ブラックフォーマル

青森での地震の知らせに胸が痛みます。

また避難所で過ごされている方も多く、この寒い時期に体調を崩されなければいいのですが。

不安な時間を過ごしている方々が少しでも落ち着けますように。

一日も早く、安心できる日常が戻ることを願っています。

 

 

 

 

 

 

オーダーいただいたタキシードのお渡しです。

生地はV.B.C.名作revenge。

繊細かつコシもあり非常にエレガント。

まさに王道のフォーマルウェアといった堂々さを感じさせてくれます。

着る方のポテンシャルを最大に引き上げてくれますね。

 

今回オーダーくださったお客様は、まだお若いのですが非常に礼儀正しくとても義理堅い。

人間の本質は所作に表れることがよく分かります。

世の中には全身ブランドで固められていても品がない人もたくさんいらっしゃり、店員に対して横柄な態度を取られることも多いです。

私の場合そのような方はお断りすることもありますが、当店のお客様はこの業界では珍しくほとんどのお客様がとても真摯に接してくれます。

ありがたいことです。

品性がある方は同じ服を着ても立ち居振る舞いが違います。

ただ立っているだけで雰囲気が違うんです。

何を着ようと何を使おうと、生かすも殺すも結局はその人次第なんですね。


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ふと思い、ほとんど着る機会がなかった冠婚葬祭用のスーツを着てみたら小さすぎて入りませんでした。

そっか、10何年も前に作ったスーツだし体型も変わりましたから。

これはやばいです、早く作り直さないといけない。

礼節を重んじる場所で着るものだからこそ適当ではいけません。

以前見に行ったのですが、量販店の礼服用コーナーに並んでいるスーツは、実はただのブラックスーツで礼服用の生地でないこともあります。

礼服用の生地は特別な染色方法なので黒さが違い漆黒の黒さ。

並ぶと特に違いが分かります。

気が付かずに着ていくと恥をかくこともありますから準備しておかないと。

 

 

 

カシミヤジャケットでスマートな着こなしを

早いものでもう12月です。

師走になり皆様も段々とお忙しくなる頃ではないでしょうか。

これから忘年会シーズンでもありますが、昔と比べ最近は忘年会に参加したくない若者が増えているそうで、統計上では8割は消極的という結果が出てるそうです。

「気を遣う」「プライベートを優先したい」などが理由ですが、まぁ別に参加したくないならしなくていいとは思います。

ただ個人的には良いイベントだと思っておりますが。

色々な人と話せて新しい情報が入ったり、インスピレーションが湧いたり、美味しいものが食べれたりと良いことづくめだと思っているので。

食べ過ぎて太らないようにジムで走りこまなければ。

 

 

 

先日忘年会といいますか、ただ美味しいものを食べたいいつもの会食なのかよく分かりませんが(笑)、フレンチに行ってきました。

淀屋橋・北浜にある【NELU高麗橋】

まだオープンして1年も経っておらず、はじめて伺ったのですがこれがかなり素敵なお店でした。

大阪のフレンチはもう結構な数伺っていますが、総合点では私の中で1番かもしれません。

雰囲気、接客、味、ソムリエの知識、コストパフォーマンスすべてで大満足でした。

他のお店でも雰囲気だったらここ、ソムリエだったらここetcありますが、すべてが良かったのはそうそうありませんので。

1912年に建てられた近代西洋建築は雰囲気抜群。

ソムリエの方はお話上手で当然知識もあり意識の高さが分かります。

料理もシンプルながら最初から最後まですべてが美味しくて、それもそのはず最近就任された秋吉シェフは数店舗の星付きの名店で腕を振るい、元々グループでも統括する立場だったのを現場に戻られた実力者です。

お店自体元々ミシュランの話がきていたそうで、シェフが変わったとのことでミシュラン側が再検討しなければならなくなったのですが、遅かれ早かれ星を獲得するのは間違いないでしょう。

 

そんな雰囲気の素敵なお店ですから、カシミヤのジャケットをチョイスしました。

キャメルのカシミヤ、やはりこれ以上にエレガントな服装はないでしょう。

EDWIN WOODHOUSEのヴィンテージツイードパンツ、COLOMBOのカシミヤマフラー、LOAKEのスエードと質感を合わせています。

場に相応しいスマートカジュアルです。


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大阪に驚くほど高級なとある有名星付きレストランがあるのですが、最近は大半が外国人のお客様なんです。

しかし、身だしなみがなっておらず本当にカジュアルな格好(タンクトップ・ジーンズなど)で来店され、お店側も断ることもできず普通に入店が当たり前だそう。

一般の方はお店の高級感や料理の創作性に感激し高評価を付けますが、本当にこだわっている方は内装、味、見た目だけでなくスタッフのサービス力、お店全体の雰囲気も価格に見合っているか重要視します。

