春のジャケパンはネイビー×ベージュの気分

沖縄や奄美、九州南部は梅雨入りしています。

近畿は6月17日頃と予想されていますが、ここ最近は前線の影響か大阪でも天気が不安定ですね。

木々や農作物、また飲み水の為に雨は降ってもらわないと困るけど、自分が出かけるときはやんでほしいと厚かましいことばかり思っています。

バイクで仕事に向かわないといけないときもあるので、雨は大変といえば大変なのですが中でも靴選びが大変です※毎年同じようなことを言ってる気がしますが(笑)

コードバンは使えないし高級靴は出したくない。

そもそもすべての靴を大切にしているので全部履きたくない。ということで結局はスエードになります。

今スエードの革靴は3足ありますが、1足はソールが浅く雨の日は使えないので実質2足。

最低、中3日は空けたいので全然足りない。

今Loakeのスエードを注文しているのですがもう1足ほど買い足したいですね。

 

 

 

 

今日はジャケパンスタイルで仕事です※スタバで休憩中、忙しく働いているスタッフさんにお願いして撮影してもらいました

ジャケパンといって一番にイメージするのはネイビージャケット×グレースラックス。

まさに王道。

ネイビージャケットは何とでも合うので、他にもベージュ、ブラウン、ネイビー、デニムすべて王道に分類されると思います。

今日はベージュのスラックスだったのですが、最近このベージュが特に人気。

今言ったように王道であり定番なので流行りも糞もないのですが、いつもより多く見かける気がします。

グレスラの場合、落ち着いていてシックな雰囲気でジャケパンの中ではコンサバなフォーマル寄り。

ベージュだとコントラストが高くなり、明るく親しみやすい雰囲気でカジュアル寄りです。

春夏っぽいイメージなので今ベージュのスラックスが人気なのですね。

ファッションと季節はとても親密に結びついていますから。

それにしてもやっぱり紺ジャケって最強なんだなと思います。


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鉄板のネイビーのジャケットはできるだけ上質な生地をお選びください。

シンプルなものほど品質が一番出やすいです。

パンツは素材感が重要。

ちなみに今日履いていたV.B.C.のカバートは使い勝手がよく私は全色持っています。

ジャケパンはセンスを磨くのにもってこいですよ。

 

 

 

 

 

 

Semi-handmadeで仕立てる極上トラウザーズ

先日PCで仕事中に突然画面がフリーズ&乱れ、明らかに異常な音を出してまったく操作できない状態になりました。

強制終了して再度電源入れても起動しない、明らかにやばい状態で焦りまくりです。

コンセントを抜きカバーを外し掃除をしてしばらくしてから起動させるとなんとか付いたものの、また翌日同じ状態に。

仕事やお客様のデータなどはとりあえずSSDにバックアップしていますが、そもそもPCがないと仕事できないので急遽PCを注文しました。

到着は今月末とまだ先。

今もなんとか起動できている状態ですが、必要な仕事以外はPCを使ずできるだけ不可をかけないようにし、今もヒヤヒヤしながらブログを書いています。

新しいPCが届くまでなんとかもってくれますように※最近出費がやばいです涙

 

 

 

 

この度新しいパンツのラインをスタートすることになりました。

Semi-handmade仕立てのトラウザーズです。

なぜこのような仕立てをスタートさせたかというと、今はマシンメイドとハンドメイドの2種類の仕立てる方法があるのですが、無駄を省きいいどこ取りした極上のトラウザーズを作ろうという話から、セミハンドメイドラインをスタートする運びとなりました。

一般的にビジネスマンなど実用性重視の方に人気のマシンメイドでは熟練の職人が施すアイロンワークによるクセ取りをすることができません※それでも他にハンドを入れている部分もあるので十分すごいのですが

また本物の服を愛する人が選ばれる本格的なイタリア仕立てのハンドメイド(Bespoke)は、クセ取りをはじめあらゆる部分に職人の手を入れて作られていますがその分とても高価です。

