曲線を生むアイロンワーク

庭の紫陽花がきれいに咲いています。

何種類も植えているので色々な色や形の紫陽花を楽しんでいます。

花瓶に花を挿して部屋の中も華やかに。

夏が終わるまでこれからしばらく楽しめますね。

他にもレモンバームの種を蒔いてみました。

庭に草木が多いせいか蚊がものすごく多いので、蚊が嫌がるといわれているレモンバームで少しでも減らせないかと。

多分ほとんど効果はないのでしょうが、もし効くようであれば庭一面レモンバームだらけにしてみようと考えています。

 

 

 

 

 

スーツを仕立てるにあたってアイロンワークはとても大切な工程であり、よいスーツを仕立てるにあたって最も重要な技術のひとつであることはご存じかと思います。

平面の生地を身体に合わせて立体的に仕上げていくわけですから長年培った経験がものをいいます。

工場生産のスーツはプレス機を使用するのが基本ですが、上質なスーツは職人がアイロンを使用しプレスやクセ取りなど何度ものアイロンワークを駆使し美しい曲線を持つのスーツが完成させていきます。

南イタリアでもいかに美しい曲線を再現できるかを信条にする職人も多く、その高い技術によりあの動きやすく圧倒的にナチュラル感のあるスーツに仕上がるのですね。

平面的直線的な昔の日本のスーツや工場生産のスーツと見比べれば一目瞭然。

SPiCAでもBespokeやハンドメイドラインでは屈指の実力を持つマスターカッター自らアイロンワークを駆使し仕上げていますので美しい曲線を持つスーツを生み出すことができます。

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昔の日本の職人が作るスーツというのは、いかに直線的で均一的かが重要視されていたので真逆の発想といえます。

カットやシルエットも直線的でステッチなども均一。

真面目できっちりとした日本人の気質を表しているようですね。

一方南イタリアでは曲線の体に沿うようなシルエットに縫い方もバラバラどころか左右非対称だったり(笑)

どちらがいいというわけではありませんが、個人的には丸みがあり柔らかさを感じる南イタリアの仕立ての方がナチュラルでより自然に見えるような気がします。

見ていて何か違和感があるのは不自然であり自然に感じられないということではないでしょうか。

 

 

 

技術だけではなく当然生地も重要。

アイロンをかけた時に思い通りに曲げることができる生地もあれば中々思い通りにならない生地もあります。

Harrisons of EdinburghやHOLLAND & SHERRY、SMITH WOOLLENS、DUGDALE BROS & COなどがテーラーの世界でも仕立て映えすると信頼され人気なのは、アイロンによって職人の思ったとおりに仕立てやすい生地が多いことも理由のひとつにあります。

ナポリやサヴィルロウなどの世界的テーラーの工房に置いてあるバンチを見ても仕立てばえしそうな生地が多いのもうなずけますね。

完成型を想像すると生地もまた違う視点から選べると思います。