生地と仕立ての相性

YouTubeでワインに関する動画をみていたのですが、かなりのワイン通として有名な芸能人が「美味しいワインを飲んでいるからといってワインの事が分かるわけがないし、飲むときにそのワインの工程や素材、場所、生産者、歴史などを一緒に身体の中に入れていくから知識として入っていく」という趣旨の話をしていました。

他の事柄に対しても本当にそうですよね。

好奇心を持ち興味があって調べるからこそ本質が見えてくる。

好きこそものの上手なれです。

服に関しても高級ブランドを着ているからと言って服に着られている人もいれば、量販店の服を合わせてもこなれて着こなしている人もいるようなものでしょうか。

ちなみに日本酒やワインにはまり結構飲んできたのですが未だに超初心者の域を脱却できていない私です。

 

 

 

 

 

工房で話しているときに職人がよく「生地は皮膚、毛芯は筋肉」といった言い方をします。

スーツでは生地だけではペラペラな感じになってしまうので、シルエットを形成しコシを出し伸縮性が出てきれいなドレープを作るために芯材が必要です。

今流行りのシャツジャケットは芯をかなり薄くしたりあるいは省いたりして軽やかで動きやすく夏でも快適なジャケットとして作られているものが多いです。

要所に接着芯をうまく使用したり職人の技術できれいに仕上げたりと様々。

イタリアの有名サルトのジャケットで芯を抜いて高い技術のみで仕立てているものもあります。

そんなシャツジャケットには生地選びが重要になってきますがコシがあり伸縮性がある生地がおすすめ。

例えば4PLYのような生地。

強撚でコシが強く弾力もあり生地の特徴をいかせる感じです。

もちろんがっしりした生地以外は合わないわけではなく、リネンやホップサックでも軽さが目に見えて逆にいい感じになったものもありその生地ごと仕立てごとによってかわるので一概にどれがよいかは言えません。

ただ選んだ生地が仕立て方に合うか考えながら決めればよりいっそうイメージに近いものが出来上がるかと思います。

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