ネクタイは“静かな主役”である

先日お客様のもとにお伺いした時、お召しのスーツはリネンスーツでした。

土色っぽい感じの色で人気のブラウン。

シワがいい感じに入っていて育ってきている感じ。

リネンスーツはシワが入ってなんぼです。

仕上がったばかりの状態は逆に野暮ったさがありますが、シワが入り馴染んでいくうちに軽やかさと色気が出てくるんです。

一般なら派手な色に分類されますがリネンで馴染んでいるととても洗練されて見えます。

 

ただパッと初見で見た瞬間スーツよりも目がいったのはネクタイでした。

ネップが入ったレジメンタルタイがとてもよく似合っていらっしゃる。

スーツとの相性も抜群で全体のバランスが調和した感じでした。

だからこそ茶のスーツがシンプルに見え、ネクタイも馴染み一体化し逆にスーツの存在感がナチュラルになっているんです。

それこそスーツを見せるのではなく、着ている人自信を格上げするコーデ。

王道のレジメンタルですがストライプの幅感もちょうどよく、はじめリネンタイと勘違いしたのですが、ネップが入っているシルクタイでした。

そのネップがリネンのざらざら感とマッチして全体のバランスを崩していない。

多分普通の方はそのコーデを見ても、馴染み過ぎてそのネクタイがいかにキーアイテムになっているか分からないと思います。

 

ネクタイはどの色柄でもある程度きれいに合わせることができるのでそこまで失敗することは少ないと思います。

しかしコーディネート全体を底上げできるほど完璧に合わせるのは意外に難しいアイテムでもあります。

ほんの少しの色の違い、柄の大きさ、間隔などで印象が大きく変わってしまい、またイメージにピッタリのネクタイは中々見つからないからです。

写真を撮らせていただくのを忘れてしまいましたが「神は細部に宿る」です。

 

最近入荷しましたネクタイ。

数年ぶりに入荷しました。

シルク&コットンのレジメンタルタイ。

春夏の明るく爽やかで軽やかなコーデ用に探していたイメージにピッタリなので仕入れました。

このタイプはやはりコットンが多いですがそれが軽いイメージで雰囲気として出てきてくれています。


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たかがネクタイと思われている方は1段上の着こなしにたどり着けないと思います。

先に書いたようにネクタイはドンピシャでイメージ通りのものが見つかることは少ない。

しかも安価で質の悪いネクタイは、発色や質感、ノットの出かたが美しくない。

だからこそこれだ!と思えるネクタイを見つけたら多少高くても買うことをおすすめします。

ネクタイはそう痛みませんし何十年と持ちます。

もし見つけても予算オーバーやコーディネートのイメージが付かないならいったん保留して何度も頭の中でイメージを組み立て、やっぱり欲しいなら買えばいい。

売り切れててもまた探せばいいんです。

そうしているうちに完璧なイメージは固まっていきます。

おしゃれな人はアイテムで魅せるのではなく、全体の雰囲気で魅せるんです。

 

 

 

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