのような方に選ばれる生地です。


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このようなおしゃれな雰囲気のあるスーツはもちろんビジネスでも着れますがプライベートでも着ていただきたいと思っています※今回お客様もビジネスやパーティーに着られるとのことでした

エレガントなスーツを着て、高級レストランに行く、コンサートに行く、カフェに行く、散歩する、ウィンドウショッピングするetc。

その何でもない行為に物語を作り意味を持たせるのが楽しいのではないでしょうか?

ただ単に生きていたって人生はすぎて行くだけです。

だから自分で意味を作って楽しみます。

スーツをバシッと着こなして自己満足100%で街を歩きますが、私はエリート紳士になりきっていますよ。

紳士はマナーを守り、思いやりを持ち、所作は美しく、優雅に歩く。

サプールも同じような生き方を楽しんでましたよね。

誰も何とも思っていないでしょうが、自分が楽しければそれでオッケー。

そういうスーツを持ちたいですね。

 

 

 

 

 

 

品格をまとう スーツ

週末は20度近くまで上がるほど暖かかったのに今日は10度。

気温差が激しすぎます。

体調を崩さないようにしないと。

今朝は寒かったのでフランネルスーツにローデンクロスのチェスターコートと真冬対応の着こなしです。

駅で電車を待っているときに手が悴んでいたので、ちゃんとレザーグローブも用意して正解でした。

これでマフラーがあれば氷点下でも大丈夫ですね。

 

 

 

 

 

日曜日にNHKで放映されている「美の壺」という番組で、スーツが題材の回がありました。

2023年の再放送なのですが、業界人として当然見なければいけません。

タイトルは、

「品格をまとう スーツ」

 

派手なトレンドや高級ブランドを語るのではなく、スーツという衣服がもつ「静かな美しさ」や「人となりの表れ」に焦点を当てたとても印象的な内容でした。

伝えたかったであろうことを、自分なりにとらえて少し書いてみようと思います。

 

 

「スーツは“主張しない美”である」

番組の中で語られていたのは、スーツは自己主張のためだけの服ではないという考え方です。

色や形で目立つのではなく、着る人の立ち居振る舞いや言葉を、そっと引き立てる存在。

・前に出すぎない
・しかし、確かに品格を感じさせる

その“控えめさ”こそが、スーツの美であると紹介されていました。

 

「サイズが合うことは、礼儀である」

番組では、体に合ったスーツの重要性にも触れられていました。

肩のライン
袖の長さ
背中のゆとり

それらが整っているだけで、人は自然と「きちんとしている」「信頼できそう」という印象を受けます。

逆に言えば、サイズが合っていないスーツは、どんな高級生地でも美しく見えません。

スーツは自分のためであり、同時に相手への配慮でもある。
そんな視点が、とても日本的で印象的でした。

 

「時間が、スーツを育てる」

新品のスーツよりも、着込まれ、手入れされてきたスーツにこそ美が宿る。

番組では、長年同じスーツを大切に着続けている人の姿も紹介されていました。

・ブラッシング
・アイロン
・繕い

そうした積み重ねが、生地に表情を与え、その人だけの一着になっていく。

スーツは消耗品ではなく、時間と共に完成していく衣服なのだと感じさせられました。

 

 

そこから見える、スーツの本当の魅力

この回を通して改めて感じたのは、スーツの魅力は「かっこよさ」や「成功の象徴」ではない、ということかもしれません。

■ スーツは“人を語る服”

・どう生きてきたか
・どう人と向き合ってきたか
・どんな姿勢で仕事をしているか

そうした内側の在り方が、自然と滲み出てしまう服です。

だからこそ、
派手さよりも、誠実さ
流行よりも、調和
新しさよりも、似合っていること

が大切になるのだと思います。

 

■ 品格とは、静かに伝わるもの

番組のタイトルにもあった「品格」。

それは声高にアピールするものではなく、「なんとなく感じる」「理由はないけれど安心する」そんな形で伝わるものです。

きちんとしたサイズ
整えられた生地
清潔感のある着こなし

それらが合わさったとき、スーツは“鎧”ではなく、信頼をまとう衣服になります。

 

「美の壺」のこの回は、スーツを着る意味を、静かに問い直してくれる内容だったと思います。

スーツは、誰かより目立つためのものではなく、自分自身を整え、相手を尊重するための装い。

だからこそ、流行が変わっても時代が変わってもスーツは残り続けるのだと思います。

もしクローゼットにある一着を、少し丁寧にブラッシングしてみたくなったなら、それこそがこの番組が伝えたかった「美」なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

