上質なスーツの定義“立体感と曲線”

オーダーいただきました、Bespoke Jacket。

生地はW.BillのCLASSIC SHETLAND。

この立体感となめらかな曲線。

とても美しい仕上がりです。

仕立て映えとはまさにこのような仕上がりのことをいうのだと思います。

上質なスーツを仕立てるうえで特に重要な工程がアイロン。

高いアイロンワークの技術がなければ立体感のある美しいシルエットにはなりません。

そして、そのアイロンを効かせることができる生地。

2つが組み合わさらなければならず、1つが欠けるだけで最大のポテンシャルは発揮できないんです。


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立体的に仕上げることが簡単だと思っている方もいらっしゃいますがそれは違います。

素人の方がよく間違われるのは、生地を曲線に切ったらいいだけだと思っていること。

工作のように切って貼ってならできるかもしれませんが布だとそれはできません。

しかも芯地などの制約もあります。

アイロンの力で少しずつ曲げるのみ。

実際に紙の型紙を切ってつなげてみてもできないことが分かるとは思います。

 

しっかりとアイロンが効く生地でないといけないですし、その生地を自在に曲げるアイロンワークの高い技術が必要なのです。

だから仕立てだけでなく生地選びは重要。

繊細過ぎてコシがない生地がテロんとなって立体的にならないため、熟練の職人があまり好まない理由もうなずけますね。

10年くらい前は「繊細であれば繊細なだけ良い。」というようなブームがありましたが、本質を知っている人からは冷めた目で見られていました。

目付が軽くてもコシがあり仕立て映えする生地はたくさんあります。

H.LESSER & SONSやHARRISONS、DUGDALE BROS & COなどもそうですがこの辺は目利きですね。

W.BillのCLASSIC SHETLANDはバンチで見るだけだと野暮ったさがあって完成イメージを想像するのが難しいと思うのですが、仕上がりを見れば良い生地なのが分かりますね。

それにしてもこのブラウンのチェック柄、良い感じだなぁ。

ナイスチョイス!

 

 

ナポリの技術を駆使した “唯一無二” のカシミヤコート

来週はかなり気温が下がる予報です。

最高気温は15度ほどで最低気温は5度を下回る日もあります。

一気に冷え込む上に温度差が激しいので体調管理には十分気を付けてください。

もうコートも用意しておいたほうがいいですね。

普通なら3ピースのフランネルであれば12月末でもコート無しで過ごせたのですが今年は厳しそう。

一般のアパレル企業ではここまで寒くなることを予想しておらず冬服の発注をしていなかったらしく、未だに冬用の衣類がお店に並んでないところもあるそうです。

毎年買い替える人は大変でしょうが、上質なオーダーは一生物が多く常にクローゼットにスタンバっていますので槍でも寒波でもかかってこいです(笑)

 

 

 

お客様のコートが到着です。

MTRのPure Cashmereを使用したBespoke仕立てのコート。

やはりカシミヤはキャメルカラーが美しい。

紳士であれば1着は用意しておきたいコートです。

 

お客様と相談を重ね圧倒的にエレガントな雰囲気に仕上げました。

釦を外した時にいかに美しく魅せることができるかを追求。

衿からの美しいフロントラインを完成させました。

他のコートでは見かけることがないシルエットだと思います。

様々なテーラーやブランドのコートを見てきてラペルの返りが辛いものが多くどう見てもカッコよく見えない。

南イタリアでは返りが甘い仕立てが多く、それが非常に美しく優雅な雰囲気に魅せてくれます。

しかしシングルならともかく、ダブルで甘くバランスよく作るというのは至難の業だと思いますしほとんど見かけたこともない。

ステッチの関係なども出てきますし、既成概念を覆さないとたどり着けない領域なのだと感じています。

そう考えると一流デザイナーってすごいなぁって思いますよね。

 

当社のBespokeラインでは、誰もが知るナポリの一流サルトに師事した職人が立ちあげた工房で、現在も本人が現場に立ち縫製に関わりナポリ仕込みの技術で仕上げられています。

アイロンワークを駆使し立体的に仕上げ、ハンドメイドのカットや縫製で曲線美を作る。

本物は雰囲気に表れます。

もちろんフロントボタンを留めればクラシックで威厳がある着こなしができますよ。

 

