唯一無二の美しいジャケット

もう聞き飽きてうんざりと思われるかと思いますが、来年1月からまた様々な商品の値上げが決まりました。

スーツ、シャツ、副資材にオプション料金、あらゆる企業から連絡が来ております。

ご迷惑おかけしますが、何卒ご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。

 

体力のない企業やお店は淘汰される時代。

うちもいつまでもつか分かりませんが、こればかりは誰が悪いとかではないですから、やるべきことをやってあとは野となれ山となれという気持ちです。

個人的には変化を受け入れる性格のせいか、別に悲観しているわけではありません。がそれにしても急激な変化。

早く景気が良くなってほしいですね。

 

 

 

 

 

新しいジャケットが仕上がりました。

“フロントを開けた状態でもいかに美しく魅せることができるか”にこだわって開発したジャケット。

素晴らしい完成度です。

あまり興味ない方は「ジャケットなんてどれも一緒でしょ?」と思われるかもしれませんが(笑)見る人が見れば全然違うものなんです。

例えば、ナポリの巨匠のスタイルを私が個人的な主観で解釈すれば、ピロッツィはシャープで研ぎ澄まされた印象、ソリートはクラシックかつスポーティ、チャルディは最高のシンプル&クラシック、ダルクオーレは曲線が美しいエレガントetc※あくまで個人的主観です

 

今回私がこだわったのは、ぱっと見で全体の雰囲気として表れる美しい曲線です。

細かくいうと、圧倒的に美しいラペルの返り。

ラペルから裾に向かってのこの曲線がお分かりいただけるでしょうか。

自然かつ流れるような流線美。

シングルでこのシルエットを作るのが難しかったのですが、ナポリの技術を学ぶ芸術集団とも呼べる職人の技術で表現できました。

他のお店のスーツを見ていただければわかると思いますが、他にはないシルエットだということがお分かりいただけるかと思います。

簡単と思われるかもしれませんがまず作れないでしょう。

『なぜか分からないけどかっこいいと思わせることができる着こなし。』そんなジャケットです。

一見普通でありながら、唯一無二の圧倒的エレガントなジャケットが仕上がりました。

 

ちなみに生地は今では手に入れることは難しいであろうアルパカ100%のイタリア製ヴィンテージ。

かなり肉厚で馴染むのか?と思えるほどですが(笑)表情が抜群なんです。

暖かさもウールの1.5倍以上ですから真冬も大活躍してくれます。


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新しいものを作るには大変な労力がいります。

もちろんお金もかかります。

できないとなれば、それであきらめるのではなく、どうすればできるのか?できる場所はないのか?と行動するのみです。

色々な失敗を積み重ねれば、その過程の経験が他の挑戦のヒントになったりするんです。

ほとんどが役に立たない自己満足になっても、その一部が誰か少しのお客様に引っかかってくれれば、同じセンスを共有できれば、それほど嬉しいことはないですね。