圧巻の貫禄と美しさ。100年切れるポロコート。

AI需要でメモリーが足りずPCの価格が驚くほど上がるそうです。

本当に待ったなしの状態だそう。

毎日世界経済をチェックしているので感じていましたが、これからはあらゆるものが想像以上に上がると思います。

資源が世界中で不足していて各国が囲い込みに入っているフェーズ。

PCに関しては2026年1月から価格が間違いなく反映されるとのことなので、新しく購入をお考えの方は早めに検討した方がいいと思います。

私は今年新しくしたばかりなのでしばらくは大丈夫そうでよかった※8年は持ってくれよ

 

 

 

 

 

オーダーいただきましたポロコートが完成しました。

生地良し仕立て良しで過去最高にいい感じに仕上がっていると思います。

圧倒的な貫禄が感じられますね。

私がコート地の中で一番好きなHRRISONSのOVERCOATINGで目付は600gもあり、かなり重く硬くがっしりとした生地。

しかし、着ると目付ほど重く感じず(重いのは重いですが)、なにより本当にシルエットがきれいなんです。

シンプルでありながら威厳が感じられる立ち姿。

ポロコートはやはりがっちりとした重い生地こそ本来の姿を表現できるのだと思います。

後ろはボタン付きのインバーテッドプリーツで、お客様に着用していただいたときの後ろ姿が段違いにかっこよかったです。

写真では分かりませんが(撮影し忘れました汗)、英国の古いポロコートをイメージして上下別れているインバーテッドプリーツを採用しかなり手間をかけています。

分かる人であれば後ろ姿でそのコートの上質さ、そして着る人の気品を感じ取れるレベルです。

はじめは重くとも着るほどに味わいが出て生地も馴染み、デザインにおいても耐久性においても100年着ることができます。

完成形のシルエットで構造美が極まっているコートだといえるのではないでしょうか。


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生地の強さや重厚さを感じながらどこか柔らかな雰囲気を感じられると思いませんか?

こちらMTMでありながらなんとCADCAMを使用せず熟練の職人がハンドメイドで型をひいています。

だからこそ細かな調整ができ、手の優しさを感じることが出るのです。

有名テーラーやショップがどの工場を使用しているかなどある程度把握していますが、当たり前ですがほぼすべての工場はCADCAMを使用します。

シルエットや雰囲気というのは、このようなところに違いとして大きく出てくるんです。

 

 

こちらのコート、同クオリティで他で仕立てれば間違いなく30万以上します※決して大げさではありません

SPiCAでは今現在20万以下でお仕立ていただけます※来年からまた工賃・生地代の高騰により値上げせざるえませんが

他店と違い商品の価格帯が高くなっても利益率をほとんど変えていないからです。

本物商品を本物を欲しいと思ってくださるお客様の為に採算度外視で提供できるようこれからも努力です。

 

 

 

 

太いからいいんです

最近は金、銀、銅、プラチナ、リチウムとAIや車など産業に必要な資源が高騰しています。

家に眠っている貴金属はお宝ですね。

ずっと前に亡くなった私の祖父も当時から金製品が好きで、文字盤が10金で作られたセイコーの時計は形見として私が使用しています※高価ではないですがとても上品です

私がしている18金の指輪も、資産云々ではなくパワーが集まりそうで購入したもの。

反対の手にもう一つ欲しかったですが、値段が上がりすぎて今では手が出ないですが。

そういえば、先日お客様がしていたロレックスはなんと金無垢。

ホワイトゴールドなのでまったくいやらしさがなく輝きがスーパーエレガントでした。

付けるだけでとてつもないパワーが集まりそう。

世界征服できるかもしれません(笑)

 

 

 

 

先日オーダーいただきましたシャツは、VINTAGE OXFORD【ヴィンテージ オックスフォード】。

名前のとおり50~60年代のオックスフォードシャツ地を再現したものです。

私はアメトラやアイビーにそこまで詳しくないのですが、昔からこの生地の仕上がりがとても気に入っていて個人的おすすめ生地として紹介することが多いです。

先月もオーダーいただいたところですが、やはりいい仕上がりでした。


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最近、オーダーシャツの世界では「細番手が良い」「なめらかで軽い方が上質」そんな空気を強く感じます。

確かに、100番手、120番手のブロードやツイルは美しい。

肌触りも良く、見た目も洗練されています。

ですがVINTAGE OXFORDは40/1×20/2。

ゴリゴリに太めの糸で織られている昔ながらのオックスフォード。

でも仕上がりを見ると「ああ、これでいい。むしろ、これがいい」と思えます。

 