極上といわれているパンツは何がそんなにすごいかというと、ご存じアイロンワークのくせ取りによる圧倒的な履き心地ですね。

アイロンの力で体に沿うように生地を曲げる。これは熟練の職人でないとうまくできない仕立ての中でも最高の技術のひとつ。

当店の工房でも現場で指揮を執るナポリの一流サルトに師事したトップの職人自らクセ取りを行っています。

ハンドメイド仕立ての場合、腰裏やポケットetc様々な部分にハンドを入れていますが、これらはどちらかというと見た目や雰囲気に影響する部分です。

だったらそれらのディティールはマシンで仕上げ、履き心地に一番重要なクセ取りを行えば、価格を抑え素晴らしい履き心地のパンツを作ることができる。ということなんです。

ナポリのサルトなども基本は分業制なので、パンツはパンツ専門の工房に出して自分達の工房では作っていません。

それらの工房もマシンとハンドを駆使して、最高の履き心地のパンツを製作しているところが多いですね。

当店ではセミハンドメイドトラウザーズは¥66,000からの価格になりますが、カットなどもハンドで行っている為、このクオリティ帯ではありえないほどの価格設定だと思います。


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以前ブログでも書いたことがありますが、日本を代表し今や世界的にも有名なパンタロナイオの五十嵐 徹さんとお話しさせてもらったとき、昔はパンツ職人は職人界でも格下の扱いで馬鹿にされる立場だとおっしゃられていました※五十嵐さんは本当にものすごくいい人でした

「ジャケットを作れない人間がパンツを作っているんだ!」みたいなことまで言われたことがあると。

ただ、それは本格的にパンツを作ったことがない人がいっているだけ。

短い一生のうちでジャケット・パンツの両方極めることはできないといわれていますから分かっていないんですね。

最近この世界の大御所の方と話していたことなのですが、ジャケットは確かにパーツも多く時間もかかりそのサルトの顔が出るまさにスーツの華といったところ。

しかし最高級の履き心地・着心地を追求した時にもっとも技術が出て難しいのはパンツを仕立てることだと。

よく考えていただきたいのですが、パンツは基本的にたった4つのパーツしかないんです※ループなど細かな部分は入れませんが

ジャケットと違って1日脱ぐことができないパンツの履き心地は、ストレスにも大きな影響が出るといわれています。

その4つのパーツでその人がストレスなく履き続けることができるパンツを仕立てるのとても難しいことなんですね。

最近はパンツの技術も評価され、ジャケットも、パンツも、シャツも他のあらゆる小物もすべてが大切なんだとの理解が深まってきました。

ジャケットを着る機会が減る夏はパンツとシャツの着こなしがものをいいます。

この機会にぜひ上質なパンツをお仕立てください。

 

 

 

 

【SEMI-HANDOMADE TROUSERS】※WOOLのみ

PRICE : 66,000~

 

 

 

シャツで語れ

メジャーリーガーの菊池雄星選手が大谷選手と談笑し、何を話していたのですか?とインタビューされたときに、「お互い30を超えてきたので、化粧水は何がいいかとかアンチエイジングの話とか・・・」と答えていました。

やはり一流は肌の手入れにも手を抜きません。

肌というのは若い頃からの今までダメージが蓄積され歳とともに必ずシワやシミ、たるみとなってでてくるので、どれだけ早くからケアをしていたかが重要なんです。

あとから健康な肌を取り戻そうと思っても無駄なので、できるだけ毎日のケアを続けたいですね。

また、タレントの大沢あかねさんが最近きれいになったと話題になり、その記事では

「若い頃は一切スキンケアに興味がなくヘアメイクさん任せ。子供が生まれてからは忙しくて顔を洗わない、パジャマにダウンコートを羽織って送り向かいなんてことも(笑)

ある日、鏡に映った自分の顔を見てショックを受けたんです。

そこから美容に目覚め、努力の結果手で触れたときの感触が、それまでとまったく違う!と感激するくらいに。

美容に目覚めてから、実は友達が多い方でもなければ、会話が得意な方でもない性格だったのが、明るく、ポジティブになった気がします。

友達とおしゃべりしたり、遊びに出かけたり、写真を撮られるのもすごく好きになりましたし……。自分に少し自信が持てるようになれたのかもしれません。」

美容もオシャレもそうなんですよね。

自信がつき自分のことを好きになることができる。

人生すら変えるものすごい力があるんです。

 

 

 

 

 

