Impegno

お客様と春夏のスーツについての打ち合わせが増えています。

自分だけのこだわりを持つスーツ、いいですよね。

見えない場所にワンポイント等入れたり自己満足でもそれが自信ややる気に繋がるので価値があります。

現在請け負っているご依頼もかなりの強敵で(笑)、たくさんの職人や工房と相談し技術的に不可能だと断られましたが何とか試行錯誤でできそうな状態までもっていきました。

向上心を持って仕事に挑みます。

 

こちらも現在進行中のジャケット。

一見普通のチェンジポケットですが実は曲線になっていたり上下の間隔が広かったりmm単位でお客様のこだわりがつまっています。

私も仕上がりが楽しみです。

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COAT

ナポリの偉大なマエストロが亡くなりました。

今日お客様とそのお話をしていたのですが衝撃でした。

個人的な思い入れがあったわけではありませんが何とも悲しく思います。

家族の経営方法に関しては賛否ありましたが彼自身は間違いなく偉大な人物。

哀悼の意を表します。

 

 

 

 

お客様のコートが完成です。

ギリギリの時期になってしまいましたがしっかりとした耐久性のある生地ですのでこれからも長年ご使用していただけます。

大きな襟がエレガントでラペルが美しく返るように。

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前を留めることで完全に防寒できます。

襟を立てるとさらに暖かく。

はじめナポレオンコートのような案もありましたが軍服をモチーフにしているデザインが少し主張を感じすぎる気がして個人的にはこちらの方が気に入ってます。

インスピレーションを受けて私も夏用のリネンジャケットはこのようなスタイルを取り入れたいと思いました。

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自転車に乗りやすいようショート丈のコートをご希望でしたがとても使いやすいと思います。

雰囲気が溢れる大人のコートです。

 

Mario Talarico 芸術品と称される傘

最近雨が多いですね。

春が近づいているからでしょうか。

雨の季節となれば傘が必要ですがとっておきの傘をご紹介します。

 

ナポリを代表し芸術品とも称される傘、Mario Talarico【マリオ タラリコ】

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1860年に創業し狭い店内では現在も四代目のマリオ・タラリコ氏と五代目のマリオ・タラリコJrが腕を振るっています。

ほぼすべての工程をハンドメイドで行い高いものは10万を超えるものも。

ブルボン家御用達で有名ですが他にも王族、貴族、セレブに愛されナポリの名門テーラーも愛用していて、それでいて一般人にもファンが多くナポリでは皆が知っているといわれるほど愛されている傘です。

 

手で曲げられたハンドルはレモンの木を使用。

リモーネ(レモンの木)はナポリ近郊で取れるものでMario Talaricoの傘でも特に人気が高い素材です。

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実は今回2本だけご提供できることになりました。

と言いましても販売目的ではなくたまたま2本手に入ったとのことで驚くほどのプライスでご提供してくれることになったのです。

価格¥45000程ですがなんと・・・で。

利益度外視でブログを見てくださっている方だけへの特別なご紹介です。

色はナポリブルーと光沢のあるグリーン。

現品のみの為無くなり次第終了。

日本ではまだ手に入れることも難しくかなりレアですよ。

 

イタリアと日本の雨の質が違うため大雨では防水スプレー等処理も必要ですが、そもそもイタリアと日本でも傘の捉え方が違います。

日本では実用性重視ですがイタリアではエレガントに見えるかどうか。

コレクターも多く何十本と持っている人もいるMario Talarico。

まさに伊達男が雨をも楽しみ持つ傘です。

 

シャツ本前立て

暖かくなったり寒くなったり気温の温度差も激しいですがもう3月、春が近づいてきております。

と言いますか暦上でももう春ですね。

春といえばシャツが活躍する季節、本日もシャツのオーダーを承りました。

今までもかなりの数のシャツをオーダーくださっているお客様で着こなしが洗練されています。

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今回お客様が選ばれたデザインがこちら。

本前立て仕様。

知らな方も多い本前立てですが、普段から着用されているとのことでさすがです。

裾の部分が膨らんでいて変わった形ですね。

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この本前立て仕様、れっきとしたクラシックなドレスデザイン。