アメリカのアイビーファッションを振り返ると、シャツは決して繊細なものではありませんでした。

オックスフォードは厚みがあり、少しゴワつき、洗うほどに柔らかくなる。

新品の完成度よりも、着続けた先の表情が大切にされていた生地です。

40/1×20/2のオックスフォードは、まさにその思想を体現しています。

最初はハリがあり、体に馴染むまで少し時間がかかる。でも、その過程こそが味になる。

シワも、アタリも、その人の生活の一部として刻まれていく。

アイビーがそうであったように、実用から生まれ、日常の中で育っていく服には、数字では測れない魅力があります。

太い生地だって、いい。

むしろ、今だからこそ、その良さが静かに光る気がしています。

洗いざらしで着るという着こなし方も楽でいいですよね(笑)

 

決して細番手が悪いというわけではありません。

ドレスシャツであれば100番手~120番手が一番好きですし最適です。

ただ、細番手=高級=上質ではないということ。

ちゃんと着こなし方に合った生地を選んでこそファッションは完成へと近づきます。

 

 

 

まるでトロフェオ!美しいモヘアの光沢

先日、私のパワースポットである綾部ふれあい牧場に行ってきました。

友人に車を出してもらって田舎道をのんびり2時間のドライブ。

極上のホルモンと冬だけ牧場にやってきている新入りのモルモットを見るために。

そして一番の本命は幻の焼き芋です。

もう蜜が溢れトロトロで、ものすごく甘かったです。

本当に美味しい焼き芋というのは、品種と天候と焼き方。

そして何より大切なのが熟成です。

温度や湿度を管理して~1か月熟成させることによって、でんぷんが糖に変わって甘くなります。

ただ最近は利益ばかり考えてしっかり熟成させず売っているお店が多すぎる。

綾部ふれあい牧場は熟成専用の巨大な機械まで購入しています。

だから恐ろしく甘い。

細かな部分をどれだけ手を抜かないかが大事です。

 

 

 

 

 

 

先日納品したスーツです。

Vitale Barberis Canonicoのモヘアツイルなんですが、これがまぁ美しい仕上がりです。

モヘアといえば独特な光沢の高級繊維と人気ですが、上質なキッドモヘアとVBCの高い技術があるとここまで美しく仕上がるのです。

写真では分かりづらいですがパッと見、ラグジュアリーの最高峰、ゼニアのトロフェオと見間違えるくらい。

タグを見ないと多分分かりません(笑)

しかもトロフェオの半額くらいですからコストパフォーマンスが高い。

まぁ生地の特質や性能が違うので別物として見ないといけませんが。

私たち業界人は長く着たいのもあり、耐久性やコシがあり仕立て映えする生地を選びがちですが、やはり美しい光沢の生地はテンションが上がります。

しかもVBCはその辺も問題なしなのでさすがですね。


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ちなみに来年も各メーカーモヘア推しが多そうです。

2026 S/Sも様々な生地がありましたが、またご紹介させていただきますね。

 

最近更にスーツが好きになってきました。

かっこよすぎる。

デザイン・技術・文化が融合した、最も完成度の高い衣服だとおもいます。

街を見てもカッコよくピシっと着こなしている人が少なく、当店のお客様の方がきれいに着こなしてるな。と思いながら見ています(笑)

スーツ人口が減れば、スーツを着ている人の信頼度が上がるのでそれはまたよし!ですが、やっぱり広まってほしいですね。

 

 

 

唯一無二の美しいジャケット

もう聞き飽きてうんざりと思われるかと思いますが、来年1月からまた様々な商品の値上げが決まりました。

スーツ、シャツ、副資材にオプション料金、あらゆる企業から連絡が来ております。

ご迷惑おかけしますが、何卒ご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。

 

体力のない企業やお店は淘汰される時代。

うちもいつまでもつか分かりませんが、こればかりは誰が悪いとかではないですから、やるべきことをやってあとは野となれ山となれという気持ちです。

個人的には変化を受け入れる性格のせいか、別に悲観しているわけではありません。がそれにしても急激な変化。

早く景気が良くなってほしいですね。

 

 

 

 

 

新しいジャケットが仕上がりました。

“フロントを開けた状態でもいかに美しく魅せることができるか”にこだわって開発したジャケット。

素晴らしい完成度です。

あまり興味ない方は「ジャケットなんてどれも一緒でしょ?」と思われるかもしれませんが(笑)見る人が見れば全然違うものなんです。

例えば、ナポリの巨匠のスタイルを私が個人的な主観で解釈すれば、ピロッツィはシャープで研ぎ澄まされた印象、ソリートはクラシックかつスポーティ、チャルディは最高のシンプル&クラシック、ダルクオーレは曲線が美しいエレガントetc※あくまで個人的主観です