お客様のシャツが仕上がりました。

季節柄シャツの注文が増えてきました。

夏は何枚あっても困りませんから、1週間分₊2枚あればいざという場合にも対処できますよ。

今回ご紹介するシャツは、コットンリネンシャツ。

もう何回め?といわれるくらいご紹介しています(笑)

他のシャツも届いているのですが、これがやっぱりいいんです。

 

リネン(麻)は本来繊維が太くシワ感からカジュアルになりがちなのですが、こちらのコットンリネンは非常に繊細です。

上質なコットンとリネンを使用しているので、表情にも高級感が漂っています。

肌触りがさらりとしていて通気性も高くとても涼しい。

シワ感に関しても普通のコットシャツとほとんど変わりません。

ネット上の何かの口コミ?で「コットンリネンシャツはカジュアル寄り」とコメントしている方がいらっしゃったらしいのですが、それは繊細な生地ではないカジュアルシャツだと思います。

こちらのシャツは完全ドレス寄りです。

清涼感もあり涼し気で上質さが漂っているので、暑い夏に周りからも好印象を持っていただけるはず。

季節の着こなしができるのは紳士の嗜みです。


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以前ケーリー・グラントについてブログを書きましたが、彼はスーツだけでなくもちろんシャツにもこだわっていました。

実は紳士たちは、スーツ以上にシャツを大切にしてきました。

スーツが男の鎧なら、シャツはその肌に最も近い“第二の肌”です。

彼は映画のワンシーンで見えるシャツの襟やカフスにまで徹底的にこだわり、彼専属の仕立て職人に何度も微調整を依頼していたといいます。

なぜなら、シャツは品格を宿す最前線だからです。

どれほど上質なスーツを羽織ってもシャツをいい加減に着ていたらすべて台無しになってしまう。

だからこそ、真の紳士はシャツをおろそかにしません。

スーツと同じくらい、いやそれ以上に、丁寧に選び、着こなす。

それが装いの本質ではないでしょうか。

シャツ1枚でも語れる男になれ!ですね。

 

 

 

 

ネイビースーツ

梅田で休憩がてらコーヒーを飲もうとJR大阪近くにあるKITTE大阪1Fにある路面店のTOBI SHOPというお店に入ったのですが、これが個人的に大好きなこだわりのお店でした。

横長でカウンターとテラス?テーブル席のみの小さなお店でしたが、コーヒーはスペシャリティで美味しい。

お酒も置いてあり角打ちもやっているのですが、コインで購入するセルフ式のワインはすべてナチュラルワイン。

お店に置いてある商品はオーガーニック、無添加、ヴィーガンなどの自然派のものばかりで色々買ってしまいました。

商品を買って食べて飲むこともできるので安くつくのもいいですね。

今度はゆっくり飲みに来たい。

ちなみに原材料が林檎のみの林檎けんぴ、自然の味のみでかなり美味しかったです。


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お客様のスーツが仕上がりました。

ネイビー3P。

ネイビースーツは王道中の王道でありマストの鉄板ですね。

今の季節、ジャケットを脱いでも様になるベストは重宝します。

若い頃のネイビースーツは初々しさやフレッシュさが際立っていて、爽やかさを感じる清々しい草原のような雰囲気です。

30代くらいになってくると、また少しネイビーの見え方が変わってくる気がします。

落ち着きとか、信頼感とか、自分の中に積み重なってきたものとネイビーがしっくりと馴染んでくる。

20代では“着せられていた”ものが、いつのまにか“自分らしく着こなせる”ようになっている。そんな感覚でしょうか。

ネイビーは「似合う年齢」があるというよりも、「年齢ごとに表情が変わる」色。

だからこそ、一生長く付き合える色なんだと思います。


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ネイビーといえば季節柄か紺ブレをよく見かけます。

これこそ1着は持っておきたいクラシックでトラッドなアイテム。

金ボタンか銀ボタンかで迷いますが。。。

いやー、王道は金メタルですがどっちも欲しいですね(笑)

紺ブレって歳を重ねていくほど似合う気がします。

アイビーの印象が強いですがルーツは軍服。

年齢を重ねるとぐっと渋みが増し「着慣れてる感じ」「余裕」が出やすいアイテムですから。

上質なホップサックはおすすめですよ。

 

 

 

 