本前立てによってパンツに入れたシャツが乱れにくくなるよう1940年代に英国陸軍の士官用のシャツとして作られたとあります。

お客様にお聞きした話ではアメリカのトラッドスタイルで有名なブランドも多用していたみたいですね。

現在ではカジュアルに着こなしたりもしますし裾をアウトする着こなしもありですよ。

 

 

 

最近とある女性のお話で「スーツ姿がかっこよくてもオフの着こなしを見てがっかりする人はたくさんいるけど、オフの日の着こなしがかっこいい人はスーツ姿も絶対にかっこいい。」というものがありました。

実はよくある話でファッションあるあるですね(笑)

私個人の見解ですが特にシャツを着こなせる人はお洒落な人が多い気がします。

先日もオープン当初からご贔屓にしてくださっているお客様がシャツをオーダーくださいましたが、以前仕立てたカプリシャツを気に入っていて夏にまた仕立てたいとおしゃってくださいました※お土産までいただきましてありがとうございます!

本日のお客様も同じくカプリシャツの話題になりまた作りたいと。

大人の着こなしでシャツを楽しみたいですね。

 

 

LONDON TRADITION“Marylebone”キルティングジャケット

初詣に行けなかったこともあり最近は息抜きもかねて氏神神社でもある垂水神社によく参拝しています。

ネットで調べていたところ江坂神社も近くにあるんですね。

近くといっても江坂よりかなり西の緑地公園よりの場所。

小学生ころに行ったような気もしますが記憶がありません。

散歩がてら参拝してみようかなと思っています。

 

 

 

 

取引先で色々な製品を確認していたのですが先日ブログでご紹介したBENSON & CLEGGの他にとてもおすすめのジャケットを見つけました。

LONDON TRADITIONの“Marylebone”キルティングジャケット。

LONDON TRADITIONはまだ日本ではそれほど名は知られていないかもしれませんが服好きには知る人ぞ知るブランド。

MADE in LONDONの自社工場で作られる伝統的なジャケットはハイクオリティで高い評判をよんでいます。

それもそのはず創業者はあのチェックで有名な英国を代表するブランドの生え抜きの職人で、熟練の職人を率いてより良いものをと新たに立ち上げたブランドになります。

2014年には毎年女王陛下の誕生日に発表されるクイーンズアワードの国際貿易部門で受賞する快挙。

今や英国を代表するアウターブランドです。

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フロントはボタン留め。

防雨防寒としての機能性にも優れ軽く動きやすく、袖や着丈等日本人に合わせたsizeに調整しております。

 

バックに付いたフードは取り外し可能。

もちろん実用性も高いです。

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実は私はキルティングやダウンのジャケットを持っておりませんでした。

そこでごつめのものではなくちょっと外に出る際に気軽に羽織れるようなジャケットを探しており、バブアーやバラクータも見ていたのですが何か気に入ったものがなく。

そんな中LONDON TRADITIONのキルティングジャケットを見てこれだと即決。

オフでもオンでも使い勝手がよさそうで次の冬が楽しみです。

 

 

こちらの商品は2021年冬の商品の為、受注生産により到着は10月秋ごろになる予定。

3月末までご予約を受け付けしますのでご興味がある方はぜひご連絡お待ちしております。

 

 

 

 

LONDON TRADITION

Quilting Jacket

price : ¥36,000+tax

size : UK38 / UK40 / UK42

 

 

 

英国王室、ジェームズボンドも愛した“BENSON & CLEGG”

何の変哲もないシンプルなシルバーのタイバー。

1937年にロンドンで創業した老舗テーラーBENSON & CLEGGのものです。

「英国王のスピーチ」でも有名なジョージ6世に愛され、現在もチャールズ皇太子よりロイヤルワラントを授かるイギリスを代表する名門中の名門。

テーラーとしてだけではなく、英国空軍のボタンやバッジ等すべてハンドメイドで手掛けており、その小物のクオリティに関しても知る人ぞ知る存在です。

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シンプルでありながら熟練の職人の技術と魂がつまったタイバーはどこか気品が感じられます。

