ドレス中のドレスシャツ

先週取引先のシャツメーカーから連絡がありました。

2026年1月より値上げになるそうです。

シャツだけでも、もう何度目の値上げでしょうか。

もう気軽にはオーダーできない価格になってきましたね。

まだ改定後の価格の連絡はきていませんが分かり次第ご連絡いたします。

 

ただシャツメーカーさんがどれだけ大変か分かっているので何とか頑張ってほしいところ。

国策により人件費を上げざる得ない状況で、またどうしても海外との取引が大半をしめるため円安の影響が甚大です。

工場ですから使用する光熱費だってバカにならず、輸送費だって上がる一方。

そもそも原材料費自体がかなり上がっているので、値上げしても吸収しきれていないのが現状なんです。

シャツは利益率も低いですし。

うちも同じですからよく分かります。

値上げしても1着の利益は昔よりかなり減っています。

景気が良くなることを祈るばかり。

期待されている高市新総裁、たのみますよ。

 

 

 

寂しい話だけでなく、素晴らしいシャツの話をしましょう。

今たくさんのシャツが届いていますが、その中でも非常にエレガントなシャツが仕上がってきました。

ベージュのストライプシャツ。

ベージュというのがいいですね。

とても柔らかく温かな落ち着いた雰囲気でありながら、都会的でもある洗練された印象を与えてくれるおしゃれカラー。

ブラウンやベージュ等コロニアルな色にも合いますがグレーにもマッチするので普通に使いやすいです。

シャツ1枚でも様になりそうです。

 

そして、今回ピンホールカラーのシャツが2枚もありました。

2枚とも違うお客様です。

ネクタイが必須の襟なのでまさにドレス中のドレスシャツ。

非常にエレガントな印象を与えてくれるカラーなので、ビジネスだけでなくパーティーやレセプションなどにも高相性。

きちんと感や品格も出るので、重要な商談やプレゼン、式典などにも使えます。

今のノーネクタイが当たり前の時代に、あえてネクタイをしなければいけないシャツを仕立てる、クラシックを愛する紳士の生き様ですね。

当然私も持っていますし特に好きなカラーのひとつです。


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さすがに当たり前に35度を超える真夏にはネクタイをおすすめしません。

シャツが傷みやすく首元を涼しくしていないと熱中症で命の危険があります。

しかし、やはりそれ以外の季節のドレススタイルにはネクタイは必須。

ネクタイを軽視している人には紳士の本質に中々到達できないでしょう。

ネクタイは相手への敬意を示す行為とされています。

つまり信頼と誠意の象徴である。

そしてピンホールシャツはそのネクタイの印象をさらに高めてくれるブースト的な存在です。

小さなピンが、ノットを持ち上げ、Vゾーンに陰影と立体感を与えてくれます。

その完成されたVゾーンは周りの誰よりも華やかであるはずです。