新たなSummer Fabricの傑作!? “Mohair affair”

昨日ご来店下さったお客様は大企業の管理職をされているだけあっていつも身だしなみには気をつけていらっしゃいます。

当店でお仕立てくださるスーツは昔からすべて3ピース。

ネクタイにもこだわりがあり上質なネクタイを必ずセミウィンザーノットで締められています。

お話をお伺いするとお父様が身だしなみをきちっとされていて、セミウィンザーノットで締めているのを見てご自身もその結び方になったそうです。

そして最近成人された息子様が教えていないのにセミウインザーノットで結ばれていたそう。

親を見て子は育つ。

これですよね。

昔は身だしなみだけではなくマナーや社会のルールなども、教師やメンターというお手本になる人がいて、受け継ぎ身についていくものだったはずです。

最近はお手本となる人が身近にいないことの方が多いとお聞きします。

当店のお客様はかなりオシャレな方が多いですが、会社にお手本となる上司や先輩も少なく皆様ご自身でセンスを磨き上げてきた方が多いです。

影響力のある人が圧倒的な身だしなみを見せてくれれば意識が変わるかも。

日本では例えば総理大臣とか?

・・・無理でしょうね(涙)

 

 

 

 

 

 

お客様のBespokeスーツが仕上がりました。

生地はThe Mohair affair Tropical【モヘア・アフェア・トロピカル】。

VITALE BARBERIS CANONICOのモヘア混のスーツ地の中でも最上位のシリーズで、RMSの認証を受けた上質なモヘアを50%も使用したMohair affairはかなりの涼しさを感じることができ、それだけでなく表情も抜群に美しいんです。

シンプルなネイビーソリッドですが、奥行きが感じられる深い色彩。

光沢も強く感じることができるのですが、シルクのような反射的な光沢ではなく平織の内から滲むような光沢なのでモヘア特有の品のある光沢を存分に味わうことができます。

他のお客様からも数着オーダーを受けていて、これからの夏のベストセラーになるかもしれません。

 

仕立てはナポリ仕込みのハンドメイド技術を駆使したBespoke。

ナポリを感じるワイドめなラペルとナチュラルな曲線を描くカーブ。

胸元に力強さと優雅さを与えてくれます。

腰Pは私もよく愛用するデザインで、フィレンツェにも多いフラップ無し(tasca a filo)でスッキリとした印象に。

パンツはホールド感のあるパンチェリーナ。

釦を留める時にきつく感じますが留めるとホールド力がありキツさも感じにくくなります。

そして後ろ側に帯が付いていない半帯。

サスペンダー時代の名残でフォーマル寄りなスタイルですが、とてもクラシカルでエレガントな印象に仕上がります。

これもBespokeの醍醐味ですね。

こちらのお客様は何度もお仕立ていただいていて今までの型紙を保存しているので、仮縫いが必要なく20万を切る価格でお仕立ていただけました。


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今年の夏も暑くなりそうです。

そんな暑い日本の夏も涼しく快適に、そしてエレガントに過ごすことができるThe Mohair affair Tropical。

新たなSummer Fabricの傑作になると思います。