“大人デニム”でエレガントに

先日テレビを観ていたら、若者が「ジーパンって言う人、初めて見た!」と語っていました。

ジーパン…もう死語なんでしょうか?

私も職業柄かデニムと言いますが。

 

近年、若者の間でジーンズの着用率が低下していると報じられています。

実際、人気のテレビ番組でも「若者のジーンズ離れ」が取り上げられ、若者からは「一本も持っていない」「はいているのはおじさん」「ジーパンって言わない。おじいちゃんみたい」といった声が紹介されました。

調査によると、「ジーンズをよく穿く」と答えた10代は42.7%にとどまり、他の世代と比べて低い傾向にあります。

若い世代でも40%もいるので見かけないわけではありませんが、実際、日本ジーンズ協議会による生産調査推移をボトムスに限って見た場合、ピーク時から5割近い減産となっていてジーンズの国内生産や出荷数は年々減少傾向にあることが分かります。

 

なぜジーンズ離れにつながったのか、調査によると、

 

■締め付け感があって、着心地が満足できない

■締め付け感がないストレッチ素材のものを選ぶと膝が出るなど型崩れをおこしやすい

■体のラインが見えてイヤ

■かがんだ時に下着が見えそうで心配

■デニムというだけで十代向けという感じ、大人女子には無理

■活動的なシーンではいいけど、おしゃれな場面でとりいれにくい

 

などの声が聞かれます。

他にも色の薄いor青のジーンズ、ケミカルウォッシュ、ダメージジーンズetcはダサい、おじさんぽいと敬遠されているという話も。

 

一方で、ジーンズの人気が再燃する兆しも見られます。

高品質な国産ジーンズの魅力がSNSやYouTubeで発信されたり、履き心地の向上などで再びトレンドとして注目されてきています。

 

 

私自身オーダーしたデニムはよく履いています。

履き心地もいいしシルエットもきれい。

結局ジーンズだけにかかわらずどんなアイテムも着こなし方だと思います。

昔流行ったアイテムやデザインでも、今の時代に合わせてさらりと着こなせるかどうかの問題。

雑誌LEONのキャッチコピー「必要なのはお金じゃなくてセンスです」

デニムがおじさんぽいというのであれば、エレガントに大人デニムの着こなしをすればいいんです。

 

大事なのはサイズ感。

あまりにピチピチしたサイズ感で履くとまさにオジサンジーンズになってしまいます。

キメキメ感が出て若作りしている勘違いおじさんに。

逆にダボダボだとだらしなく中年感が出てしまう。

あくまでシンプルにスマートに。

そしてトラウザーズと同じく丈がその着こなしに合っているかです。


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デニムはどんな着こなしにも合わせやすい万能アイテム。

これからも必須アイテムです。

もちろんファッションは時代と共に変わっていくものですが、流行に流されず、自分らしさを大切にする姿勢こそが本当におしゃれな人の共通点だと思います。

“品のあるジーンズスタイル”を。

オーダーデニムでそんな大人の余裕とセンスを感じさせる着こなしを楽しみましょう。

 

 

 

 

 

古くて新しい -ピンホールシャツの魅力-

庭に植えている梅の木が今年もたくさんの実を付けました。

たった1本の木なのですが、大量の実がなります。

スーパーで青梅などが袋詰めされて売っていますが、あのサイズで普通に20袋近くは取れます。

大半は近所に配られるのですが、うちでも梅ジュース用のシロップやジャムに。

完全無添加無農薬で原材料は梅と砂糖のみ。

抗酸化作用があり栄養満点です。

飲んでみたい方はぜひ遊びにお越しください。

 

 

 

 

 

今日はピンホールシャツを選びました。

クールビズが始まり世間はノータイだらけだからこそ俺はタイドアップする!!・・・などと考えているわけではなく、単にネクタイ好き、ピンホール好きだからだけですが(笑)

