上質なスーツの定義“立体感と曲線”

オーダーいただきました、Bespoke Jacket。

生地はW.BillのCLASSIC SHETLAND。

この立体感となめらかな曲線。

とても美しい仕上がりです。

仕立て映えとはまさにこのような仕上がりのことをいうのだと思います。

上質なスーツを仕立てるうえで特に重要な工程がアイロン。

高いアイロンワークの技術がなければ立体感のある美しいシルエットにはなりません。

そして、そのアイロンを効かせることができる生地。

2つが組み合わさらなければならず、1つが欠けるだけで最大のポテンシャルは発揮できないんです。


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立体的に仕上げることが簡単だと思っている方もいらっしゃいますがそれは違います。

素人の方がよく間違われるのは、生地を曲線に切ったらいいだけだと思っていること。

工作のように切って貼ってならできるかもしれませんが布だとそれはできません。

しかも芯地などの制約もあります。

アイロンの力で少しずつ曲げるのみ。

実際に紙の型紙を切ってつなげてみてもできないことが分かるとは思います。

 

しっかりとアイロンが効く生地でないといけないですし、その生地を自在に曲げるアイロンワークの高い技術が必要なのです。

だから仕立てだけでなく生地選びは重要。

繊細過ぎてコシがない生地がテロんとなって立体的にならないため、熟練の職人があまり好まない理由もうなずけますね。

10年くらい前は「繊細であれば繊細なだけ良い。」というようなブームがありましたが、本質を知っている人からは冷めた目で見られていました。

目付が軽くてもコシがあり仕立て映えする生地はたくさんあります。

H.LESSER & SONSやHARRISONS、DUGDALE BROS & COなどもそうですがこの辺は目利きですね。

W.BillのCLASSIC SHETLANDはバンチで見るだけだと野暮ったさがあって完成イメージを想像するのが難しいと思うのですが、仕上がりを見れば良い生地なのが分かりますね。

それにしてもこのブラウンのチェック柄、良い感じだなぁ。

ナイスチョイス!

 

 

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