侍ジャパン負けてしまいました。
相手もメジャーを代表する選手を多数有する世界トップクラスのベネズエラですし1試合勝負なので仕方ないこと。
日本も調子が上がらない選手が多かったですし。
しかしまた次があります。
リベンジを期待します。
次はテレビでみたいなぁ。
スーツ作りにおいて、多くの人は「縫製技術」に注目することが多いです。
しかしナポリの仕立て職人たちは、口を揃えてこう言います。
「ミシンよりもアイロンが重要だ」と。
SPiCAのBespoke(Handmade line)を指揮しているマスターカッターもアイロンワークを特に重要視しています。
なぜなら、スーツの美しい立体感は“縫うこと”ではなく“形を作ること”から生まれるからです。
布は平面ですが、人間の身体は立体です。
胸の丸み、背中のカーブ、肩の傾斜。
これらを自然に包み込むためには、生地にわずかなクセをつけていく必要があります。
その作業こそがアイロンワークです。
何度もブログで説明していますが、スーツに詳しくない人は奇抜なデザインでも簡単に仕立てられると思っています。
工作のように型紙通りに切って縫って終わりだと勘違いしています。
極論で言えばスーツの曲線はすべてアイロンワークが必要です。
蒸気と熱を使い、生地を伸ばす場所と縮める場所を細かく調整することで、平らな布はゆっくりと人体に沿う立体へと変わっていきます。
ナポリの名職人たちは、この工程をまるで彫刻のように行います。
伝説的なマエストロ、アントニオ・パニコはフリーハンドカッティングが代名詞だと思われていますが、実はアイロンワークが天才的で「アイロンの魔術師」と呼ばれ、この技術の精度が群を抜いていたからこそあのすごいスーツが仕立てられたといわれています。
彼のジャケットは軽く柔らかいのに、着ると自然に体に吸い付く。
その秘密は、見えない場所で積み重ねられた繊細なアイロンワークにあります。
ナポリ仕立ての本質とは、糸で縫う前に、熱と蒸気で生地に命を吹き込むことなのだと思います。
実は高級スーツほど「縫う前に形ができている」と言われます。
つまり、安い服 → 縫って形を作る、高級仕立て → アイロンで形を作ってから縫う、というイメージでしょうか。
ナポリではよくこう言われます。
「ミシンは誰でも踏める。だがアイロンは職人しかできない」
だからアントニオ・パニコのようなマエストロは「アイロンの魔術師」と呼ばれ、当店の職人もアイロンワークを一番重要視し自らアイロンを持つわけです。
そういえばパニコがよく使用していた生地のW.Billのシェットランドツイードの、しかもパニコが選んだのと同じ柄のツイードジャケットの生地が1着分のみ在庫ストックにありました。
アイロンがよく効くんですよ。
ブログ読んでいる方だけにBespoke仕立てを特別価格にご提供します。
ただし、かなり攻めたダブルジャケットのみ(笑)
かっこいいジジイになる為にはジャケットを極めてこそです。