クラシックなピンホールシャツは襟元をより立体的に演出してくれ非常にエレガントなカラー。

タイノットがふわりと持ち上がり、胸元に美しいアーチが描かれクラシックスタイルの粋がそこには感じられます。

ピンホールシャツは2枚用意しているのですがそのうちのひとつがダメになったので買い足さないと。

当店でもクラシックスタイルを極め非常におしゃれなお客様は必ずピンホールシャツを用意されていらっしゃりますね。

スーツスタイルで一番の顔となるのはVゾーン。

そのVゾーンを美しく仕上げるピンホールシャツ。

優雅さ・上品さを象徴しキリリとした誠実かつ華やか印象は、スタイルを大事にする紳士には欠かせないアイテムです。


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ピンホールは1930〜40年代の英国紳士やハリウッド黄金期の俳優たちよく見られたスタイルです。

歴代の数々のファッションアイコンたちもピンホールシャツを当たり前のように愛用してます。

世界屈指の洒落者として知られたウィンザー公(エドワード8世)をはじめ、フランク・シナトラ、ゲーリー・クーパー、フレッド・アステア、そしてジェームズ・ボンドまでも。

そんな男たちの気品と粋を象徴するディテールのひとつでした。

スタイルに対する“こだわり”を持ち、Vゾーンの完成度にまで気を配る紳士たちにとって、ピンホールシャツはまさに仕上げの一手。

ちょっとだけ面倒な“ピンを通す”という所作で「装う」という気持ちを思い出させてくれたりも。

派手ではないけれど、確実に伝わる品格と美意識が感じられますね。

 

 

オーダーシャツでは数種類のピンホールカラーをご用意しております。

写真のカラーはラウンドピンホール。

クラシックであり、現代においては新鮮さを感じるスタイルをぜひお試しください。

 

 

 

 

 

ジャケットは“自分を整える道具”

親戚の叔父がHONDA Rebel 1100 DTCという大型バイクを購入していました。

バイクを快適に乗るためのアイテムはフル装備され、ハーレーにそっくりな外見でとにかくでかい。

もう70歳なのに元気すぎます(笑)

私も1000ccのR1を持っていますが、今はナンバープレートを外し封印中。

今は今年購入したPCX160のみです。

でもいいバイクを見ると乗ってみたくなりますね。

ロングツーリングに行きたい。

ちなみにバイクに乗ると若々しくボケにくいことが科学的に証明されています。

一生乗り続けることが目標です。

 

 

 

 

最近は過ごしやすい日が続きますね。

スーツやジャケットを存分に楽しめる季節。

街でもTシャツ1枚の人もよく見かけますが、「もう?」と感じてしまいます(笑)

 

「ちょっといい日」にしたいなら、ジャケットを着るもいいかもしれません。

シャツの襟を整え、ジャケットのボタンを留める。

その動作ひとつひとつが、現代の人々がどこかで置き去りにしていた「丁寧に生きる」感覚を呼び戻してくれる。

忙しさに追われていると、自分のことを後回しにしたり、適当で済ませたりすることが増えます。

でも本当は自分をどう扱うかが、その日の質を決めるのかもしれません。

 

ジャケットは、“自分を整える道具”のひとつ。

鏡の中で背筋を正したとき、少しだけ意識がクリアになる。

誰かに会わなくても、出かけなくても、ちゃんとした服を身につけることで、自分に対する扱い方が変わります。

服はただの服ではなく、自分に対するメッセージなんだと気づく瞬間です。

気持ちを少し上向かせる、空気を変える、そんなスイッチのような存在。

例えば、カフェで読む本がいつもより深く感じられたり、軽く交わすひと言がちょっと丁寧になったり。

そんな所作が深層心理に働きかけ、意識や行動を変えてくれます。


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やはりジャケットは素材感ですね。

生地の表情が大事。

特に上質な生地は表情が豊かで着ているだけで様々なニュアンスを見せてくれます。

質の良くない安価な生地はどこか薄っぺらく見えますが、本物の生地は「おっ」と思わせる深さや奥行きを感じます。

着る人の印象をさりげなく底上げしてくれます。

いいジャケットを着れば、それだけで1日の質が上がってくれますよ。

 

 

 

 

 

サヴィル・ロウの現在 ~伝統と革新の融合~

PCが不調でまともに使えず大変でしたが、やっと新しいパソコンが到着しました。

長く使うために自分には必要ないくらいオーバースペックのものを選びました。

それにしても最近は接続などの設定も本当に楽になりましたね。

昔は色々専門的な知識が必要で業者やショップに高いお金を払ってお願いしていたのに今は簡単に素人でもできる。

前のパソコンと同じような仕様やメール設定もチャットGPTでスムーズに移行できました。

それにしてもAIって本当にすごいですねぇ。

 

