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春の高級ブルゾン

図書館で本を探していると靴と健康について書かれている本を見つけました。

「かかとを踏んで靴を履いていませんか?サイズの合っていない靴を選んでいませんか?使われている素材や作りも大切ですよ?」

身体にかかっている負担が多く、体の軸にずれが生じたり将来大きな病気に罹りやすかったり健康障害が出てしまうことがあるみたいです。

歯と一緒で放置しておくと思っても見なかった他の場所に取り返しがつかない問題が出ることがあるんですね。

靴もきちんと選んで購入するようにしましょう。

 

 

 

 

暖かく気持ちの良い陽気です。

また来週は気温が下がりますが春物への衣替えの準備も一気に進みそうです。

今日は用があって少し外に出たのですが、アウターは今年初登場のスウィングトップにしました。

まさに今からの季節に大活躍するアイテムです。

インナーにはシャツ、ボトムスは薄手のコーデュロイかモールスキンと迷ったのですが、風に冷たさがあったのでモールスキンに。

結果快適で正解でした。

 

スウィングトップは鉄板のベージュのコットンでももちろんいいと思いますが高級ウールもおすすめ。

上品な雰囲気に仕上がり、着こなしの幅が広がります。

ボトムスはスラックス、綿パン、ジーンズどのような素材でも合わせやすいので汎用性が高くウールの繊細な表情でビジネスでも使いやすい。

エレガントなブルゾンは大人の着こなしにピッタリです。

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フロントをトップまで閉めてスポーティーに。

私もバイクに乗るときはジッパーを上げて風の侵入を防げるスタイルに。

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最近イタリアのサルトでもブルゾン型のオーダーが増えています。

シンプルな無地よりは杢柄や霜降り、大柄チェックなどが人気。

高級感が溢れていてセレブのカジュアルといった雰囲気です。

ちょっとした外出にもお洒落に決めてスタイリッシュにも。

春からのマストアイテムですね。

 

 

 

 

 

“The Strength of a Small Factory”

本日は梅田のカフェで取引先とバンチの受け取り&打ち合わせでした。

Ermenegildo Zegnaをはじめとした最後のS/Sバンチが到着しましたので、これで今期春夏がすべて揃ったことになります。

Ermenegildo Zegnaはやはりいい生地ですね。

ラグジュアリー最高峰のTROFEOと実用性と美しさを備えたTRAVELLERは鉄板です。

今シーズン初めて入ったTROFEAOのヘリンボーンは一見の価値あり。

めったに出てこない逸品です。

 

そんな中ひときわ気になる生地がありました。

MADE in ENGLANDのSOVEREIGN【ソブリン】という生地。

目付け315g、Wool100%。

以前から少量の取り扱いはあるブランドでしたが、今回は羅紗屋がオリジナルで反織りし取引しているテーラー以外では買えないうえ数も少ないのでとても希少なものです。

ネイビーとグレーの2点のみ。

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経緯糸双糸の2PLYの強撚糸。

耐久性がありシワに強く生地を握りつぶしても跡が全くつきませんでした。

バイアスに対しかなりの伸縮性があるので動きやすいです。

通気性が高く蒸れにくいので夏も快適で湿気で生地を傷めにくい。

目付け300超えですが軽い着心地で、ハリもあって英国らしく仕立て映えするのが分かります。

夏の最強生地のひとつ4PLYは抜群の耐久性ですがその分弾力がすごく馴染むまで時間がかかり野暮ったさが残ります。

またFOX AIRなどもとても人気の生地ですが毛羽立ちがあります。

比べてSOVEREIGNは摩擦耐性や耐久性は高くも軽やかで野暮ったさはなく、あえて番手を落としているので毛羽立ちもありません。

まさに4PLYをもっと使いやすくシンプルにしたというイメージでしょうか。

私も一目で気に入りスーツ分を購入しましたが、一般受けする生地というよりは通が好む生地感ですね。

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SOVEREIGNは英国のミルですがそれほど大きくないのであまり知られてはいません。

しかし仕上がりの良さに定評があり数年前から取り扱いが始まった生地です。

通常どのブランドの生地も仕入れると中に不良品などが混じっており返品するのが普通ですがSOVEREIGNは返品がほぼないそうです。

大手工場のような大量生産はできませんが、その分ひとつひとつとても丁寧に織り上げていることが分かります。

有名じゃなくても上質な生地はたくさんあります。

そういうものを見つけると嬉しくなりますね。

ブレザーやスラックスにもおすすめなのでぜひお試しください。

 

 

 

 

エリザベス女王が認めた品質

小さくなって着れなくなった状態の良いスーツの活用法はないかとお客様からご連絡いただきました。

実は私も思っていたこと。

スーツは売りにくいですしリサイクルショップにも持っていきにくい。

先日お客様から教えていただいた古着deワクチンに送ろうとも考えていますが暑さが厳しい東南アジアはスーツの需要は少なさそうです。

母子家庭でスーツが必要なご家庭にお渡しできないかとも考えましたがその場合無地のシンプルなネイビースーツが必須?