結果そのお店は一般評価は高いものの、業界の方や本物のセレブの方からは値段ほどの価値はない・再訪の価値はないと口コミにも書かれていて、リピートされなくなってきています。

 

素敵な空間というのはお店側だけでなくお客様も一緒になって作り上げていくものなので相応しい格好で伺いたいものですね。

 

 

グレンチェックで着まわし力アップ

28日のブラックフライデーにプロテインを大量買いしました。

あらゆるものが値上がりしていますから、絶対に使用するものはここぞとばかりに買っておかないと。

普段はプレーンにミルクティー味やカフェラテ味を合わせて飲んでいますが、初めて抹茶味やスイートポテト味も購入。

あまりこのような味付きは苦手なんですが、最近は本当に美味しくなってきているのでお試しです。

現代人はタンパク質が圧倒的に不足しているので、すべての人の健康にプロテインはおすすめですよ。

 

 

 

 

 

先日仕上がりをご紹介させていただいたFOX BROTHERSのスーツのお受け取りがあり、お客様に撮影のご協力をいただきました。

きれいに着こなしてくださっていますね。

ご来店時に着られていたタートルネックとも相性が抜群でとてもお似合いです。

FOXはすべての生地が最高だと思いますが、グレンチェックというチョイスがGOODです!

どのようなスーツを作るかたくさん話し合いながら決まった生地ですが、汎用性の高さ、つまり着こなし幅の広がりを重視してお選びくださいました。

センスが◎です。

グレンチェックはセットアップ&タイドアップのドレッシーでもいいですし、写真のようにニットと合わせドレスダウンしても大人のセクシーさを感じます。

パンツだけ替えてジャケパンも合わせやすく、しかもスラックス、ツイード、デニムまで幅広い組み合わせが可能。

またジャケットを羽織らずダウンやコートのみで着こなしてもとてもよく似合うんです。

まさにグレンチェックは最強の着回し力。

完全ドレスのみの着こなしで固めないなら、まず持っておきたいマストの1着です。


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何度かブログで書いていますが、私がはじめてオーダーしたスーツはグレンチェックでした。

オーバーペーンはさりげない薄~い赤(だったはず)で、ものすごく気に入っていました。

さすがにものすごく前なのでサイズも合わずもう持っていませんが、実は最近ずっと作り直したいのがグレンチェックです。

王道のグレーが本命ですが、カントリー調のブラウンも捨てがたい。

持っていて間違いのないスーツです。

 

 

 

 

権力者?マフィア??

先日、豊中市立芸術文化センターで行われたクラシックコンサートに行ってきました。

やはり本物のコンサートは臨場感が段違いです。

心の栄養をいただきました。

その豊中市立芸術文化センター内にORION COFFEEというカフェがあるのですが、こちらのカフェがとてもステキで味も美味しいのですが、同じ場所で「こども食堂」を運営されていたんです。

こども食堂とは、『学校に行くのがつらい子・お腹いっぱい食べられない子たちに、場所を提供し無料で食事を提供する場所』です。

そのこどもたちの食事代をチケットいう形で私たち利用者(支援者)が購入するというシステムです。

ニュースや動画で知っていましたがこんな近くにあったとは。

少しですが私たちもチケットを購入させていただきました。

どの国でもそうですが、この飽食の時代にこどもがまともにご飯を食べれないなんとことがあっていいわけがありません。

みんないつでも着て好きなだけお腹いっぱい食べてくださいね。


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さてコンサート時の服装はツイードジャケットに、コーデュロイシャツ、コーデュロイパンツの着こなしです。

今の時期クラシックコンサートに行くのにぴったりの服装でしょう。

ツイードやコーデュロイの柔らかい素材感は、フォーマル過ぎずかといってカジュアル過ぎない、リラックス感と落ち着きでクラシックの場にも相応しいアイテムだと思います。

コーデュロイパンツは大人の信頼と経験を想像させてくれる。

そしてスエードシューズ。

柔らかな起毛の質感は、ツイードやコーデュロイと同じ「温もりの系譜」に属しながら、足元に洗練された落ち着きを与えます。

革靴の硬質な光沢ではなく光を吸い込むようなマットな表情が、クラシック音楽の場にふさわしい静けさと余裕を演出してくれると思います。

カジュアルでも上品なスエードの革靴は必ず持っておきたいマストアイテムのひとつですね。


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ちなみにティアドロップのサングラスに少し髭も生やしていたので、少し威圧感があったのか周りからマフィア?権力者?と言われました(笑)