 

 

 

 

最近TVでサヴィル・ロウが放送されていました※といっても、ちらっとその地区のことが流れていただけのことですが

ご存じサヴィル・ロウはロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスターに属するメンフィア地区にある高級テーラー通り。

非常に格式高いエリアで、18世紀から続くこの通りは王侯貴族や著名人のスーツを手がけてきた老舗テーラーが軒を連ねる紳士服の聖地です。

英国といえば歴史や伝統を大切にする国で、スーツの仕立てにもそれは当てはまるのですが、最近は新しい風が吹いているといいますか少しずつ変化が起きているような気もします。

 

 

サヴィル・ロウの現在:伝統と革新の融合

近年、サヴィル・ロウは新たな顧客層の登場やファッションの多様化に対応し、変革を遂げています。

ミレニアル世代を中心に、スーツを単なる仕事着ではなく、自己表現の一環として捉える動きが広がっています。

これに応じて、多くのテーラーがビスポークに加え、パターンオーダーや既製服の提供を開始し、より幅広いニーズに応えるようになりました。

例えば、「ギーブス&ホークス」は既製品の充実や店舗の大規模な改装を行い、「アンダーソン&シェパード」はセレクトショップ「ハバダッシェリー」をオープンするなど、伝統を守りつつも現代の感性を取り入れた取り組みが進められています。

私自身もHARRISONSのジェームスCEOにお話を伺ったときに、「今はフルオーダーより、パターンオーダーの受注が多いテーラーが増えてきた」とおっしゃられていました。

また、本国よりアメリカなどでの売り上げの方があり、スタイルも保守的なものではなく今の時代に合ったものが人気とのことで、新しい時代と融合していることが分かります。

 

 

多様性と新たな才能の台頭

サヴィル・ロウでは、多様なバックグラウンドを持つ職人たちが活躍し始めています。

例えば、トリニダード出身のアンドリュー・M・ラムループ氏は、1988年にサヴィル・ロウで初の黒人経営者として「モーリス・セドウェル」を引き継ぎ、2008年には多様な人材を育成する「サヴィル・ロウ・ビスポーク・アカデミー」を設立しました。

また、伝統的に男性中心だったサヴィル・ロウですが、現在では自身の名前を掲げた最初の女性テーラー・キャサリン・サージェントや女性専用のテーラーを開業したデイジー・ナッチブルなど女性の進出も増えてきました。

他にもアジアやアフリカ出身の若手職人たちも台頭し、サヴィル・ロウの伝統に新たな風を吹き込んでいます。

彼らは、個性や多様性を尊重しながら、クラシックな仕立て技術と現代的な感性を融合させたスーツ作りを行っています。

 

 

イベントと文化の発信地としてのサヴィル・ロウ

サヴィル・ロウでは、仕立ての技術だけでなく、文化や芸術の発信地としても注目されています。

例えば、「コンコース・オン・サヴィル・ロウ」は、自動車とテーラーのコラボレーションイベントで、世界的なクラシックカーや最新の電動ハイパーカーが展示され多くの来場者を魅了しています。

 

 

 

サヴィル・ロウは、伝統的な仕立て技術を守りながらも、現代のニーズや多様性に対応することで進化を続けています。

頑なに昔の着こなしを真似しようとする人もいますが、本当にそれが好きならいいのですが、「クラシックはこの着こなしでないといけない」などと決めつけすぎてしまうのもよくないかもしれません。

サヴィル・ロウだけでなくナポリのトップサルトでもそうですが、ずっと変わらず同じではなく多少なりとも時代の変化を取り入れ進化しています。

歴史や伝統を守りつつ時代に合わせ進化させていく。それこそがクラシックの本質なのではないでしょうか。

100年後、私達の着こなしが未来の人たちに「この年代が一番エレガントだな」と思ってもらえると嬉しいですね。

そして何より、自分たち自身が一番かっこいいと思った着こなしをして楽しまなければな。と思います。