トム・フォードのスーツ哲学

今日は気温も上がり日差しも強かったですね。

夏に向けてサングラスを買い足そうと色々物色中です。

オン用オフ用手に入れたい。

調光レンズにされているお客様もいらっしゃるのですが、これが中々いい感じで興味があります。

室内に入るとかなりの速さでクリアに戻るので使い勝手がよさそう。

レジャーだけでなくビジネスでも外に出ることが多いのであれば眼の保護の為にもサングラスは必須です。

 

そういえば当店のお客様にはトム・フォードの眼鏡やサングラスを愛用されている方が何名かいらっしゃいます。

セクシーでとても人気ですよね。

トム・フォードはスーツでも007やシングルマンなどで着られているだけあってファンが多いです。

タイトめなスタイルでディテールはミニマル。

色使いを見てもセクシーでモダンを象徴するブランドです。

私はクラシックスタイルなのでトム・フォードのようなスーツは来ませんが、実はクラシック派の美意識とトム・フォードのような“モダンな完璧主義”は、一見すると相反するようで、実は内面の考え方や精神性はとても似ているところもあるんです。

 

トム・フォードは、こう語っています。

“Dressing well is a form of good manners.”
「きちんと装うことは、一種の礼儀だ」

そしてもう一つ、印象的な言葉があります。

“When I put on a suit, I feel like I can conquer the world.”
「スーツを着ると、世界を征服できる気がするんだ」

これは決して“傲慢さ”ではなく、不安を内に抱えながらも、姿勢を正すことで自分を保とうとする感覚です。

重要な会議や商談の場には、丁寧にネクタイを結びたくなることがあります。

服で“整える”ことで、自分の軸に戻し自信をつけるのです。

 

 

良い服は単なる“外見の飾り”ではありません。

他にも彼は自身の言葉でこう語っています。

「朝スーツを着るのは、自分の鎧をまとって戦いに行く感覚に近い。」

  • 気持ちが折れそうな自分を守る「鎧」

  • 雑に扱ってはいけない自分を思い出させる「鏡」

  • 日常をただの“消化試合”にしないための「緊張感」

 

つまり、「装うことに覚悟を持つ」姿勢は、クラシックに通じるものがあります。

 

 

装いに正解はありませんが、自分を律し、マナーを守り、丁寧に生きたいと願う気持ちは、クラシックであれモダンであれ共通していると感じます。

どちらも「自分の在り方を整えるための服」。

服は静かに自分自身を語るものです。

きちんと装うことは、自信のない日でも「こうありたい」と思う自分を守ること。

不安を飲み込まれず、自分を整えるための、小さな「覚悟」でもあります。

もし成長したいと思うのであれば、何気ない日々の中でも意識が上がる服を選んでみてはいかがでしょうか。

そんな日の積み重ねが、その人の人生の積み重ねになると思います。

 

背筋が伸びるスーツのお仕立てはお任せください。

ただし、世界征服までは責任を持てませんので悪しからず(笑)

 

 

 

夏は差がつく季節! “涼しいのに品がある”大人の装い

GWも過ぎクールビズの服装の方もが多いと思います。

夏が近づくと、街にはTシャツや短パン姿が目立つようになります。

昨今は酷暑が続きますから、もちろん暑い日は無理をせず、涼しく過ごすことが大切です。

けれど、「涼しさ=だらしなさ」ではないのもまた事実。

実は、“品のある男性”ほど、夏に差がつくのです。

汗ばむ季節でも、すっと姿勢よくリネンジャケットを羽織っている人がいたら、思わず目がいきませんか?

無理に着飾っているわけでもなく、どこか自然で、でも“きちんとしている”。

そう、品のある男性はモテるんです。

 

例えば、夏におすすめしたいのは薄めの色のリネンやシアサッカーのジャケット。

どちらも通気性が良く、軽やかな素材感が特徴です。

裏地を極力省いた仕立てのシャツジャケットなら軽く羽織るだけできちんと感が出せます。

ジャケットと聞くと「夏にそんな暑いものを?」と思われがちですが、実際に袖を通すと驚くほど軽く、そして楽です。

何より「シャツ1枚よりも清潔感があり、信頼感も生まれる」――これが大人の男性にとって、実はとても大切な要素ではないでしょうか。

残念ながら日本の男性は夏用のジャケットをお持ちでない方も多いらしいのですが、大人であればいざという時にマナーとして1着は用意しておきたいものです。


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暑い季節にこそ、『涼しげなのに清潔感がある』というスタイルが、周囲の印象を大きく変えます。