 

今回私がこだわったのは、ぱっと見で全体の雰囲気として表れる美しい曲線です。

細かくいうと、圧倒的に美しいラペルの返り。

ラペルから裾に向かってのこの曲線がお分かりいただけるでしょうか。

自然かつ流れるような流線美。

シングルでこのシルエットを作るのが難しかったのですが、ナポリの技術を学ぶ芸術集団とも呼べる職人の技術で表現できました。

他のお店のスーツを見ていただければわかると思いますが、他にはないシルエットだということがお分かりいただけるかと思います。

簡単と思われるかもしれませんがまず作れないでしょう。

『なぜか分からないけどかっこいいと思わせることができる着こなし。』そんなジャケットです。

一見普通でありながら、唯一無二の圧倒的エレガントなジャケットが仕上がりました。

 

ちなみに生地は今では手に入れることは難しいであろうアルパカ100%のイタリア製ヴィンテージ。

かなり肉厚で馴染むのか?と思えるほどですが(笑)表情が抜群なんです。

暖かさもウールの1.5倍以上ですから真冬も大活躍してくれます。


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新しいものを作るには大変な労力がいります。

もちろんお金もかかります。

できないとなれば、それであきらめるのではなく、どうすればできるのか?できる場所はないのか?と行動するのみです。

色々な失敗を積み重ねれば、その過程の経験が他の挑戦のヒントになったりするんです。

ほとんどが役に立たない自己満足になっても、その一部が誰か少しのお客様に引っかかってくれれば、同じセンスを共有できれば、それほど嬉しいことはないですね。

 

 

 

 

 

 

「レギンスはどこまで許されるのか」

最近、SNSを中心に「レギンスはどこまで許されるのか」という論争が盛り上がっています。

動きやすさやジムなど体を動かすときに着替えが必要ないという気軽さがうけ、俳優の広瀬すずさんのレギンス姿での移動も話題になりましたね。

レギンスではないのですが、海外の方の服装を見て思っていたことがあったので、ちょっとブログで書いてみようと思いました。

 

レギンス論争ではこんな問題がありました。

◎ ジムでの服装指摘トラブル(海外)

アメリカのインフルエンサー女性が、ジムで「密着レギンス」の着用を理由に退館を求められたとSNS投稿したところ、賛否を巻き起こしました。
— 支持派は「快適さや運動しやすさは個人の自由」「体型を気にせず着られるべき」と主張。
— 反対派は「他の利用者への配慮や施設の服装規定は必要」と反論しています。

◎ディズニーでの着用トラブル

アメリカ・ディズニーワールドで、スポーツブラ+レギンスのスタイルで入園した女性が注意を受けた投稿が話題に。
賛成意見では「カジュアルで快適な服装は許容されるべき」、反対意見では「テーマパークには場にふさわしい服装ガイドラインが必要」との意見が出ています。

◎インドの学校で禁止措置

インド・アーメダバードの学校が女子生徒のスカート下でのレギンス着用を禁止し、保護者が抗議。
賛成派(学校側)は「制服規定として統一性を保つ必要がある」と主張。
反対派(保護者・生徒)は「快適さと動きやすさを考えると禁止は過剰」と反発しています。

 

 

主な賛成意見(レギンス着用支持)

✅ 個人の自由・快適さ重視

  • レギンスは動きやすく、快適であるため日常的な服装として支持する人が多い。

  • 「自分の体型やスタイルを気にせず着られるべき」との声。

  • 海外のSNSでは「好きなら着ればいい」「時と場所を選べば問題ない」といった意見が目立ちます。

✅ 性差別や服装規範への反発

  • 一部では「女性の服装を制限する考え方自体が性差別的」という批判が強いです。

  • 男性の服装には寛容で女性の服装だけ批判されるのは不平等だ、という意見もあります。

✅ ファッション・文化としての受容

  • れっきとしたファッションアイテム(アスレジャー)として浸透しており、日常着として定着しているとの見方。

  • 「レギンスをパンツとして着る文化は世界的な流行」とする意見も根強いです。

 

主な反対意見(レギンス着用への批判)