実はこのBENSON & CLEGGのタイバー、今年10月に公開予定の映画 “007 NO TIME TO DIE”の中で実際にジェームズボンドが装着しているものと同じものです。

日本における代理店を確認しましたところ、日本への入荷数は少なくなるのではと予想しております。

価格は¥17,000+tax。

完全受注で受付いたしますのでお気軽にご連絡ください※受付締め切り4月中旬頃 納品10月予定

 

 

こちらも有名なカフリンクス。

本物のコインを使用し着色を含めハンドメイドで仕上げられています。

ゴージャスでありながら絶妙、華やかに袖元を彩ってくれます※左から・UK WREN FARTHING ・USA FIVE CENTS ・UK SCOTTISH SHILLING  ・UK ENGLISH SHILLING

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価格は¥24,500+tax。

受付締め切り4月中旬頃 納品10月予定。

 

 

 

品質だけでなく歴史や魂がつまった本物とよばれるモノは、何十年経とうとも色あせず更に価値が高まるものなのではないでしょうか。

英国紳士から愛され続ける逸品をぜひお選びいただければと思います。

 

貝殻

バブル時のように好景気の時は派手な色や着こなしが流行り、景気が悪いときはモノトーンや寒色系など地味めで落ち着いた着こなしが流行るといわれています。

着る服が深層心理に影響を与え、深層心理が着る服に影響を与えます。

コロナが猛威を振るい世界中が塞ぎこむような今のご時世では落ち着いた着こなしが多い?

普段どちらかというとコンサバな着こなしを好む私ですが、なぜか今は自分の中で少し責めた着こなしを楽しみたいという思いがあります。

天邪鬼な性格なもので・・・というわけではなく?(笑)このような時だからこそ気持ちを前向きに盛り上げていこうと考えているのかもしれません。

夏は遊び心のあるスーツで決まりです。

そんな夏にぴったりのバンチが届きました。

 

 

HARRISONNS OF EDINBURGH  SEA SHELL          TERYLENE55% LINEN45%

リネンの風合いを存分に楽しむことができるSEA SHELL。

高級テリレンを合わせることによってリネン100%の生地に比べシワが抑えられ使いやすくなっております。

1970年代にロンドンで爆発的な人気を博しリニューアルで復活。

代理店の敏腕営業マンもかなりおすすめしている生地です。

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名付けられた貝殻という名前を彷彿とさせるかのような夏の日差しに映える美しいカラーが揃っています。

通気性が高く耐久性も抜群で汚れにも強く杢糸の表情もいいですね。

仕立て映えが称賛されるHARRISONNSですがSEA SHELLもしかりです。

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夏は蒸れずに涼しく履けるパンツは必須です。

私も夏中ほぼリネンか4PLYのパンツを履いています。

リネンだとカジュアルになりすぎ4PLYだとドレス寄りになってしまうのですが、SEA SHELLの良いところはちょうど中間に位置し両方に使いやすいところ。

リネンや4PLYよりもコストパフォーマンスが高いところも嬉しいですね。

ジャケットパンツ単品はもちろんスーツもとてもおすすめ。

夏が楽しみになるSEA SHELLで大人の着こなしを楽しめます。

 

着こなしの変化

今日は1月末、まだまだこれからも寒い日が続きますが早速V.B.C.のS/Sのバンチが届きました。

常に安定のV.B.C.、クオリティ・コストパフォーマンスが高く生地の開発力が世界屈指。

様々なシチュエーションに合わせて選べるほど種類が豊富ですね。

 

 

PRUNELLEのWool&Linen。

もちろん通常のPRUNELLEもございますが半分Linenを混ぜることで着心地はよく涼しく快適にお召できる生地になっております。

ネップの表情もいいですね。

カジュアルフライデーにテレワークなど働き方改革でドレスコードも幅が広がりお洒落で快適なスーツに目が向けられています。

Wool&Linenはおすすめ。

夏に向けてリネンは必須級です。

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こちらは数年前から人気が爆発しているSilkのDOUBLE FACEのSolaro。