女性は特に、“服装に気を使える男性”に敏感です。

また、取引先や商談先の相手が身だしなみにこだわっている場合、相手の服装を見て自然と値踏みしてしまいます。

過剰におしゃれをしていなくても、「自分をきちんと扱っている」人には自然と好感が集まるもの。

カジュアルであれば、ジャケットの下には薄手のシャツを。

足元は軽快なローファーかスリッポンで。

それだけで、世間に広がる間違ったクールビズに埋もれない“品のある大人の夏スタイル”が完成します。

周りがだらしない着こなしになりやすい季節だからこそ、“品よく整えているだけで、自然とまわりから一歩抜きん出る”季節でもあります。

夏は、何気ない一着が“信頼”と“好感”を連れてくる季節なのです。

涼しさの中に、知性と清潔感を。

今年の夏は、そんな装いで過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

カントリーから都会へ。静かに際立つブラウンの力。

先日ご来店くださったお客様から、当店のブラウンスーツを気に入ってくださっているとお伺いしてとても嬉しかったです。

ブラウンスーツいいですよね。

ジャケットなどでは定番のブラウンですが、もちろんビジネススーツでも人気。

例えば1週間のうち、ネイビーとグレーの2大マストスーツが4着で、その中に1着ブラウンスーツ入れるだけで着こなしの幅が広がります。

 

アズーロ・エ・マローネのようにネイビーとブラウンの組み合わせはイタリアでは絶対的王道。

切っても切り離せないほど身近でオシャレな色なので、もちろんスーツの色としても定番の人気をほこります。

ジャンニ・アニェッリもケーリー・グラントもヘミングウェイもチャーチルも当然のごとくみんな着こなしていました。

 

私も先日の仕事ではブラウンスーツを着用。

ブラウンと聞くと秋のイメージも多いですが実際は1年を通して着られています。

文豪や政治家などに愛されたイメージもあるのか、感情や経験を積み重ねた人生に深みを感じさせてくれる気がします。


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スーツといえばネイビーやグレーといった印象が強いですが、そもそもブラウンの服地は英国の貴族がカントリーサイドで狩猟や乗馬を楽しむときの服としてよく使われていました。

ツイードやフランネルといった厚手の素材で、あくまで「野外用」の装い。

都会のビジネススーツとは一線を画すものでした。

今でもカントリースタイルといえばブラウンのジャケットが人気ですよね。

時代が進むにつれ、ブラウンはその“野暮ったさ”を脱ぎ捨て、静かに少しずつシティユースにも取り入れられてきます。

特に美しいウーステッドで仕立てられたブラウンスーツは、軽やかで洗練された印象を持つ、もはや「田舎の色」ではなくなりました。

むしろ、ネイビーやグレーが制服化した現代において、ブラウンこそが粋で個性ある選択肢になっています。

派手ではない。でも目に留まる。主張しすぎず、けれど深みがある。それが今のブラウンのイメージではないでしょうか。

 

クラシックな背景をまといながらも現代的かつカントリーの香りをわずかに残しつつ、都会的なシャープさを携えている。

あえてブラウンを選ぶということは、それは自分のスタイルに“余裕”と“知性”を足すということかもしれません。

 

 

 

 

 

 

「スーツは自信をくれる。だからこそ、私はそれを大切にした。」

街を歩いているとふと、きゃりーぱみゅぱみゅの「つけまつける」が流れてきました。

懐かしい曲だなぁ、なんて思っていましたが、昔この曲を聞いた時に、歌詞の中にある、

「自信を身につけて 見える世界も変わるかな」

「さみしい顔をした小さな男の子 変身ベルトを身に付けて 笑顔に変わるかな」

「同じ空がどう見えるかは 心の角度しだいだから」

という部分から、自信をもつことの重要性を伝えたい歌なのかな?なんて考えていました。

実際はどんな思いが込められているかは知りませんか、なんとなくスーツに通ずるものを感じます。

 

 

 

 

そんなことを思っているとケーリー・グラントのことを思い出したので少し書いてみようと思います。

 