実はこちらのコートは南イタリアにある超絶な技術を持つサルトを参考に仕立てたもの。

当然写真で見ただけでは縫製が分かるはずもなく、そもそも今までもどの工場、職人に頼んでも中々作れなかったものでしたが、試行錯誤のうえ納得の1着ができました。

ちなみに南イタリアのそのサルトで仕立てると大体70万円以上はしますが、当店ですと仮縫い無しであれば20万前後~お仕立ていただけます。


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軽くて暖かいダウンがもてはやされることは全然いいと思います。

理にかなっていますし私だって持っています。

たかがコート、されどコート。

しかし、長年の技術を培った職人やフィッター、そしてお客様の思いが詰まった1着は、ただの防寒具では語りきれない想いと技術の蓄積があります。

大量生産の技術が発展し、どんなに時代が移ろっても、人の心を動かすのは目に見えない“背景”を纏ったものではないでしょうか。

だからこそ、そんな製品には大量生産品にはない一目でわかる圧倒的なオーラを感じる。

職人の手が重ねた時間と、美しさを追い求める執念、そして「こうありたい」という着る人の願いが縫い込まれている1着は、人生や意識すら変える力があると思います。

 

 

育てるスーツ

お土産に葛餅を凍らせた、葛アイスをいただいたのですがこれが美味しい。

しかも杏仁豆腐味が小豆より美味しかった。

和菓子にハマっている自分的には、アイスクリームよりも嬉しいですね。

糖質はそこまで変わらないみたいですが(笑)

とりあえずあまりの暑さで汗が止まりませんので、糖質よりも塩分をきちんととって、脱水症状や熱中症にならないように気を付けましょう。

あー、豆大福が食べたいなぁ。

 

 

 

 

先週の仕事は4PLYスーツを着ていました。

なにを着ても暑いですが、通気性があるので熱がこもらず夏は大活躍しています。

確か仕立ててから6年?くらいたった気がしますが、やっと馴染んできた感じです。

自分で鏡で見ていてもいい感じに生地が落ち着いてきて、きれいなシルエットになってきました。

ドレープも自然。

しかも何となくそれぞれ独特の表情になるので、「馴染んでからどうなるか分かるスーツ」といったイメージでしょうか。

まさに育てるスーツです。

ミステリーツアーならぬミステリースーツ。

 

仕立てたばかりの時は本当にコシが強く、その弾力からスマートに見えません。

太って見えるというのは言い過ぎですが、野暮ったさがある感じ。

それが何年と着ることによって、自分に馴染んだスーツになるわけですから、頑張った?甲斐がありました。

玄人が好むスーツですね。

耐久性も抜群なのでジャケパン用のパンツにも最適。

4PLY、やはり名作ですよ。


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真冬以外は着れるほどの汎用性の高さなので、ぜひ育つるスーツとしてワードローブに1着入れてください。

ちなみに1年通して1番使いやすい3PLYはすべて売り切れました。

あれは王道の1着としていい生地です。

 

 

 

 

PRICE:

MTM 110000
Bespoke(仮縫いなし)170000
Bespoke(仮縫い有り)230000

 

夏の標準は麻素材!?

いつも通っているジムの窓から外を見ると、どうやら今日からプール開き(市営)のようです。

まだ休みではないのでガラガラではありましたが、途中から学校を終えたちびっ子たちが早速泳ぎに来ていました。

いやー、気持ちよさそうです。

この暑さですからね、私も泳ぎたいと思うのですがジムで汗を流しました。

今年はどこかプールでも川でも海でも泳ぎに行きたいなぁなんて考えていますが、日焼けや紫外線を考えてしまう時点ですでにおじさんですね。

これからレジャーの季節ですが、海で泳いでいても熱中症になるのでのどが渇く前に水分をとって暑さ対策を行ってくださいね。

 

 

 

 