❌ 服装としてのふさわしさ

  • 公共の場や職場・学校など、場にそぐわないという意見。

  • 「レギンスはスポーツ用で、通常のズボンとしては不適切」とする人もいます。

❌ 他者への配慮や視線

  • 一部では「体のラインが出やすく、周囲の人の視線や不快感を誘発する」との声も。

  • ただし、この手の意見には「見る側の問題であり、服装の責任にすべきではない」といった反論も見られます。

❌ 健康・社会的な影響

  • TikTok上で「legging legs(レギンス脚)」という流行語が出現し、理想的な体型を強調しすぎて 自己イメージの不安 や 摂食障害リスク を高めるとして一部機能がブロックされた例もあります。

 

 

支持派の主張としては、「動きやすく快適」「個人の自由を尊重すべき」という意見が目立ちます。

特に、女性の服装だけが過度に指摘される風潮に対し「性差別的ではないか」という指摘も見られます。

また、レギンスはアスレジャー・ファッションとして定着しており、「日常着として受け入れてよい」という声も広がっています。

反対派は、「公共の場には相応しい服装がある」「体のラインが出すぎて周囲が気を遣う」という立場を取ります。

一方で、この「周囲が不快だから」という論理そのものに対し、強い反論もあるため、議論が平行線になりやすい状況です。

 

 

 

 

前々から思っていたのは、海外の観光客の驚くほど多くが、男女ともタンクトップに半パンの着こなしが多いなぁ。ということ。

こんなことを書くと差別だセクハラだと炎上しそうですが正直太ってる方がかなり多いんです。

ただ私が感じたのは、「自分の着たいものを堂々と着ていて素晴らしい!」ということ。

日本人は自信がないところを隠す人が多く、それがコンプレックスになっていることが多いからです。

好きなものを堂々と着る!自分的には素敵なことだと思っています。

ただし、センスとは全く別の話ですが。

 

また、以前ミシュランのフレンチレストランに行ったとき、海外の方が一人で来られていて、まさにタンクトップに半パン姿でした。

ドレスコードがあるのにそれはどうなんだろう。と。

レストランの対応にも問題がありますが、雰囲気も含めて楽しみに来ている以上TPOは守ってほしいものです。

 

 

 

人それぞれ基準や意識が違うので多分答えなんてないのだと思います。

結局のところ鍵になるのは「TPO(時と場所と場合)」ではないかと感じます。

レギンスを履くこと自体が良い・悪いではなく、周囲との関係性やその場のルール、そして自分がどう見られたいのかという意識が重要です。

自由を大切にしつつ、場に合わせた選択ができれば、過剰な対立は避けられるはずです。

多くの方がマナーを知っていれば、このような論争自体起きないとは思うのですが。

 

 

ブラックフォーマル

青森での地震の知らせに胸が痛みます。

また避難所で過ごされている方も多く、この寒い時期に体調を崩されなければいいのですが。

不安な時間を過ごしている方々が少しでも落ち着けますように。

一日も早く、安心できる日常が戻ることを願っています。

 

 

 

 

 

 

オーダーいただいたタキシードのお渡しです。

生地はV.B.C.名作revenge。

繊細かつコシもあり非常にエレガント。

まさに王道のフォーマルウェアといった堂々さを感じさせてくれます。

着る方のポテンシャルを最大に引き上げてくれますね。

 

今回オーダーくださったお客様は、まだお若いのですが非常に礼儀正しくとても義理堅い。

人間の本質は所作に表れることがよく分かります。

世の中には全身ブランドで固められていても品がない人もたくさんいらっしゃり、店員に対して横柄な態度を取られることも多いです。

私の場合そのような方はお断りすることもありますが、当店のお客様はこの業界では珍しくほとんどのお客様がとても真摯に接してくれます。

ありがたいことです。

品性がある方は同じ服を着ても立ち居振る舞いが違います。

ただ立っているだけで雰囲気が違うんです。

何を着ようと何を使おうと、生かすも殺すも結局はその人次第なんですね。


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ふと思い、ほとんど着る機会がなかった冠婚葬祭用のスーツを着てみたら小さすぎて入りませんでした。

そっか、10何年も前に作ったスーツだし体型も変わりましたから。

これはやばいです、早く作り直さないといけない。

礼節を重んじる場所で着るものだからこそ適当ではいけません。

以前見に行ったのですが、量販店の礼服用コーナーに並んでいるスーツは、実はただのブラックスーツで礼服用の生地でないこともあります。

礼服用の生地は特別な染色方法なので黒さが違い漆黒の黒さ。

並ぶと特に違いが分かります。

気が付かずに着ていくと恥をかくこともありますから準備しておかないと。