美しいシルクの光沢で日差しに映える生地です。

個人的にベージュやカーキ、ブラウン系がおすすめ。

春からの着こなしでファッショニスタが特に好んで着ているカラーです。

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他に4PLY、2PLY、モヘア、メッシュ、21マイクロン、トロピカルetc様々な生地があります。

状況に合わせ様々なスーツを合わせていきたいですね。

 

 

スーツ離れが続いている昨今ですが業界ではオフの日に着るスーツの需要は増えるのでは。といわれています。

カジュアルをお洒落に着こなせる人はスーツの着こなしも上手。

オフの日、カジュアルの着こなしは大切で、先人たちも着こなしは繰り返すことでセンスが磨かれるとおっしゃられていますね。

今のご時世ではビジネスでも着こなしの自由度があがりお洒落な人はさらにお洒落になっていくと思います。

 

身につけているもの身だしなみというものは、自分の深層心理に自分がどのような人間かを植え付ける効果が証明されていて言動や行動、考え方に影響が出ます。

スタンフォード監獄実験など有名な実験が数多くあります。

着こなしの自由がある今はチャンスかもしれません。

今季は少し今までと違った着こなしに挑戦してみるのもいいかもしれませんね。

 

 

New normal

仕立ての確認の為工房に。

冬が終わる前にお届けしたいので猛ピッチです。

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色々業界の情報も入ってきます。

正直紳士服業界はかなり大変な状況です。

九州方面はそれほどでもないらしいのですがそれより以西は相当厳しい。

取引先の多くも生地が売れず散々たる状況でなんとか打破しようと四苦八苦しています。

店や事務所を閉め業務の縮小を余儀なくされたところもたくさんあります。

SPiCAもオープン以来過去最低の状況ですが今は我慢の時、何か新しいことを始められる閃きがあるかもしれません。

ただ取引先あっての私達なので何か協力できることを考えないと。

 

 

ウェルドレッサーの方が雑誌のインタビューで「着こなしも新しい時代が来ている」とおっしゃられていましたがまさにその通りとなりそうです。

ファッションの世界もニューノーマルをむかえるのでしょうか。

たとえコロナが収まってもスーツの需要は間違いなく減っていくといわれています。

大量生産大量消費も減り、その代わりにこだわりを持つ方が増えるのかもしれません。

元々求めているものではありますが。

雑誌でスーツはユニフォームから嗜好品に。という言葉がありましたが、その嗜好品はライフスタイルを大きく変えるほどのものだと思います。

プライベートでもお洒落なお客様は前向きな方や充実している方、人生を楽しんでいる方が多い。

そのような考えを増やし広めるチャンスかもしれません。

行き過ぎのものも多いので健全なファッションライフの為の転換点になるかもしれませんね。

 

Green coat

先日コートの納品がありました。

ローデングリーンのローデンクロスを使用したチェスターコート。

絶妙なモスグリーン、良い色ですね。

ローデンコートでは定番の色ですが、チェスターコートでグリーンカラーを見かけることはほとんどありません。

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緑と聞くと躊躇される方もいらっしゃいますがまったく派手ではなくさりげなく渋くお洒落な印象。

お客様もビジネスでスーツの上からお召になられる為にとオーダーくださいました。

周りとかぶることなく意外に合わせやすいですよ。

 

ローデンクロスは丈夫なだけでなく油分も残し縮絨させているため雨や風にも強いです。

私も昨日の仕事でローデンコートを着て出かけたのですが、雨の中江坂から自宅まで歩いて帰りましたが撥水性が高く全く問題ありません。

ただすぐクローゼットに直すのではなく水分を拭き取って部屋で陰干ししてください。

 

ブラックやネイビーのコートを定番でお持ちの方が多いと思いますが、ライトグレー、ブラウン、キャメル、そしてグリーンもおすすめですよ。