今日から7月、夏真っただ中です。

どうやって涼しくスマートに着こなすか、毎年の紳士の戦いが始まります。

命にかかわる暑さなので基本はシャツだけでいいと思いますが、大事な商談やお客様の前などでは、麻・モヘアなどを駆使して夏を乗り切りましょう。

そんな中、やっぱりリネンスーツだけは外せませんね。

昔は一部のおしゃれな方の愛用品でしたが、今や暑すぎて、また服装の自由化で夏の定番スーツとなりました。

W.Billのアイリッシュリネン。

最高品質のリネンとして評価され繊維がしなやかで丈夫、目が詰まった高密度の織りは美しく通気性と吸湿性に優れており、夏でもサラッとした着心地が持続します。

汗を吸ってすぐに乾くので、蒸れにくく快適。

ナチュラルで上質な風合いを楽しめますよ。

写真は以前オーダーくださったお客様のものですが、上級者の方は夏はほぼ夏素材のみでシーズンをお過ごしになられます。

夏は酷暑で冬は極寒。

そんな時代ですから自然の恵みである天然素材を駆使して少しでも快適に過ごしたいですね。


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以前お客様と話したのですが、昔は秋冬素材が人気でしたが、今は温暖化で夏素材のスーツを着る機会が伸びて人気。

リネンスーツも早ければ4月後半には着用でき10月は普通に着れますからね。

メインとして数着用意したほうが合い物より活躍してくれるかもしれません。

リネンシャツも長い期間大活躍してくれます。

もちろん雰囲気も抜群にかっこいい。

ファッションは自然と主にあり。です。

 

 

 

カントリーから都会へ。静かに際立つブラウンの力。

先日ご来店くださったお客様から、当店のブラウンスーツを気に入ってくださっているとお伺いしてとても嬉しかったです。

ブラウンスーツいいですよね。

ジャケットなどでは定番のブラウンですが、もちろんビジネススーツでも人気。

例えば1週間のうち、ネイビーとグレーの2大マストスーツが4着で、その中に1着ブラウンスーツ入れるだけで着こなしの幅が広がります。

 

アズーロ・エ・マローネのようにネイビーとブラウンの組み合わせはイタリアでは絶対的王道。

切っても切り離せないほど身近でオシャレな色なので、もちろんスーツの色としても定番の人気をほこります。

ジャンニ・アニェッリもケーリー・グラントもヘミングウェイもチャーチルも当然のごとくみんな着こなしていました。

 

私も先日の仕事ではブラウンスーツを着用。

ブラウンと聞くと秋のイメージも多いですが実際は1年を通して着られています。

文豪や政治家などに愛されたイメージもあるのか、感情や経験を積み重ねた人生に深みを感じさせてくれる気がします。


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スーツといえばネイビーやグレーといった印象が強いですが、そもそもブラウンの服地は英国の貴族がカントリーサイドで狩猟や乗馬を楽しむときの服としてよく使われていました。

ツイードやフランネルといった厚手の素材で、あくまで「野外用」の装い。

都会のビジネススーツとは一線を画すものでした。

今でもカントリースタイルといえばブラウンのジャケットが人気ですよね。

時代が進むにつれ、ブラウンはその“野暮ったさ”を脱ぎ捨て、静かに少しずつシティユースにも取り入れられてきます。

特に美しいウーステッドで仕立てられたブラウンスーツは、軽やかで洗練された印象を持つ、もはや「田舎の色」ではなくなりました。

むしろ、ネイビーやグレーが制服化した現代において、ブラウンこそが粋で個性ある選択肢になっています。

派手ではない。でも目に留まる。主張しすぎず、けれど深みがある。それが今のブラウンのイメージではないでしょうか。

 

クラシックな背景をまといながらも現代的かつカントリーの香りをわずかに残しつつ、都会的なシャープさを携えている。

あえてブラウンを選ぶということは、それは自分のスタイルに“余裕”と“知性”を足すということかもしれません。

 

 

 

 

 

 

夏は大柄ジャケットで存在感を

若くしてコンサル業で大成功されているお客様がいらっしゃいます。

ご自身の著書も出版されていて、この間はお仕事で有名デザイナーのJUNKO KOSHINOさんとご一緒されていて驚きです。

JUNKO KOSHINOさん、真っ赤なジャケットに黒のパンツスタイル、オシャレでしたね。

こちらのお客様、ご自身でもセミナーを開催されていますがお忙しい中他のセミナーにも数多く参加されるほどの行動力。

その中にファッションのセミナーがあり、お伺いするとこれが面白いものでした。

毎回コンセプトが合って、以前あったものでは実際にアテネ現地で地中海コーデをするとか。

スケールが大きいですね。

何かテーマを決めて着こなすということはとても勉強になります。

毎回似たような着こなしばかりでは成長はしにくいですから。

できる人、成功するという人は服装を大事にしていることが分かります。

 

