サヴィル・ロウの現在 ~伝統と革新の融合~

PCが不調でまともに使えず大変でしたが、やっと新しいパソコンが到着しました。

長く使うために自分には必要ないくらいオーバースペックのものを選びました。

それにしても最近は接続などの設定も本当に楽になりましたね。

昔は色々専門的な知識が必要で業者やショップに高いお金を払ってお願いしていたのに今は簡単に素人でもできる。

前のパソコンと同じような仕様やメール設定もチャットGPTでスムーズに移行できました。

それにしてもAIって本当にすごいですねぇ。

 

 

 

 

 

最近TVでサヴィル・ロウが放送されていました※といっても、ちらっとその地区のことが流れていただけのことですが

ご存じサヴィル・ロウはロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスターに属するメンフィア地区にある高級テーラー通り。

非常に格式高いエリアで、18世紀から続くこの通りは王侯貴族や著名人のスーツを手がけてきた老舗テーラーが軒を連ねる紳士服の聖地です。

英国といえば歴史や伝統を大切にする国で、スーツの仕立てにもそれは当てはまるのですが、最近は新しい風が吹いているといいますか少しずつ変化が起きているような気もします。

 

 

サヴィル・ロウの現在:伝統と革新の融合

近年、サヴィル・ロウは新たな顧客層の登場やファッションの多様化に対応し、変革を遂げています。

ミレニアル世代を中心に、スーツを単なる仕事着ではなく、自己表現の一環として捉える動きが広がっています。

これに応じて、多くのテーラーがビスポークに加え、パターンオーダーや既製服の提供を開始し、より幅広いニーズに応えるようになりました。

例えば、「ギーブス&ホークス」は既製品の充実や店舗の大規模な改装を行い、「アンダーソン&シェパード」はセレクトショップ「ハバダッシェリー」をオープンするなど、伝統を守りつつも現代の感性を取り入れた取り組みが進められています。

私自身もHARRISONSのジェームスCEOにお話を伺ったときに、「今はフルオーダーより、パターンオーダーの受注が多いテーラーが増えてきた」とおっしゃられていました。

また、本国よりアメリカなどでの売り上げの方があり、スタイルも保守的なものではなく今の時代に合ったものが人気とのことで、新しい時代と融合していることが分かります。

 

 

多様性と新たな才能の台頭

サヴィル・ロウでは、多様なバックグラウンドを持つ職人たちが活躍し始めています。

例えば、トリニダード出身のアンドリュー・M・ラムループ氏は、1988年にサヴィル・ロウで初の黒人経営者として「モーリス・セドウェル」を引き継ぎ、2008年には多様な人材を育成する「サヴィル・ロウ・ビスポーク・アカデミー」を設立しました。

また、伝統的に男性中心だったサヴィル・ロウですが、現在では自身の名前を掲げた最初の女性テーラー・キャサリン・サージェントや女性専用のテーラーを開業したデイジー・ナッチブルなど女性の進出も増えてきました。

他にもアジアやアフリカ出身の若手職人たちも台頭し、サヴィル・ロウの伝統に新たな風を吹き込んでいます。

彼らは、個性や多様性を尊重しながら、クラシックな仕立て技術と現代的な感性を融合させたスーツ作りを行っています。

 

 

イベントと文化の発信地としてのサヴィル・ロウ

サヴィル・ロウでは、仕立ての技術だけでなく、文化や芸術の発信地としても注目されています。

例えば、「コンコース・オン・サヴィル・ロウ」は、自動車とテーラーのコラボレーションイベントで、世界的なクラシックカーや最新の電動ハイパーカーが展示され多くの来場者を魅了しています。

 

 

 

サヴィル・ロウは、伝統的な仕立て技術を守りながらも、現代のニーズや多様性に対応することで進化を続けています。

頑なに昔の着こなしを真似しようとする人もいますが、本当にそれが好きならいいのですが、「クラシックはこの着こなしでないといけない」などと決めつけすぎてしまうのもよくないかもしれません。

サヴィル・ロウだけでなくナポリのトップサルトでもそうですが、ずっと変わらず同じではなく多少なりとも時代の変化を取り入れ進化しています。

歴史や伝統を守りつつ時代に合わせ進化させていく。それこそがクラシックの本質なのではないでしょうか。

100年後、私達の着こなしが未来の人たちに「この年代が一番エレガントだな」と思ってもらえると嬉しいですね。

そして何より、自分たち自身が一番かっこいいと思った着こなしをして楽しまなければな。と思います。

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です