できるだけ資源の有効活用ができればいいのですが。

もっとリサーチを進めていこうと思います。

 

 

 

 

今からの時期とても使いやすいLONDON TRADITIONのキルティングジャケットはいかがでしょうか。

とにかく軽くスーツの上から着てもまったくストレスを感じない着心地。

もちろんセーターやシャツの上からでも気軽に羽織ることもできます。

ダウンより重苦しく感じないのでまさに冬終盤から春にかけて最適なジャケットですね。

 

品質は間違いありません。

イーストロンドンの自社工場で生産される伝統的なウェアは、2014年に英国エリザベス女王が認めた企業に与えられる“Queen’s Award”を受賞。

伝統的チェックが有名な老舗ブランドの主要職人達が独立して作ったブランドだけありこだわりが詰まっています。

コストパフォーマンスも高くそのクオリティは世界中で評価されています。

スタイリッシュなシルエットなのでスマートに着こなすことができます。

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LONDON TRADITION  キルティングジャケット

Size:UK42

Chest/110  Waist/105  Sleeve Length/63  Body Length/77(Lサイズ相当)

Color:Suffolk Navy

Price : ¥36,000+tax(税込み¥39,600)

 

 

 

現在今冬シーズンのキルティングジャケットも受付中です。

こちらは受注生産なので色もお選びいただけます。

価格は¥50600、お渡しは11月頃予定。

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とても使い勝手が良いので1着あれば重宝しますよ。

 

 

 

スプリングコート

先月数年ぶりに伊勢神宮を参拝しました。

足を運ぶたびに厳かな心持ちになります。

今回前から伺ってみたかった伊勢神宮の資料館である神宮徴古館とせんぐう館に行くことができたのですが本当によかったです。

伊勢神宮の歴史や文化、建物など詳しく知ることができるのですが、意味を知ることによってより一層敬虔な気持ちで参拝することができます。

同じ物事でも知識を得ることによって見える角度が変わります。

価値についてもそうですね。

考え方や行動だって変わります。

面白い施設なので伊勢神宮や式年遷宮を詳しく知りたい方はぜひ寄ってみてください。

 

 

 

 

 

もう3月、暦の上では春ですね。

まだまだ寒いのでがっつり冬コートが多いですが薄手のコートも出番が増えそうです。

春コートで人気はやはりトレンチコート。

軍由来のミリタリーテイストを含みながら端正でスタイリッシュなイメージが強く、エレガントにもクラシカルにも着ることができます。

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トレンチコートをオーダーする最大のメリットはやはり生地ではないでしょうか。

一般的に人気のギャバジンではなく上質なウールを使用すれば圧倒的に上質な雰囲気を醸し出すことができます。

HARRISONSのOVER COATINGやLODEN CLOTHなどで仕立てたら最高級のトレンチになります。

女性だとビビットなカラーでも華やかですね。

デニムでスポーティーに仕立てられた方もいらっしゃいますよ。

スプリングコートだとラグランも人気です。

定番でありながらどこにも見かけない貴方だけの上質なコートをぜひお仕立てください。

 

 

 

 

 

【SPRING COAT】

price : 165000~

 

 

 

S/S続々

先日お客様から「古着deワクチン」という寄付を行っているという話をお伺いしました。

古着deワクチンとはたんなる寄付ではなく、まだまだ使用できる古着を発展途上国に送って現地の人がその古着を販売し、また1口送るごとにワクチンを寄付できるというもの。

このシステムが評価されているのはワクチンで小児まひを予防できるだけでなく現地で仕事を作ることによって障害のある方やストリートチルドレンの働く場になっているということです。

災害や紛争など急を要する場合は迅速な寄付が必要ですが、貧しい国への長期的な支援は雇用を作ることがとても重要です。

衣類を送るには安くない送料も負担しなければいけませんが、資源を再利用し貧しい人々への健全な支援にもなることは素晴らしいことです。

スーツも送れるということでサイズが合わなくて着なくなった分を送ろうかと考えています。

 

 

 

 

 

 

2月後半からたくさんの春物スーツのご予約とお問い合わせをいただいております。

本当にありがとうございます。

まだまだ寒い日は続きますが仕上がり時期を考えればちょうどいい頃合いです。

 

今日届いたお客様ご注文の英国製の春生地。

幅のあるチョークストライプとウインドペーン。

大きめの柄は力強さがありクラシックな雰囲気でおすすめです。

欧米でも細かな柄生地は少ないので柄物だとこのくらいの太さや幅が人気。

チェックスーツはパンツ単品と合わせてジャケパンスタイルにも使いやすいのでクールビズにいいですね。

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春夏はスーツの着ることが少なくなり需要も激減します。

日本の夏は蒸し暑いので必要がなければ無理して着ることもありません。

ただ、夏に特化した高級夏スーツには心が躍るほどの魅力を持つ生地があります。

最高級モヘアを使用したCAPE KIDに希少なチェビオットウールを使用したSPRING RAM。

W.Billのアイリッシュピュアリネンetc。

暑さよりも楽しさが上回る極上の1着で夏が待ち遠しくなりますね。