 

 

 

 

オーダーいただきました商品が届きました。

Bespoke仕立てのジャケットとトラウザーズ、ジャケパンスタイルです。

HARRISONSの「INDIGO」とCANONICOの「SUPER SONIC」。

INDIGOは厳選されたメリノウールと高品質リネンを高い技術で織り上げた、非常に柔らかく夏の日差しに映える美しい発色のプレミアムなジャケット。

SUPER SONICはシワに強く出張にも耐えうる耐久性で、適度な撥水性もありドライな肌触りで通気性もあるまさに機能性が詰まった生地です。

色も生地の表情も相性が良く上手な組み合わせです。

 

それにしてもINDIGOのチェックジャケット、絶妙な顔を持っていますね。

ファッショニスタが多用するグリーンは、生地によっては派手さが出るのですがこちらの生地は非常にナチュラルで自然。

ネップなどリネンの表情が絶妙です。

生地が柔らかいので動きやすく、ナポリ仕込みのアイロンワークにより脇や胸、肩なども立体的に仕上げていますので非常に着やすいジャケットに仕上がっていると思います。

ハンドメイドで入れたダブルステッチも、経年変化で出てくるシワが待ち遠しいです。


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ウインドペーンのジャケットは今からの時期、特におすすめです。

あっさりした着こなしになりやすい夏は大柄が効いてきます。

無地のアイテムだけだとどこか物足りなく感じることもあり小物を多用しないと難しい時がありますが、ウインドペーンなどの柄が入っているとそれだけでバランスがとりやすいです。

夏の日差しに負けない強さも持っています。

夏はビッグストライプを多用している有名ファッショニスタもいらっしゃいますね。

INDIGOはビジネスだけでなく、まさにリゾートな着こなしにも合いそう!

夏には夏に合ったジャケットコーデを楽しみましょう。

 

 

 

 

 

 

Bespoke(仮縫いなし)

jacke【INDIGO】 、 pants【SUPER SONIC】

price : 180000

 

 

 

 

今流行りの高級オーダーブルゾン

バイオリニストの高嶋ちさ子さんが最近ご主人について語っていて今でもとてもかっこいいのだそう。

ご結婚されたばかりの時にTV出演した際の番組を当時見ていたのですが、高島さんの一目ぼれで周りの友人からもかなりイケメンと評判だと語っていた記憶があります。

結婚され20年経ってもかっこいいと思われる、イケメンでいられるってすごいですよね。

これはご主人の努力の賜物もあるのだと思われます。

結婚されると安心からか身だしなみに気を使わなくなったりだらしなくなったり、どんどんと中年おじさん化してしまう人が多いです。

ガイナックスの元社長岡田斗司夫氏も言葉からも分かるように、一般的にイケオジは努力ができて優秀な人が多い。

また中年になってもかっこいい人は、夫婦喧嘩をしても何だかんだ夫婦仲がいい家庭が多いそうです。

自分も80歳になってもかっこいい、イケジジイになれるように頑張っています(笑)

 

 

 

 

最近オーダーメイドで仕立てるブルゾンが流行っています。

ブルゾン、ジャンパー、ボンバージャケット、フライトジャケットetc色々とありますがラグジュアリーメゾンでも取り扱っているところが増えてきました。

確かに近場にちょっと外出しなければいけないときや忙しくて時間がない時にでもサッと羽織れてパンツも選ばないので非常に万能アイテムだと思います。

首元までフロントを閉めれるのでバイクや自転車に乗る機会が多い人にも必須アイテム。

もちろんタウンユースでもオシャレアウターとして人気ですね。

当店でもフルオーダー工房でのお仕立てが可能ですが、カバートクロスやコーデュロイ、フェイクスエードなど生地によって全く違う表情が楽しめます。

しかも巷に多いオーダーはデザイン変更はほぼ不可能のパターンオーダーですが、SPiCAは細かなデザイン変更が幅広く行えます。

袖の切り替えなどもオシャレ。

もともとは軍用やワークウェアにルーツを持ちながら、今ではラグジュアリーブランドでも当たり前のようにコレクションに加わっています。

機能性とデザイン性のバランスが、現代のライフスタイルにちょうどいいという証拠なのでしょうね。


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ありふれた一着では物足りない。

袖を通すたびに気分が上がる、そんな唯一無二のブルゾンもあります。

オーダーメイドなら、急ぎ足の朝も予定のない午後も、ふと手に取る一着が自分らしさを語ってくれるはずです。

 