マフィアほどの度胸もないし権力者ほどの財力もない、ただの服好きのオヤジです。

それにしても確かに目つき悪いな。

 

 

島の風が織り込まれたツイード

今秋はじめて焼き芋を食べました。

やっぱり美味しいですね、秋の味覚です。

もちろん甘いんですが更に美味しく食べられるのは12~1月くらい。

熟成?させることでもっと甘くなると教えてもらいました。

ということで1月くらいに再リベンジを楽しみにしています。

 

 

 

 

晩秋を肌に感じていますが、今まさにツイードが主役の季節です。

空気を含み暖かく風景が馴染むような表情は自然と一体化しているように感じさせてくれます。

先日着用したのはW.BillのCLASSIC SHETLAND【クラシックシェットランド】。

お気に入りの1着。

 

クラシックシェットランドが織りなす高品質のホームスパンは、ツイードの中でも特に柔らかくフワリとした質感。

着心地も軽く暖かく、なんと言ってもこの仕立て映え。

生地だけで見ると武骨なイメージですが、仕立てるとこれが本当に美しい。

アイロンもかなり効いているのでしょう。

今尚昔ながらの手法で織りあげられる英国カントリーを代表するツイードです。

W.Billは今でもセレブや上流階級などに好まれている生地ですが、かのパブロ・ピカソも愛用したことでも知られています。

当店のお客様でも通な方が好まれている印象ですね。


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世界四大ツイードで知られるシェットランドツイードですが、ツイードの中でも一番の柔軟さを備えています。

シェットランドツイードは、見た目には粗野で力強い印象です。

しかし触れると柔らかさと温もりを感じます。

シェットランド諸島は、北海の荒々しい風と霧に包まれた土地です。

そこで育つ羊は、厳しい自然に耐えるために独特の毛質を持ちます。

その羊毛を紡ぎ、織り上げたのがシェットランドツイード。

荒野の風を思わせるざらつきと、人の手が紡いだ繊細さが同居しています。

単なる布ではなく、島の風土そのものが織り込まれています。

 

人間は自然の一部ですから、同じ自然から生み出された生地で仕立てた服というのは、背景や雰囲気にも調和を感じさせてくれるような。

だからこそ、どこか懐かしく優しく美しい。

化繊に感じる違和感がありません。

それこそ本物のエレガントだと思っています。

 

 

 

デニムコーデはメリハリを

カフェで仲良くなった常連さんに王秋梨という巨大な梨をいただきました。

こんな巨大な梨があるのかと驚き早速食べてみたのですが、これがまた美味しい。

大味だと思ったのが甘くジューシーで食べ応えも抜群でした。

梨好きなので感動。

これは毎年買うしかありません。

最近果物にハマっているので色々試してみたいですね。

 

 

 

 

 

先日、吹田の万博記念公園へ紅葉を見に行ってきました。

赤に黄色に色づいて最高の風景。

コスモスもまだまだ咲き誇っていましたし、赤い落ち葉の絨毯が何とも言えないほど美しかったです。

 

さて、散歩みたいなものですから、汚れてもいい動きやすい格好をコンセプトにオールデニムで合わせてみました。

厳密にいうとサファリシャツはデニムではありませんが、デニムシャツにデニムグルカパンツ、デニムハットです。

ジーンズ・デニムは定番のアイテムですが、着こなしを間違えると野暮ったく見えてしまいます。

テーパードでもワイドでも好きなスタイルで構いませんが、シルエットが硬直的(ずん胴)に見えないようにバランスを気を付けることが大事。

特にパンツ丈は重要なので注意したいですね。

裾をきれいに合わせられればワイドシルエットでもすっきり見せることができます。

同じデニムでも厚みに変化があれば、動きがある印象が出るので野暮ったく見えません。

 


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ジーンズを履いている人をよく見かけますが、適当に選ぶのではなくシルエットがきれいに見えるようトップスとのバランスを考えてください。

あと、ダボダボしすぎないデニムシャツはかなり使いやすいので1枚持っていれば重宝しますよ。

 

 

 

 

着回しアイテムを手に入れる

25年位前に購入したアークテリクスのバッグを持っているのですが未だ現役で使用しています。

多少ほつれなどあるものの雨でも使ってますし凄い耐久性です。

他にもフリースやポーチも購入したのですがすべて現役。

当時はまだ日本に上陸もしておらず知名度も全くありませんでした。

シンボルの始祖鳥がセンス良くスタイリッシュでおしゃれでしかも本格的な登山に使えると一目ぼれでネットから購入したのを覚えています。

この前久々に梅田にできたショップを覗きましたがやはりかっこいいですね。

ただ当時と比べ素材の質が落ちたような?

