本当にかっこいいと思えるものを提供できる人は自身のセンスもいい人が多いと思います。
スーツの世界でも本当に表情が美しく惹かれるスーツを仕立てるサルトは本人の着こなしも本当にかっこよくウェルドレッサーといわれる人も多い。
逆に圧倒的な技術を持つ職人でもそれほど惹かれないと思えるスーツの場合、そのサルトの着こなしも普通だったり身だしなみを気にしていなかったりすることも多々あります※もちろん好みにもよりますが
とある革職人の作品を見て何か足りない。どこか色気がない。と思っていたのですが、その職人の着こなしを見るとパツパツのジャケットを着て裾が余っているパンツを履いていました。
世界的大企業やハリウッドスターにも認められたkeiichiro氏もあらゆる美しいと思う物やことを経験したり訪れたり身につけたりしセンスを磨いていったとおっしゃっていました。
ただ有名なだけではなく本物といわれる評価の高いものをじっくり味わうことで徐々に身についていくのでしょうね。
先日ご来店くださったお客様が乗ってこられた車はポルシェ911カレラ。
車に疎い私でも知っている世界を代表するスポーツカーです。
洗練されたデザインで見た瞬間ポルシェ911だと分かります。
服に関しても興味を持ちだしたのは最近だとおっしゃられていましたがはじめてご来店された時からセンスがよく、本当によいモノ・ことを経験してこられた方は他の分野でも何がいいものなのかをすぐ理解されるのかもしれません。
最近酒屋を教えていただいたのですが有名なお酒や売れるお酒が置いてあるというよりは、本当によいものが置いてあり心からお酒が好きで信用できる店主がいる街の小さなお店。
名前だけの高級店よりも本物だと感じました。
美意識は深い部分で繋がっているのでしょうか。
最近取引先の生地屋に新しい担当者が入社したのですがまだかなり若いにもかかわらず中々のセンスを感じます。
イギリス発祥のドイツ車に乗り30万のイタリア仕立てのスーツを着て、イタリアのファッショニスタが付けている香水を調べて取り寄せる※そのかわり食事は毎日安いカップラーメンばかりだと笑っていましたが(笑)
いいものを身につけることで徐々に見る目も養われていきます。
彼がおすすめしてきた生地がTROFEOのネイビーのジャガードチェック。
TROFEOといえばErmenegildo Zegnaのフラッグシップですが無地といったイメージが強いのではないでしょうか。
このジャガードチェック、遠目から見れば無地に見え近くで見ても光に当たったチェックがさり気なく見える程度。
確かにいい生地です。
私も仕立てようかと考えています。
センスがある人は人生を楽しむセンスもある方が多い気がします。
どのような状況でもいつもいきいきとしている。
senseは英語で五感のことです。
感覚やひらめきに関係がある?
センスを磨けば人生も豊かになると思います。