 

 

 

新たなSummer Fabricの傑作!? “Mohair affair”

昨日ご来店下さったお客様は大企業の管理職をされているだけあっていつも身だしなみには気をつけていらっしゃいます。

当店でお仕立てくださるスーツは昔からすべて3ピース。

ネクタイにもこだわりがあり上質なネクタイを必ずセミウィンザーノットで締められています。

お話をお伺いするとお父様が身だしなみをきちっとされていて、セミウィンザーノットで締めているのを見てご自身もその結び方になったそうです。

そして最近成人された息子様が教えていないのにセミウインザーノットで結ばれていたそう。

親を見て子は育つ。

これですよね。

昔は身だしなみだけではなくマナーや社会のルールなども、教師やメンターというお手本になる人がいて、受け継ぎ身についていくものだったはずです。

最近はお手本となる人が身近にいないことの方が多いとお聞きします。

当店のお客様はかなりオシャレな方が多いですが、会社にお手本となる上司や先輩も少なく皆様ご自身でセンスを磨き上げてきた方が多いです。

影響力のある人が圧倒的な身だしなみを見せてくれれば意識が変わるかも。

日本では例えば総理大臣とか?

・・・無理でしょうね(涙)

 

 

 

 

 

 

お客様のBespokeスーツが仕上がりました。

生地はThe Mohair affair Tropical【モヘア・アフェア・トロピカル】。

VITALE BARBERIS CANONICOのモヘア混のスーツ地の中でも最上位のシリーズで、RMSの認証を受けた上質なモヘアを50%も使用したMohair affairはかなりの涼しさを感じることができ、それだけでなく表情も抜群に美しいんです。

シンプルなネイビーソリッドですが、奥行きが感じられる深い色彩。

光沢も強く感じることができるのですが、シルクのような反射的な光沢ではなく平織の内から滲むような光沢なのでモヘア特有の品のある光沢を存分に味わうことができます。

他のお客様からも数着オーダーを受けていて、これからの夏のベストセラーになるかもしれません。

 

仕立てはナポリ仕込みのハンドメイド技術を駆使したBespoke。

ナポリを感じるワイドめなラペルとナチュラルな曲線を描くカーブ。

胸元に力強さと優雅さを与えてくれます。

腰Pは私もよく愛用するデザインで、フィレンツェにも多いフラップ無し(tasca a filo)でスッキリとした印象に。

パンツはホールド感のあるパンチェリーナ。

釦を留める時にきつく感じますが留めるとホールド力がありキツさも感じにくくなります。

そして後ろ側に帯が付いていない半帯。

サスペンダー時代の名残でフォーマル寄りなスタイルですが、とてもクラシカルでエレガントな印象に仕上がります。

これもBespokeの醍醐味ですね。

こちらのお客様は何度もお仕立ていただいていて今までの型紙を保存しているので、仮縫いが必要なく20万を切る価格でお仕立ていただけました。


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今年の夏も暑くなりそうです。

そんな暑い日本の夏も涼しく快適に、そしてエレガントに過ごすことができるThe Mohair affair Tropical。

新たなSummer Fabricの傑作になると思います。

 

 

 

 

 

 

爽やかなブルージャケット

お客様の知り合いの方の話で女性は男性の眉毛や指をよく見ているという話がありました。

自分が気にしている部分は相手のことも見てしまう心理からなのですが確かにそうだと思います。

女性は特に眉毛や指のお手入れを入念にしますので、男性で指や眉をきれいに整えている方は好印象にみられることが多いです。

モテる男性の条件でよくあがるのは「清潔な男性」ですがそれも同じ理由ですね。

身だしなみも同じく。

女性だけでなく成功者(ビジネスだけでなく人生においての)は身だしなみを整えていらっしゃる方が多いので、同じように身だしなみをきちっとされている方に共通意識を持ち特に目を惹き好印象を持ちます。

