品格をまとう スーツ

週末は20度近くまで上がるほど暖かかったのに今日は10度。

気温差が激しすぎます。

体調を崩さないようにしないと。

今朝は寒かったのでフランネルスーツにローデンクロスのチェスターコートと真冬対応の着こなしです。

駅で電車を待っているときに手が悴んでいたので、ちゃんとレザーグローブも用意して正解でした。

これでマフラーがあれば氷点下でも大丈夫ですね。

 

 

 

 

 

日曜日にNHKで放映されている「美の壺」という番組で、スーツが題材の回がありました。

2023年の再放送なのですが、業界人として当然見なければいけません。

タイトルは、

「品格をまとう スーツ」

 

派手なトレンドや高級ブランドを語るのではなく、スーツという衣服がもつ「静かな美しさ」や「人となりの表れ」に焦点を当てたとても印象的な内容でした。

伝えたかったであろうことを、自分なりにとらえて少し書いてみようと思います。

 

 

「スーツは“主張しない美”である」

番組の中で語られていたのは、スーツは自己主張のためだけの服ではないという考え方です。

色や形で目立つのではなく、着る人の立ち居振る舞いや言葉を、そっと引き立てる存在。

・前に出すぎない
・しかし、確かに品格を感じさせる

その“控えめさ”こそが、スーツの美であると紹介されていました。

 

「サイズが合うことは、礼儀である」

番組では、体に合ったスーツの重要性にも触れられていました。

肩のライン
袖の長さ
背中のゆとり

それらが整っているだけで、人は自然と「きちんとしている」「信頼できそう」という印象を受けます。

逆に言えば、サイズが合っていないスーツは、どんな高級生地でも美しく見えません。

スーツは自分のためであり、同時に相手への配慮でもある。
そんな視点が、とても日本的で印象的でした。

 

「時間が、スーツを育てる」

新品のスーツよりも、着込まれ、手入れされてきたスーツにこそ美が宿る。

番組では、長年同じスーツを大切に着続けている人の姿も紹介されていました。

・ブラッシング
・アイロン
・繕い

そうした積み重ねが、生地に表情を与え、その人だけの一着になっていく。

スーツは消耗品ではなく、時間と共に完成していく衣服なのだと感じさせられました。

 

 

そこから見える、スーツの本当の魅力

この回を通して改めて感じたのは、スーツの魅力は「かっこよさ」や「成功の象徴」ではない、ということかもしれません。

■ スーツは“人を語る服”

・どう生きてきたか
・どう人と向き合ってきたか
・どんな姿勢で仕事をしているか

そうした内側の在り方が、自然と滲み出てしまう服です。

だからこそ、
派手さよりも、誠実さ
流行よりも、調和
新しさよりも、似合っていること

が大切になるのだと思います。

 

■ 品格とは、静かに伝わるもの

番組のタイトルにもあった「品格」。

それは声高にアピールするものではなく、「なんとなく感じる」「理由はないけれど安心する」そんな形で伝わるものです。

きちんとしたサイズ
整えられた生地
清潔感のある着こなし

それらが合わさったとき、スーツは“鎧”ではなく、信頼をまとう衣服になります。

 

「美の壺」のこの回は、スーツを着る意味を、静かに問い直してくれる内容だったと思います。

スーツは、誰かより目立つためのものではなく、自分自身を整え、相手を尊重するための装い。

だからこそ、流行が変わっても時代が変わってもスーツは残り続けるのだと思います。

もしクローゼットにある一着を、少し丁寧にブラッシングしてみたくなったなら、それこそがこの番組が伝えたかった「美」なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

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