映画の黄金時代に輝いたイギリスの映画俳優ケーリー・グラント。

彼の名前を聞くと、誰もが思い浮かべるのは、映画スクリーンで見せるその優雅で洗練された姿です。

けれど実は彼がその姿を手に入れるまでには、ある重要な“自己変革”がありました。

イギリスの貧しい家庭に生まれ、決してはじめから華やかなスターではありませんでした。

しかし、ハリウッドに渡り彼の役者としての道が開かれると、彼の内面にある「なりたい自分」に向かって進む決意を固めたといいます。

 

 

「なりたい自分」を装う力

ケーリー・グラントは、自分が目指すべき姿を明確にしていました。

その姿は、ただの映画スターではなく、エレガントで、上品で、かつ現代的な魅力を持つ紳士。

最初の頃、彼は自信を持ってその姿を実現できるとは思っていませんでしたが、服装を通じて、自分を変えようと決意したのです。

ハリウッドにおけるスタイルは多種多様ですが、ケーリー・グラントは自分に最も似合うスタイルを徹底的に追求します。

それが、彼のスーツへのこだわりでした。

映画の中でのスーツの着こなしを非常に重要視しており、役作りの一環としても、スーツのフィット感やデザインにこだわったと言われています。

「スーツを着ると、気分が変わるんだ。」

 

 

スーツで自分を変える

彼は洗練されたスーツを着ていましたが、それはサヴィル・ロウの仕立て屋で作られる最高級のオーダーメイドのスーツでした。

そのシンプルながらも格調高いデザインは、まさにケーリー・グラントの求めるスタイルそのものだったから。

彼がスーツに求めたのは、ただの美しさや外見だけでなく、着ることによって自信を持てることでした。

体にぴったりとフィットし、しなやかに動くスーツは、彼の魅力を最大限に引き出すツールとなり、その結果、彼は自分らしさを装うことができたのです。

 

 

身だしなみがもたらす影響

ケーリー・グラントが教えてくれる大切な教訓は、装うこと”が内面にも影響を与える”ということです。

彼は「自分を装うことで、自分を作り上げることができる」と発言しています。

服装は人生を豊かにするための大切な投資であり、自己肯定感を高める自分に自信を与える力があると。

スーツは彼にとって、単なる衣服ではなく、まさに自分を形成するための一つのツールだったのです。

 

彼は「どう見られるか」に真剣に向き合い、研究し、学び、「服装は自己投資である」ことを悟ります。

その結果スーツの着こなしを極め、“世界で最も魅力的な男”と呼ばれるまでになりました。

「スーツは自信をくれる。だからこそ、私はそれを大切にした。」という言葉からも彼の信念が見て取れますね。

 

 

 

「私はケーリー・グラントになりたいと思ってケーリー・グラントを演じていた。そして、だんだん本当にケーリー・グラントになったんだ。」

最初は“なりたい自分”を装っていた彼が、本当にそうなっていったという逸話です。

これは決して、スターだからできた特別な話ではありません。

なりたい自分を演じることで深層心理は自分の内面にある「こうなりたい自分」を少しずつ引き出していくことができるのです。

 

成功したいのなら成功者の服装を真似てみる。

きっとなりたい自分が近づいてくると思います。

 

 

 

 

 

 

歴史を刻むリネンスーツ

昨日は同じ町内から新規のお客様がご来店くださいました。

徒歩数分圏内と考えると、なぜなのかすごく嬉しく感じます(笑)

グーグルマップでお店を知ってくださったそうで、なるほどそんな検索の仕方があるのかと、集客方法も色々新しい試みを考えてみるのもいいですね。

まだお若いお客様で普段スーツを着る機会はほとんどないものの、仕事で人と会う時やリモートでもきちっとしたスタイルでいたいとこれぞマナー。

結局は人それぞれの意識が外見に出るんです。

やはり靴や眼鏡、シャツや鞄、お持ちのスーツに至るまで、上質でありながら奇をてらわないものを選ばれていました。

今時代が激変しカジュアル化が進みマナーの低下が取り沙汰されていますが、逆に古き良き価値観が再評価されて、身だしなみを考える若者が増えてくれたら!なんて考えています。

 

 

 

 

 

お客様のスーツが仕上がりました。

W.Billのピュアリネンスーツ。

最高級のアイリッシュリネン・・・と、もう説明は不要ですね。

こちらのブラウンはベージュ系と並び王道であり溢れ出る貫禄。

合わせやすくセットアップ・ジャケパンはもちろん、ドレッシー、カジュアルとどんな着こなしでもいける万能アイテムです。

 

それにしても威風堂々とした顔立ちだと思いませんか?