いや、逆に新素材でもっと良くなったのかもしれませんね。

バイクの乗るときのちょっとそこまで様に欲しいなぁ。と思いましたが、その使い方にしては高額すぎるので他のを探します。

 

 

 

 

 

よくお客様から「何から買えばいいのか分からない」というご相談をお受けします。

結論から言いますと、「定番のアイテム・着回せるアイテム」の一言につきると思います。

スーツでいえば、ネイビースーツ、グレースーツですね。

オフスタイルであればその人の好みによって変わりますが、ひとつのアイテムで他の様々なアイテムとな組み合わせができるものを集めていけばいいわけです。

紺ブレとかデニムとかチノパンとか。

 

写真の着こなしはアウターだけ交換しただけで他はすべて同じアイテム。

American Sea Island Cotton【アメリカンシーアイランドコットン】のブラウンシャツとBrisbane Moss【ブリスベンモス】のモールスキンパンツ。

個人的にコロニアルカラーを好んで着るので、それらのアイテムとブラウンシャツはとにかく合います。

ボトムスだって選びません。

ベージュパンツは説明不要でしょう。

チノパンは誰だって持っているはず。

ほとんど何にでも合います。

私は冬は無骨な素材感やワークウェアであったほどガシガシ履けるモールスキン(あるいはコーデュロイ)が大のお気に入りなのでこれを履きまくっていますがものすごく活躍してくれます。


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ジャケットも着まわせるものがあると助かりますが、はじめはパンツを集めるといいかもしれません。

基本的にパンツがそろっていれば、どんなアウターやトップスを持ってきても大概着こなすことができます。

ファッション初心者が、モデルの着こなしに憧れて同じシャツを購入したらオタクっぽくなったという投稿もよく見かけますが、ジーンズしか持っていなかったという人も結構います。

もちろん素材感やサイズも重要ですが、そもそもパンツをあまり持っていない人も多い。

パンツは着こなしの土台。

着まわせるパンツをいくつか用意すると着こなしの幅が広がります。

ある程度揃えば、あとは個性的なアイテムなども選べるようになるので、より一層着こなしが楽しめますよ。

 

 

 

 

コンサバスタイル

朝晩はかなり気温が下がってきました。

昨日は雨だったので外にいると身体が冷え込んでしまいます。

ふと思ったのですが、レインコートでかっこいいものってあまりないですよね。

かっこよくて有名なものでNorwegian Rain【ノルウェージャンレイン】というノルウェーのレインウェアが機能的で優美と人気があります。

雨が多いノルウェーで、機能的な防水アウターを作ろうというのがブランド立ち上げのきっかけらしいですが確かにクラシカル。

元々デザイナーがテーラーなので納得。

これ、レインウェア素材を使用し縫い目などの防水処理の技術なんとかできればうちでもできないか?とか考えています。

最高にエレガントなレインウェアを完成させる自信があるのですが・・・・。

 

 

 

 

 

先週の仕事での着こなし。

紺ジャケにグレスラ、いわゆる王道のコンサバな着こなしです。

ジャケパンをされるときに1番はじめに挑戦することが多いかたちだと思います。

シンプルで使いやすい。

しかし服好きの方であればお分かりのように、シンプルなモノの方がその品質が良く分かるという事実。

ネイビーのソリッドスーツやジャケットなど上質な素材を使い高い技術で仕立てれば雰囲気に表れます。

以前知人が働いていた知る人ぞ知るショップのオーダーは、ナポリにあるほとんどのサルトでスーツをオーダーした際、すべてネイビーソリッドで仕立てました。

ネイビーとグレーを理解してこそ本質に近づけるのかもしれません。

 

今回はハンドメイドの高い技術を駆使したホップサックのネイビージャケットにカバートクロスのグレスラ。

もちろんネクタイも生地、副資材共に最高級の素材を使用しハンドメイドで仕上げたもの。

何度着ても飽きることがない着こなしです。

基礎になるスタイルだからこそこだわりを持ちたいですね。


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コンサバファッションの特徴は、上品さ、清潔感、シンプルさ。

カジュアル全盛期の今だからこそ注目される着こなしです。

紳士ならできなければいけない、「基本のき」です。

 

 

 

勉強あるのみ

昨日は久々にスーツについて勉強しに出かけていました。

先生、あるいはメンター的な方がいらっしゃるのですが、久々に大阪に来られるというので好意で仕事についていかせてもらい実地勉強です。

この道何十年という経験、抜群の知識、日本のあらゆる工場や縫製を網羅、パターンも引け工場や経営の立ち上げやアドバイスもお願いされるこの世界の重鎮の方です。

 

