カントリーから都会へ。静かに際立つブラウンの力。

先日ご来店くださったお客様から、当店のブラウンスーツを気に入ってくださっているとお伺いしてとても嬉しかったです。

ブラウンスーツいいですよね。

ジャケットなどでは定番のブラウンですが、もちろんビジネススーツでも人気。

例えば1週間のうち、ネイビーとグレーの2大マストスーツが4着で、その中に1着ブラウンスーツ入れるだけで着こなしの幅が広がります。

 

アズーロ・エ・マローネのようにネイビーとブラウンの組み合わせはイタリアでは絶対的王道。

切っても切り離せないほど身近でオシャレな色なので、もちろんスーツの色としても定番の人気をほこります。

ジャンニ・アニェッリもケーリー・グラントもヘミングウェイもチャーチルも当然のごとくみんな着こなしていました。

 

私も先日の仕事ではブラウンスーツを着用。

ブラウンと聞くと秋のイメージも多いですが実際は1年を通して着られています。

文豪や政治家などに愛されたイメージもあるのか、感情や経験を積み重ねた人生に深みを感じさせてくれる気がします。


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スーツといえばネイビーやグレーといった印象が強いですが、そもそもブラウンの服地は英国の貴族がカントリーサイドで狩猟や乗馬を楽しむときの服としてよく使われていました。

ツイードやフランネルといった厚手の素材で、あくまで「野外用」の装い。

都会のビジネススーツとは一線を画すものでした。

今でもカントリースタイルといえばブラウンのジャケットが人気ですよね。

時代が進むにつれ、ブラウンはその“野暮ったさ”を脱ぎ捨て、静かに少しずつシティユースにも取り入れられてきます。

特に美しいウーステッドで仕立てられたブラウンスーツは、軽やかで洗練された印象を持つ、もはや「田舎の色」ではなくなりました。

むしろ、ネイビーやグレーが制服化した現代において、ブラウンこそが粋で個性ある選択肢になっています。

派手ではない。でも目に留まる。主張しすぎず、けれど深みがある。それが今のブラウンのイメージではないでしょうか。

 

クラシックな背景をまといながらも現代的かつカントリーの香りをわずかに残しつつ、都会的なシャープさを携えている。

あえてブラウンを選ぶということは、それは自分のスタイルに“余裕”と“知性”を足すということかもしれません。

 

 

 

 

 

 

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