とにかく最高である。それ以上何かあるのか!と訴えかけてくるようです。

この端正な顔つきが着るたびに、今度は糊が取れシワが入り色ムラができ新しい表情に変化していきます。

しかしそれは劣化ではなく、着る人の着こなしによってのみ作られる記憶の積み重ねです。

新品もいい。

けれどくたびれたリネンスーツはもっといい顔をしている。

服好きを虜にするスーツです。


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リネンという素材は、どこか人間らしさを感じます。

使うたびに成長していく。

大切に使えば長持ちしそのシワが色気となり最高の1着となります。

逆にケアもせず大切に着ないとただのボロボロのみすぼらしいものとなってしまう。

 

10年後どうなっているのか、着るあなたにしかわからない楽しみです。

麻のスーツはそんな楽しみがあります。

そして服を見ればその人の内面が見て取れます。

 

 

 

 

 

不完全の美

TVを見ていると科学者や研究者、大学教授などはおしゃれな人が多い気がします。

もちろん全員ではないのでしょうが、ips細胞で有名な山中教授はいつ見ても本当におしゃれ。

昔からクラシックなジャケットをビシッと決めて、シャツやチーフの合わせ方まで洗練された着こなしです。

サイエンスやドキュメンタリーなど見る機会が多い中、職業柄いつも出演者の服装に目がいってしまうのですが、仕事で結果を出している方はTシャツやメガネ靴下など小物に関してまでこだわりがみえます。

欧米の研究者や教授陣はスーツやジャケット、カジュアルなシャツスタイルを好む人も多く、それらの海外の研究者との交流も深いからなのかもしれませんね。

著名な研究者はテレビや講演、イベントなどに出る機会が多いのでTPOもわきまえているのでしょう。

ちなみに山中教授と一緒に番組をやっているタモリさんはとても洋服が好きで、服はオーダーで自分のブランドネーム(織りネーム)まで作っているんですよ※思いきり洒落を利かした名前にしていました(笑)

 

 

 

 

 

現代のスーツは、機械による大量生産が当たり前になりました。

ミリ単位で揃えられた縫製、一直線に走るステッチ、どこを見ても均一で整った仕上がり。

確かにそれは美しく効率的でもありますし、私もたくさんのマシンメイドのスーツを愛用しています。

一方で、そうした完璧な整いの中には、どこか“無機質”な空気が漂います。

それとは対照的に、熟練の職人の作るハンドメイドスーツは少しの「ゆらぎ」や「不均衡」が存在し左右非対称。

しかしなぜかこんなにも美しく感じ、高級感が溢れ出て、本物を求める人を惹きつけるのでしょうか?

答えはそれぞれでありひとつではないのでしょうが、それは人間も自然の一部であり、心も同じ自然なものを求めているからではないのかな。と思います。

逆に無機質なもの。不自然なもの。は心に安心感が生まれないのではないかと思います。

 

職人の手によって作られたものは、同じものは一つとして生まれない時間をかけて生み出した「痕跡」であり「表情」です。

人の手が加わったものにしかない、温もりと魂が感じられます。

ハンドメイドスーツは単なる技術ではなく、着る人への思いやり、服との対話、そして何よりも「人間らしさ」の表れです。

もちろん美しいだけではなく、手縫いによる柔らかい仕立てや、アイロンで立体的に形作られた構築は、着たときのシルエットに圧倒的な自然さと存在感を与えます。

機械では真似できない「余白」や「余裕」が、そこにはある気がします。


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完璧に整っていないからこそ心に残る。

同じものは二つとない唯一無二の存在感。

それがハンドメイドの魅力です。

効率や合理性では測れない価値が、そこには確かにあるのだと思います。

もし「本物」を求めているのなら、ぜひ一度、職人の手による一着を袖に通してみてください。

きっと言葉では伝えきれない何かを、感じてもらえるはずです。

不完全の中にこそ、人が求める美しさがあるような気がします。