オーダーの世界は本当に奥が深く極めるのはほぼ不可能なんではないかと思えるほど複雑です。

イタリアを代表するマエストロでも一人前とよばれるのが70代になってからとかざらな世界ですから(笑)

 

昨日は体型やクセについて実際に採寸を見ながら勉強させていただいていたのですが、メジャー一本でその人のクセを正確に測る技術などはすごいとの一言でした。

なで肩や反身など言葉で説明するのは簡単ですが、他のクセとぶつかり合って違う症状が出たりパターンを知らないと改善は不可能だったり、長年やっていても難しさを感じますね。

 

技術もそうなのですが、意識が大切なんだというのを深く考えさせられます。

とある東京のテーラーが私も昔使ってた工場を使って普通に40万円でスーツを販売していたり。

もちろん値段設定は自由ですし価値というのは人それぞれということも理解しています。

ホテルで飲むコーヒーは高いですが納得のうえ飲むはずです。

大阪でもBespokeを展開している有名サルトは私も知っている工場を使用しパターンオーダーで20~30万ですが、その人のひいたパターンのスーツが欲しいなどの価値を考えれば納得できると思います。

まさにブランド価値でありそれは正しい。

ただ、相手が分かっていないからバレなきゃいいだろうというのは違うと思います。

また安価なスーツで安いんだから適当なスーツを販売してもいいだろう。というのもおかしいと思います。

お客様が間接的や少しずつでもいいのでスーツに関して理解できるように知識を分け与えられるようにするのもテーラーの大切な仕事ではないでしょうか。

上から目線的な発言ですが昔から「お客様を育てる」という言葉があります。

そうすることによってスーツを着たいと思ってくれる人が増え、マナーや所作も広がり、スーツ人口が増え、自分たちにもプラスとなって帰ってくるのではないか。そのような話を聞いてとても納得しました。

だからこそ私たちも常に勉強し知識や技術をアップデートしていかなければいけないと思います。

 

 

今は東京にいらっしゃるのですが、かなりおしゃれで上辺だけでない知識をお持ちのお客様がいらっしゃいます。

知識があり理解しているからこそ無理難題も言わずやってほしいことを的確に伝えてくれるため、とてもいいスーツが出来上がります。

それはこれまでに何度もオーダーくださり、何度も試し、何度も話し合いをしてきたからこそ、今の状態にたどり着いたのだと思います。

ここまでくると本当に楽しいですね。

逆にスーツの話はしていないかもしれませんが(笑)

 

別にすべての人のスーツオタクになれといっているわけではありません。

ただ、どうせならかっこよく着たい、モテたい、スーツが好きだから着たいと思っているお客様の手助けをきちんとすることができれば、もっとドレスの世界も盛り上がっていくのではないでしょうか。

今はそのような場所が少なく、このままではスーツ文化は廃れる一方だと思います。

 

 

 

場に相応しい一着を纏う

一気に気温が下がりましたね。

まだ体が慣れていないので冬のような寒さに感じます。

昨夜お客様と食事に行ったのですが、あまりの寒さにジャケットの下に薄手のセーターを着ていきましたがそれでちょうどよかったくらいです。

暑がりのお客様はシャツ1枚でしたが(笑)

今が一番ジャケットを楽しめる季節。

ファッションの秋を存分に堪能しますよ。

 

 

先々週は北新地で会食でした。

『鮨 聚楽』さん。

ランチが驚くほどリーズナブルで、カウンターで美味しいお鮨をいただけます。

 

その日のジャケットはFOX BROTHERSの「FOX JOURNEY」。

さすがFOXといえる品質。

3PLYを思わせる生地感にハリコシが絶妙でとても仕立て映えします。

シワにも強くトラベルスーティングとしても最適。

着用時期も長く最高の相棒になってくれるジャケットです。

今はFOX JOURNEYはなくなってしまいましたが、後継生地のFOX AIRやSPORTS JACKETINGがありますので、最高のジャケットが欲しい方にはおすすめです。


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FOX BROTHERSは世界でも最高峰の生地として名を馳せていますが、価格高騰も相まってオーダースーツの量販店ですらスーツ価格が20万~28万円ほどします。

仕方がないとはいえ数年前に比べかなり高額になりました。

当店は少なくとも今年いっぱいは20万を切る価格で提供させていただきます。

今後も品質と価格のバランスにこだわりながら、できるだけ無駄な費用を省いて、皆さまにご満足いただける一着をお届けできるよう努めてまいります。