自分はオシャレな方とは持ち物や身体をきちんとケアできる人のことだと持っていますが、そもそもマメじゃないとお手入れなんてできないですからね。

やはり外見というのは内面が出るものなのです。

 

 

 

 

オーダーいただきましたBespokeジャケットが仕上がりました。

生地はW.BillのCLASSIC SHETLAND。

風合いが素晴らしいツイードジャケットです。

ナポリブルーをベースにしたチェック柄で素敵な色だと思いませんか。

こちらをオーダーくださったお客様のように何着もジャケットをお持ちであればこのような華やかさを感じさせるジャケットを加えると着こなしの幅を大きく広げてくれます。

一見派手に見えがちですがカラーバランスとツイードのぼかし感でとてもナチュラルに見えます。

センスを感じる生地です。

実はイタリアやイギリス、また韓国などのトップサルトでもこのようなブルーのジャケットは頻繁に見かける人気の色なんです。

紳士が好むジャケットのひとつですね。

 

顔もいい感じです。

ツイードというだけでなく、表情にどこか温かみや優しさを感じます。

熟練の職人が1回1回生地にチョークで線を引きハサミでカットするので同じデザインでオーダーしても毎回どこか違い生き物のように多彩な表情が感じられるのかもしれません。

そしてナポリ仕込みの職人が今もアイロン台の前に立ち、特に重要といわれるアイロンワークでスーツに命を吹き込んでいきます。

ハンドメイドで仕立てていますが手で縫えばそれでいいというわけでなく、いかに立体的に生地を曲げいかに立体的に縫製するかということが何より重要だと思います。


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センスが上がれば様々な服を着こなすことができます。

よく自分にはまだ早いんじゃないか。という声をお聞きしますが大半は意識の問題です。

セルフイメージを高めましょう。

そうすれば自ずと近づいていきます。

ちなみに私もブルーのジャケットが大のお気に入りです(笑)

 

 

 

 

 

究極のオーソドックス

一気に寒くなってきました。

今日は事務所ではシャツで仕事をしていたんですがずっと寒かった。

もうすべて秋物でもいい頃合いでしょうか。

また秋冬のスーツを着られることが嬉しい。

秋物を存分に楽しんだら次は冬素材やコートが待っている。

服が好きな人間は1年中楽しいんです(笑)

 

 

 

 

 

 

オーダーいただいておりましたBespoke suitが仕上がりました。

お選びいただいた生地は英国王室のスーツにも選ばれる高い格式を持ち最高級の素材と技術で織り上げられた、H.LESSER & SONS。

その中でもサヴィル・ロウの「バイブル」とも称される目付け350gの11/12OZSです。

 

マニカマッピーナでありながらハリコシのある生地なので立体的なシルエット。

ドレープラインが美しいです。

ハンドメイド特有の柔らかく丸みを帯びた曲線が温もりを感じさせてくれます。

専門の職人が縫う繊細で美しいボタンホールもマシンでは絶対に出せない味わいですね。

ハンドメイドで入れられたダブルステッチも経年変化によって出る表情が楽しみです。

パンツは英国のクラシックなテーラードパンツに見られる半オビであるハーフウエストバンドを採用いたしました。

ウエストバンドが前側にのみ帯状のデザインが施されており、後ろ側にはウエストバンドがなく、腰に圧迫感が少なくなり動きやすさが向上する利点があります。

見た目にもスッキリします。

サヴィル・ロウの名門テーラーの間でも取り入れられているデザインです。


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華美な美しさには目もくれず本物の高品質をモットーに仕立て映えと着心地のよさだけを追い求めているH.LESSER & SONS。

それをイタリア最高峰のサルトで培った職人の技術で仕立てるネイビーソリッドスーツ。

これこそ究極のオーソドックスではないでしょうか。

シンプルで何の華やかさもない。

しかし、着る人自身の格を上げることができ全体の存在感自体がかっこよく映ります。

ボー・ブランメル然り何か分からないけれど素敵だと思わせることこそ最高峰のエレガンスだと思います。