最近早くも春夏用のシャツが売れていて売り切れの生地もちらほら。
寒さは長引きそうですが季節の変わり目は突然のようにやってきます。
すでにオーダー慣れされている方が先取りしているからでしょうか。
そういえばうちの文鳥もまだ春ではないのに喚羽期に入って羽根が抜け始めています。
これはヒーターのせいですね。
2月はまだまだ寒いので体調にはお気をつけて。
先日は久しぶりに紳士の会でした。
「紳士の会」とは紳士に相応しい格好をし、マナーと礼節を重んじながら静かに飲む会です。
友人やお客様とたまに開催します。
今回は北新地の「SAMBOA BAR(サンボア)」。
大正7年に神戸に開業したSAMBOA(前身:岡西ミルクホール)が大阪北浜に開店した「北浜サンボア」をルーツに持つ由緒正しいバーです。
昭和22年に開業した北新地でも老舗の名門。
扉をくぐるとまさにタイムスリップしたかのような重厚で温かみのある店内。
古き良き時代を思い出させるような小さくてオーセンティックな、これこそTHE Barといった雰囲気です。
素敵なバーカウンターにはお客様がいらっしゃったので写真は撮れませんでしたがかわりにオーダーしたハイボールを。
サンボアではサントリー角瓶を使った氷なしのハイボールが定番。
素敵な空間と時間です。
サンボアではドレスコードがあります。
厳しくはありませんがスマートカジュアル指定なので半パンやボロボロのジーンズなどは禁止。
あまりにうるさいと礼儀正しく丁寧に退出を促されるそうです。
そんなお客はめったに来ないでしょうが(笑)
15時から開いているので気軽にふらっと1杯だけでも飲みに行けるのがいいですね。
2件目はピアノがあるワインバーにおじゃましましたがさすが歴史がある街だけありいいお店が多い。
グラスワインもチョイスが素晴らしくバーテンダーのセンスが光ります。
特に若い方にはいいお店に行ってほしいですね。
50代60代のお客様とお話しさせていただくと昔は先輩や上司に夜のお店に連れていってもらい飲み方から服装、マナーまで色々教えてもらったとよくお聞きしました。
私がまだ独立する前のオーダースーツのお店に勤務していたときも経営者のお客様に「安い居酒屋を2~3回我慢して、老舗や高級レストランに1回行くようにしなさい」と教えていただきました。
本物や上質な場に行き直に体験することで自然とその雰囲気やマナーを身体が覚えていきます。
日常の何気ない部分にそこで体験したものはきっとプラスに働いてきます。
若いから「気楽な安いお店がいい」「もったいない」という声もありますが、今という時間はこれからの人生で一番若く今しかない貴重な時間ですし経験が残りの人生の充実度を左右します。
行ってみたいけどどこがいいか分からないならばぜひお声掛けください。
老舗バー、高級レストラン、高級クラブどこでもお付き合いしますよ。
実費ですが(笑)
紳士の時間を嗜めば、人としても男としてもきっと一皮むけるはずです。